これまで、日本株よりも優れている米国株の様々な魅力をお伝えしてきました。
【米国株の様々な魅力】
- 世界の名だたる企業へ投資が可能
- 歴史的に上昇を続けている
- 高配当銘柄が多い
- 市場規模の大きく成長性の高い企業が多い
- 1株からの少額投資が可能
そんな米国株へは、実は投資未経験者や株式投資に興味がない人にこそメリットがあると感じています。今回は、なぜ投資経験の浅い人も米国株への投資が良いのかお伝えしたいと思います。
株式投資、そもそも投資なんて興味がない思っている方、あと少しだけ読み進めてみてください。
米国株を買い続けて損をした人はいないから投資初心者も安心
米国株の最大の魅力は、上昇を続けていることではないでしょうか。つまり、投資を続けていて、途中で損をしてしまうことはあっても、継続していれば利益になるといえます。
つまり、どんな人でも米国株を買ってほったらかしにしていれば投資資金が増えているということです。
ある有名な話をしましょう。ロナルド・リードという個人投資家がいました。彼は月収が30万円を超えたことがない、いわゆる低所得者でした。そして、彼が株式投資を始めた年齢は37歳。少し遅いのではないかと思う人も多いでしょう。そんなロナルド氏が92歳で亡くなった際には、なんと9億円を越える資産があったといいます。
仮に投資を始めてから亡くなるまでの55年間、毎月30万円貯金していったとしても2億には届きません。しかも、初期投資は100万円だったといいます。株式投資で何倍もの値上がり益があったからに間違いないでしょう。
その他にも、有名な例は非常に多いのですが、近年のアメリカの話をしましょう。
ロビンフッドという投資初心者向けの投資アプリが流行っているのですが、新型コロナウイルスによる大暴落で、投資を始めるユーザーが1000万人以上増加したそうです。
彼らはロビンフッターと呼ばれ、時に市場に影響を与える存在になっています。
とある20歳の女性は、0歳の子供がおり休業中。2020年4月から子育てをしつつロビンフッドで株式取引デビューしました。
最初の投資資金は1500ドルで、ネットフリックスやテスラに投資しました。それは2週間で2000ドルになり、8月には6倍以上となる1万ドルにまで増えたそうです。もちろん、その強い上昇相場がずっと続くわけではないですが、米国株であればそれだけの成長余力があるという良い例です。
米国株投資の魅力を探る!現金と米国株の比較
では、これまでに米国株に投資しておいたらどうなったのか、いくつか例を挙げながら説明していきます。シュミレーションを行うつもりで、読んでみてください。
まずは、米国を代表する株価指数であるNYダウと新興市場であるナスダックチャートを振り返っておきましょう。
◆NYダウ(青色)とナスダック(赤色)の比較チャート
NYダウが横ばいに見えますが、この18年間で275%の上昇となっています。新興銘柄の指数であるナスダックの上昇は凄まじく1300%以上の上昇となっています。個別株でなく、株式指数でここまで上昇することは世界を見渡してもあまり多くないでしょう。ちなみに、この期間でマイクロソフトは9倍以上(配当を入れると約10倍)になっています。
なお、NYダウの配当利回りはおよそ2.5%ですので、実際に投資を行っていればこれ以上のパフォーマンスを得られることになります。
米国株は金融危機にも強く、2008年には100年に一度の金融危機と呼ばれたリーマン・ショックがありましたが、その下落幅をかき消すほどの上昇を演じていることが分かります。
では、実際に投資を行った場合のシュミレーションをしていきましょう。投資に回す資金は、ボーナスなども含めて無理がない金額は毎月3万円程度でしょうか。
初期投資は100万円を用意するパターンもシュミレーションしておきましょう。
運用は、投資出の利益を再投資する複利運用で計算します。
最低限これだけは利益が出せるだろうという安定運用と、これまでの実績を元にした標準運用のふたつパターンを用意しました。
◇安定運用パターン
株式の値上がり益、税金、配当金、インフレなどを加味し、最低でも達成しそうな運用利回りは年間3%程度でしょう。これは、非常に保守的な数字となります。
●運用金額:毎月3万円
●パフォーマンス:年間3%
年数 | 元本 | パフォーマンス(3%) |
1年目 | 360,000円 | 10,800円 |
2年目 | 730,800円 | 21,924円 |
3年目 | 1,112,724円 | 33,382円 |
4年目 | 1,506,106円 | 45,183円 |
5年目 | 1,911,289円 | 57,339円 |
10年目 | 4,126,997円 | 123,810円 |
20年目 | 9,673,335円 | 290,200円 |
30年目 | 17,127,150円 | 513,814円 |
毎月3万円を30年間積み立てると、元本は1080万円です。
投資での利益は約500万円ほどあります。
◇標準パターン
初期投資費用は100万円を用意します。NYダウの平均上昇率である7%を基準とします。厳しいように思うかもしれませんが、ナスダックの上昇を考えると、これでも保守的なシュミレーションではないでしょうか。
●初期投資:100万円
●運用金額:毎月3万円
●パフォーマンス:年間7%
年数 | 元本 | パフォーマンス(7%) |
1 | 1,360,000 | 1,455,200 |
2 | 1,720,000 | 1,942,264 |
3 | 2,080,000 | 2,463,422 |
4 | 2,440,000 | 3,021,062 |
5 | 2,800,000 | 3,617,736 |
10 | 4,600,000 | 7,289,247 |
20 | 8,200,000 | 19,661,148 |
30 | 11,800,000 | 43,998,550 |
30年後には積み立てた総額1,180万円に対し、運用結果は約4,400万円と3.7倍にもなっています。10年でおよそ2倍になっているのですが、ナスダックであれば初期投資の100万円だけで10年で12倍にもなっているのです。
こうして考えてみると、老後の2000万円問題など、米国株で全て解決どころか倍返しで返ってくるということが分かります。
株式投資未経験、初心者におすすめの金融商品とは?
株式投資、投資そもそもが未経験者の方におすすめの金融商品は、投資信託です。
通常、配当金を企業から貰うと税金が発生しますが、投資信託であれば非課税のまま再投資が可能となります。投資に掛かる税金は約20%と大きいため、配当金が非課税で再投資ができる投資信託は、複利効果を生かせる金融商品といえます。
米国株は最も安定的に儲かる可能性がある投資商品
また、積み立てNISAであれば毎年40万円まで最長20年まで対象である為、さらに収益を出すことが可能です。
GAFAやFANGMという言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
アメリカを代表する企業群の頭文字を集めた言葉ですが、今やそれらの株式の時価総額と日本企業とのものとでは圧倒的な差がついてしまっています。
例えば、米国で最大の企業であるアップルの時価総額は、日本企業の上位32社分にも登ります。また電気自動車メーカーであるテスラの時価総額は、日本の自動車メーカー9社のそれよりも大きいのです。
日本企業は、米国企業に束になっても勝てるわけがないのです。投資の収益も直結することは、言うまでもないでしょう。そうであるならば、米国株への投資で効率より楽して利益をあげる方が賢い投資といえますよね。
日本株に投資をするよりも、貯金をするよりもはるかにリターンが高く、リスクが少ない米国株。投資に興味がない、やったことがない人でもほったらかしで行えるイメージがついたのではないでしょうか。
米国株式投資(アメリカ株式投資)はなぜ初心者におすすめなのか?
投資と言えば、株式投資。その世界最大の株式市場は米国市場です。世界中の大企業の多くは米国であり、経済にスポーツ、医療にエンターテインメントなど、米国はあらゆる分野において世界の中心であり続けています。そんな米国(アメリカ)への投資は魅力的だと思いませんか?
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