日本株と桁違い!米国株の積み立て投資

これまで、米国株を買い続けていれば利益になるという話をしてきました。それであれば、積み立て投資を行っていれば、安定した利益をあげることができるということになります。

貯金好きな日本人は、毎月コツコツと積み立てを行う投資法方が好きな人も多いようで、自身の性格に合うという人も多いのではないでしょうか。

今回は、米国株の積み立て投資の凄さに関してお伝えします。

インデックスへの積立投資でも年間10%程度のパフォーマンスを実現

米国株へ投資を行うメリット」でも、お伝えしましたが、S&Pへの堅実な積立投資でも、十分に資産を構築することができます。

NYダウの平均上昇率は、年間8%程度あり、配当も平均2.5%程度あります。つまり、過去のパフォーマンスがこのまま継続すると仮定すると、毎年10%程度の資産増加。複利運用を行うと、10年間で20%ほど資産が増加する計算となります。

【毎月3万円積み立てたケース】

10年間で約431万円(元本:360万円)
20年間で約867万円(元本:720万円)
30年間で約1300万円(元本:1080万円)

※シンプルなシュミレーションのため、多少誤差が発生します。

しかしながら、やはりこれは堅実な運用で、もっと夢のある数字を期待している人も多いのではないでしょうか。

米国株の誰もが知っている個別銘柄に積立投資を行った場合を見ていきましょう。

誰もが億万長者になれる可能性がある米国株の積立投資

シミュレーションの条件と期間を分かりやすく設定します。

期間:2000年1月~2020年9月(価格は終値)
金額:毎月1万円
為替レート:1ドル105円(過去20年間の平均的な価格)
配当金:加味しない
手数料:加味しない

※2000年1月以降に上場した企業は、上場月の月末から積立とする

期間が20年としたのは、積立NISAで行える最長期間であること。

金額は分かりやすく1万円としましたが、1万円で購入できない銘柄もあるため、参考値としてご覧ください。

マイクロソフトの株価推移

代表的な米国株といえばマイクロソフトです。2000年はITバブルが崩壊した時期でもありましたが、パソコンのハードウェアでは強みを持っていたため、この時期から購入できた人も多くいるのではないでしょうか。

【シュミレーション結果】

期間:2000年1月~2020年9月
総投資金額:249万円
口座金額:約1447万円
損益:約1198万円
パフォーマンス:581%

アマゾンの株価推移

2020年9月時点で、時価総額が世界トップであるアマゾン。

上場時にも世界中に販路を持ち、音楽や映像、日用品などの様々な商品を販売。2002年にはAWSへの投資により苦境に立たされたものの、以降は事業を拡大しながら着実に成長を続けています。

【シュミレーション結果】

期間:2000年1月~2020年9月
総投資金額:249万円
口座金額:約1億2545万円
損益:約1億2296万円
パフォーマンス:約5000%

アップルの株価推移

MacにiPod、iPad、iPhoneなど、固定ファンの多い商品を世に送り出しており、20年前であっても投資を行えた銘柄ではないでしょうか。

【シュミレーション結果】

期間:2000年1月~2020年9月
総投資金額:249万円
口座金額:約1億8721万円
損益:約1億8372万円
パフォーマンス:約7518%

アルファベットの株価推移

検索エンジンは、昔からグーグルかヤフーかという状況でしたから、上場時から投資を行いやすい銘柄かと思います。

ただし、期待が高かったために、他の銘柄よりもパフォーマンスは劣ってしまいます。

【シュミレーション結果】

期間:2004年8月~2020年9月
総投資金額:194万円
口座金額:約885万円
損益:約691万円
パフォーマンス:約456%

フェイスブックの株価推移

世界中に20万人以上のユーザーを持つSNSを運営。上場時には、非常に話題になりました。こちらも、安定的に成長しているものの、上場時の期待感が高かったせいかアルファベットと同じく他の銘柄よりもパフォーマンスは低くなっています。

【シュミレーション結果】

期間:2012年5月~2020年9月
総投資金額:101万円
口座金額:約334万円
損益:約233万円
パフォーマンス:約330%

ネットフリックスの株価推移

創業時は、オンラインでのDVDレンタルサービス事業。上場時にも、米国内に60万人の会員を抱えるまでに成長しており、もしかしたら買い続けている投資家がいるかもしれません。

取り上げた銘柄のなかで、最大のパフォーマンスとなる90倍を叩き出しています。

【シュミレーション結果】

期間:2002年5月~2020年9月
総投資金額:221万円
口座金額:約2億100万円
損益:約1億9879万円
パフォーマンス:約9095%

P&G(プロクター&ギャンブル)の株価推移

世界を代表する日用品メーカー。増配を続けていることでも知られており、買い続けている投資家は非常に多そうです。

【シュミレーション結果】

期間:2000年1月~2020年9月
総投資金額:249万円
口座金額:約560万円
損益:約311万円
パフォーマンス:約224%

ファーストリテイリングの株価推移

最後に日本の大型銘柄の中で一番パフォーマンスが良かったユニクロなどの衣料品を販売のファーストリテイリングを挙げておきます。

パフォーマンスはグーグルに勝ります。ただし、グーグルの上場時期は2004年のため、単純比較はできず、2016年時のパフォーマンスでは460%と同期間ではほぼ同じ結果となりました。

【シュミレーション結果】

期間:2002年5月~2020年9月
総投資金額:221万円
口座金額:約2億100万円
損益:約1億9879万円
パフォーマンス:約9095%

米国株の積み立て投資~まとめ

トヨタ自動車やソフトバンクグループなど、その他日本を代表する大型銘柄のパフォーマンスはせいぜい2倍程度と、他の米国株のパフォーマンスと大きく差がつく結果となってしまいました。

毎月1万円であれば、誰でも積み立てることができるでしょう。そして、これまでの歴史では、わずか20年でとてつもない利益を得られる可能性があるのです。

誰でも億万長者になることができる可能性を十分秘めている米国株投資。

日本円でコツコツと貯金しているよりも、どれだけメリットがあるか分かりますよね。

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