株価も急上昇!急成長した米国企業10選

米国企業は、大企業であっても巨大なマーケットに成長基盤や政府支援などがあり、日本企業では考えられないような成長率を誇っています。もちろん株価の上昇の連動し、期待が高まると時価総額が数兆円あるような銘柄でも10%以上も上昇する場合もあります。

今回は、時価総額が大きな企業で、急成長した米国企業を10社紹介します。半数以上は多くの人が聞いたことがある企業だと思いますが、どれも近年でも高い成長率を維持し株価も急上昇しています。

テスラ(Tesra)

出所:https://www.tesla.com/

シリコンバレーを拠点に、電気自動車とその関連商品、ソーラーパネルや蓄電池等を開発・製造・販売している企業です。2020年8月末時点において、時価総額は40兆円を超えており、これは日本の主要自動車会社9社を合わせた時価総額よりも上となっています。

これには、テスラはただの電気自動車の会社ではなく、自動運転技術や加速力などの圧倒的技術力の高さや宇宙事業であるSPACEXの上場も期待されています。

また、2020年に安定的な黒字転換期に入り、S&P500への組み入れも期待されています。

◆テスラ(TSLA)の株価チャート

出所:https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-TSLA/

フェイスブック(Facebook)

出所:https://about.fb.com/ja/

世界中に25億人以上のユーザーを持つFacebookや、写真投稿や動画共有サービスであるInstagramなどのSNSサービスを中心に運営しています。

2019年には、独自の仮想通貨・ブロックチェーンであるリブラ(Libra)の構想を発表しました。決済サービスであるFacebook Payも開始。

ユーザー数は未だに10%程度の成長を続けており、売り上げも伸び続けています。

◆フェイスブック(FB)の株価チャート

出所:https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-FB/

アリババグループホールディングス(Alibaba)

出所:https://www.alibaba.com/

中国版アマゾンとも呼べるeコマース企業ですが、クラウドサービスやスマホ決済システムアリペイなどを展開しています。中国人の人口の多さや、同じく人口増加率の高い東南アジアでのeコマースサービスも行っており、今後の安定成長が期待できます。

◆アリババグループ(BABA)の株価チャート

出所:https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-BABA/

エヌビディア(NVIDIA)

高い技術力を持つ半導体メーカーで、ゲームやデータセンター分野で高いシェアを誇ります。2017年には、仮想通貨のマイニングマシンという特需が発生しました。

人工知能(AI)や自動運転技術の市場規模の拡大を考えると、まだまだ成長余地はありそうです。

◆エヌビディア(NVDA)の株価チャート

出所:https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-NVDA/

アドビシステムズ(Adobe)

出所:https://www.adobe.com/jp/

フォトショップやイラストレーターなど、Webデザインや動画編集には欠かせないソフトを販売、サブスクリプションしている企業。創業は1982年とここに挙げている企業の中では歴史がありますが、世界標準となっているソフトを提供していることもあり、サブスクリプション収入が90%以上を占めています。急激に増え続けているYouTubeでの編集にも使われており、今後も安定成長が期待できます。

◆アドビシステムズ(ADBE)の株価チャート

出所:https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-ADBE/

セールスフォースドットコム(salesforce.com)

出所:https://www.salesforce.com/jp/?ir=1

企業向けに顧客関係管理、顧客サービス支援、マーケティング支援などのソフトウェアをクラウドで提供。顧客関係管理ソフトウェアでは世界最大であり、2位のオラクルを大きく引き離しています。新型コロナウイルスの影響で、提供しているサービスの急激な需要が拡大しており、2020年8月31日からNYダウ指数への採用となりました。

◆セールスフォースドットコム(CRM)の株価チャート

出所:https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-CRM/

ザ・トレードデスク(The Trade Desk)

出所:https://jp.thetradedesk.com/

デジタル広告の購入者のためのプラットフォームを提供。ネット広告市場は拡大する一方であり、より効率的で成果の高い広告運用が求められている時代です。同社のサービスは、透明性の高い入札機能に加え、ユーザー動向の詳細まで分かる分析レポートを提供。リアルタイムで広告の価格設定を行い、フォーマットや表示端末に対してAIにより最適化配信を行うという強みがあります。

◆ザ・トレードデスク(TTD)の株価チャート

出所:https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-TTD/

オクタ(okta)

出所:https://www.okta.com/jp/

企業向けのID管理クラウドサービスを提供。業績は毎年ほぼ倍々ゲームで成長しており、株価はすでに10倍以上になっています。新型コロナウイルスの影響で、その成長はさらに加速。一度オクタを導入した企業が他のサービスを利用する可能性は低いことから、継続率は非常に高く安定したストック収入を得られるサブスクリプションモデルであるといえます。

◆オクタ(OKTA)の株価チャート

出所:https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-OKTA/

ルルレモン・アスレティカ(LuLulemon Athletica)

出所:https://www.lululemon.co.jp/ja-jp/home

カナダ発のフィットネスから普段着にも使えるお洒落で快適な着心地のヨガウェアを中心に、ランキングやトレーニングウェアなどの衣料品ブランド。北米を中心に世界で約490店舗を展開しており、ヨガブランドの地位を確立。高品質かつ低価格のブランドでは、ユニクロやワークマンが成功しており、ルルレモンにも同じことが言えそうです。

◆ルルレモン・アスレティカ(LULU)の株価チャート

出所:https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-LULU/

スラックテクノロジーズ(Slack Technologies)

出所:https://slack.com/intl/ja-jp/about

ビジネス向けのチームコミュニケーションツールを提供。APIを公開しており、グーグルなどのサービスと連携も可能で、その利便性の良さから、開発者からの信頼は厚い。かつては、アマゾンやマイクロソフトも買収提案を行ったほどです。2018年にはわずか50万人だった全世界の同時接続ユーザー数は、2020年3月時点には1250万人。150各国以上で利用されており、日本では世界で2番目のユーザー数を誇っています。

◆スラックテクノロジーズ(WORK)の株価チャート

出所:https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-WORK/

まとめ~急成長している米国企業を見逃すな

日本では、時価総額が数兆円の企業は成長余力やペースが乏しいと思われがちです。それは、市場規模の小ささや販路が国内のみという壁があるからです。しかし、米国企業であれば、米国だけでも市場規模は2倍以上あり、Webサービスであれば10倍以上も考えられます。それは、テスラやフェイスブックの株価を見れば明らかでしょう。

新しい技術やサービスが登場したときには、米国にはどんな企業があるのか調査することが、米国株への投資には欠かせない、またお宝銘柄の発掘につながるのかもしれませんね。

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