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【アノマリー検証】1年の中でベストな米国株の売買タイミングは?

2020-12-14 1 min read
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投資を行っていれば誰しもが少しは「できることなら早く楽に稼ぎたい!」と思う気持ちがあるのではないでしょうか。とはいっても投資に絶対はなく、お金がお金を稼ぐという、いわゆる不労所得からは遠いと感じている人も多いのではないでしょうか。

しかし、過去のデータから米国株の値動きの特徴を知ることで、簡単に利益を出すことができるかもしれません、

着目すべきはアノマリーです。

【代表的な米国株のアノマリー】

  • 1月効果
  • 新年度相場
  • サマーラリー
  • Sell in May
  • 8月末買い12月末売り

今回は、その中でも「10月末買い4月末売り」について検証していきます。

目次 ー Contents

  • 年に1度の取引で8%の利益
  • 米国株の個別株で検証
    • 1.アップル
    • 2.P&G 
    • 3.インテル
    • 米国株のアノマリー検証データのサマリー
  • 米国株のアノマリーまとめ

年に1度の取引で8%の利益

<パフォーマンス検証方法>
1985年から36年分のナスダック、NYダウ、S&P500の月ごとのパフォーマンスを出して、保有期間が6ヶ月の時のパフォーマンスが高い順にみていきます。

今回の検証は、投資期間を1年周期として捉えていきます。

6か月PFナスダックNYダウS&P500Nikkei平均
(ナスダック,NYダウ,SP500)
1-6月7.625.325.683.916.21
2-7月6.165.925.663.575.91
3-8月5.544.764.862.295.05
4-9月4.503.433.450.373.80
5-10月3.611.972.39-1.792.66
6-11月3.802.762.50-1.293.02
7-12月4.494.393.76-0.104.21
8-1月4.643.713.440.393.93
9-2月4.514.253.841.234.20
10-3月4.934.864.382.174.72
11-4月7.856.275.984.126.70
12-5月9.248.157.766.198.38
平均5.584.654.471.764.90
※表では、10月末買い4月末売りを約6ヶ月の投資期間として「11-4月」と記載しています。

6ヶ月パフォーマンス(ナスダック、NYダウ、S&P500の平均)

第1位 11月末買い5月末売り +8.4%
第2位 10月末買い4月末売り +6.7%
第3位 12月末買い6月末売り +6.2%

ワースト 4月末買い10月末売り +3.8%

10月末買い4月末売りは、平均よりも高いパフォーマンスを出しています。6カ月を目途にして投資を始める月としては10月末(11月)は比較的有効と言えます。10月~12月は1年で最もリターンが期待できる投資参入月という結果になりました。

そして表をよくみると、「セルインメイ」の兆候が強い印象を受けるでしょう。「セルインメイ」とは、”夏場は下がりやすいので5月中に株を売ろう”、という相場格言です。

表からも、4-6月に投資を始めた半年間の投資スパンで考えた場合に成績はワースト3位まで占領しています。そのため、10月末買い4月末売りの場合、夏場の投資リターンが低めの期間を避けることができます。

米国株の個別株で検証

では次に、10月末買い4月末売りの有効性が個別株でも見られるのかどうか、代表的なアメリカ株をピックアップして検証していきたいと思います。

1.アップル

最初はアップル(Apple)です。アップルは、言わずもがなiPhoneやMacBookなどヒット商品を連発し世界最大のブランド力を持つ大企業です。株価も革新的な技術提供によって急伸を遂げたアメリカ株の代表的な会社のひとつです。ナスダックに上場しナスダック100、NYダウ工業株、S&P100にも採用されています。

▼アップルの株価日足チャート

2.P&G 

一般消費財の大手で、ドラッグストアに行けば日本でもP&Gの製品が多数置いてあります。NYダウ、S&P100採用銘柄です。

▼P&G株価日足チャート

3.インテル

世界第1位の半導体メーカーで、世界CPU市場ではシェアは約8割を誇ります。こちらもApple同様、ナスダックに上場しナスダック100、NYダウ工業株、S&P100にも採用されています。

▼インテル株価日足チャート


上のデータは、Appleの上場に合わせて1981年から約30年分の株価推移データを使っています。10月~12月以外は特に目立った傾向は少なく、それぞれが独自の値動きをしていますね。

3銘柄の月間リターンがプラス傾向の時は、4月、5月、7月、8月、10月から12月です。特に目立っているのは6月と9月の下落率でしょうか。

例えば、非常に乱高下の激しい銘柄の場合は「10月末買い4月末売り」は6月~9月の不安定な時期を避けるという意味で有効な手段かもしれません。しかし、これを考察するにはもう少し個別株の検証が必要でしょう。

また、6か月間の投資リターンの平均値を見ると、銘柄によって時期が異なることがはっきりします。

6か月PF1.Apple2.P&G3.Intel1~3の平均平均
(ナスダック,NYダウ,SP500)
1-6月11.851.0411.548.146.21
2-7月10.793.028.767.525.91
3-8月14.095.218.489.265.05
4-9月7.736.535.706.653.80
5-10月10.179.463.897.842.66
6-11月10.1910.294.668.383.02
7-12月13.6011.775.8510.414.21
8-1月10.9310.453.798.393.93
9-2月5.608.593.285.824.20
10-3月9.777.335.457.524.72
11-4月3.244.063.183.496.70
12-5月0.951.730.861.188.38
平均9.086.625.457.054.90
※赤色:6か月投資リターンが1位

米国株のアノマリー検証データのサマリー

・主要株価指数では「10月末買い4月末売り」は比較的有効な手法
・主要な個別株であっても、独自の値動きをしている場合がある

米国株のアノマリーまとめ

今回の検証では、10月末買い4月末売りの投資リターンが平均よりも高いのかどうか、そして個別株に当てはまるのかどうか検証していきました。

個別株へ集中投資を行う場合は、その銘柄の過去の値動きを見て判断する方が賢明でしょう。一概には、アノマリーが有効とは言えない部分があります。ただ指数への投資や、バランスの良いポートフォリオを構築することで「10月末買い4月末売り」の投資手法が効いてくる可能性は十分ありそうです。

【アノマリー検証】米国株の8月末買い12月末売りは大きな利益を得られるのか
【アノマリー検証】夏枯れ相場やサマーラリーとは?利益を出すための米国株投資パターンを知る

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