CFD取引とは?CFD取引初心者入門

CFD
目次

初めてでもわかるCFD取引とは?

CFD取引は現物資産を保有することなく、価格の変動で利益を目指す差金取引が前提になります。CFD取引に必要な投資資金は証拠金を担保に取引をするためわずか1万円程度から。

投資初心者の方でも始めやすい金融商品かもしれません。少ない元手で世界中の株価指数、外国株式、金・原油のような商品など、様々な資産に投資することができます。

CFD取引はグローバル市場における株式、株価指数、コモディティ(金・原油など)多様な資産クラスの取引を圧倒的な銘柄数で、多くの銘柄が24時間取引が可能です。

また、CFD取引は買い取引からだけではなく、売り取引からもスタートすることもできるため、相場が上昇しても下落しても利益獲得のチャンスがあります。

CFDでマーケットテーマに即した旬な銘柄や資産クラスを見つけ出し、投資やトレーディングの幅を広げ、収益機会の拡大を目指してみてはいかがでしょうか?

CFD取引とは?

投資家やトレーダーの間で人気が沸騰しているのがCFD(シーエフディー)です。CFDとは“Contract For Difference”の頭文字を取った略語になります。CFD 取引はFX取引と同じように予め証拠金を証券会社に預託し、取引対象商品の現物の受渡しはせず、新規決済の価格差による売買差損益のみを受払いする取引です。

CFD取引の基本を知る

価格が下落しても利益をあげることができる

CFD取引はすでに一般的になっている金融商品であるFX取引と同じように、現物資産を購入することなく、売り買いの価格差で利益を目指す差金決済を前提にしています。またCFD取引は世界中の金融資産(為替、世界中の株価指数、米国株や日本株、中国株など)に投資、トレードができる金融商品で買いからだけでなく売り(空売り)からも取引をスタートできます。

買った価格よりも上がったところで決済すれば利益、売った価格よりも下がったところで売れば利益になります。この逆の場合は損失になります。

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CFD取引の特長

CFD取引は豊富な取扱銘柄があるため、世界中のあらゆる銘柄(アセット)を投資チャンスに変えることができ、世界中のマーケットで24時間、利益をあげるチャンスが圧倒的に広がるのでおすすめです。

CFDの取引時間

CFDでは株価指数と商品銘柄の多くのがほぼ24時間取引を行うことができます。例えば株価指数であれば、市場が開いている時間はもちろん、株価指数先物が取引されている時間よりも長い時間、取引ができます。取引時間が長いということはそれだけ利益獲得のチャンスが増えるということにもなります。

CFDの取引銘柄

CFD取引は株式や株価指数、コモディテイ、債券、ETFなど世界中のさまざまな資産クラスを取引することができる金融商品です。※証券会社により異なります。

CFDで取引できる銘柄の価格“原資産価格”とは

「原資産」と「原資産との関係」について簡単に説明いたします。例えば、CFDで取引できる日経平均株価CFDは、日経平均株価と連動し同じ値動きになります。NY原油CFDであればNY原油の価格に連動しています。このように、先物取引やオプション、スワップなどデリバティブ取引の対象となる資産を「原資産」といいます。CFD取引はこの原資産の価格と連動し、その価格変動分のみを取引する金融商品です。

マージンコールとロスカット

CFD取引の損失リスクを限定するための仕組みに関してお伝えします。CFD取引は、株式やFXなどと同様に元本保証の商品ではありません。また、少額で大きな取引ができるため、市場が予測と反対方向に動いた場合にはレバレッジ効果により損失が大きく膨らむ可能性があります。

CFD取引にはそのような損失リスクを限定するための損失を限定する注文方法、資金管理の仕組みが提供されています。①ストップ注文②マージンコール③強制ロスカットがこれにあたります。

①ストップ注文

ストップ注文は逆指値注文ともいわれます。ストップ注文は、今より高い価格になれば買う、より安い値段になれば売る、という注文方法です。相場が予測と違った値動きになった際、損失の管理、損失の拡大を防止する必要があるため、CFD取引では一般的な注文方法で重要な資金管理方法のひとつです。

②マージンコール

CFDでは、少ない資金で大きな取引ができます。そのため、損失が膨らんでしまうと、CFD口座にある資金、いわゆる証拠金が取引を続けるために必要な最低証拠金額を下回ってしまう場合があります。

マージンコールは、口座の証拠金額がポジションを保有し続けるために必要な最低証拠金額を下回っていることを投資家に通知し、口座内の証拠金が最低証拠金額を維持するように、積み増しを要求する制度をいいます。資金を積み増す場合、ポジションは保有し続けることができます。一方、積み増しを行わない場合、投資家のポジションは強制決済され、損失が確定されます。

③強制ロスカット

マージンコールを受けた後に、さらなる損失の拡大を未然に防ぐため、発注中の約定していない注文のキャンセルと保有ポジションを強制的に決済する制度のことをいいます。証券会社により異なりますが私がCFDをメインで取引しているIG証券では、①通常の強制ロスカット、②東京正午ロスカットの2種類の基準を設けています。

CFD取引と現物取引、先物取引の違い

次にCFD取引が現物取引や先物取引とどう違うのか、株式取引を例として説明いたします。

株式の現物取引と株式CFDの違い

まず日本株を例に現物取引と株式CFDの違いを比較します。主な違いは、取引に必要な金額、株主優待、そして取引できる銘柄の数です。

日本株の現物取引であれば、単元という最低取引株数があり、基本的に100株単位でしか取引を行うことができません。しかし株式CFDであれば1株などの小さな単位から購入することもできます。

また株式取引で信用取引を活用している人は多いのではないでしょうか。日本株の信用取引では、口座資金の最大約3.3倍の取引を行うことができます。一方、株式CFDでは、最大レバレッジ5倍で同じ銘柄の取引を行うことができます。

日本株を1株から取引することができ、さらに個別銘柄を現物株式よりも少額で取引することができるため、資金効率は株式CFDの方が高いといえます。ただし、レバレッジ効果により市場が予測と反対に動くと損失も拡大するので、リスク管理と資金管理には十分に注意する必要があります。

株式CFDで株主優待と配当金はどうなるの?

日本株で1000社以上が採用している株主優待は、株式CFDではもらうことはできません。ただし、配当金相当額は付与されます。

CFD取引の始め方とやり方

CFD取引はFX取引と同様にCFD取引が取引できる証券会社に口座をもつ必要があります。取引できる証券会社はFX取引 で馴染みがあるネット証券会社が多いです。

基本的な取引ルールはFX取引と同じようにレバレッジ(株価指数の場合は上限10倍)をかけられ、買いからでも売りからでも始めることができます。日経平均株価やNYダウなどの株価指数や金や原油などの商品、その他あらゆる銘柄が取引できます。

各銘柄の最大レバレッジ

*為替(FX)もCFDの中のひとつの銘柄です。

CFD取引とFX取引の共通点

CFD取引はFX取引と非常に近い感覚で取引できますので、初めての初心者の方でもそんなに迷うことなく始めることができると思います。共通点と違いをあげてみます。

共通点  ・レバレッジをかけて資金効率高く取引ができる
・下落局面でも売りから入って利益を得ることができる
相違点・最大レバレッジは銘柄ごとに違う
・取引する銘柄によりポジション保有時に金利に相当するコスト(ファンディングコスト)を払う必要がある。FXのマイナススワップのようなもの)。

CFD取引と株の信用取引の違い

株の信用取引は日本の取引所に上場されている個別株のみ取引しか取引できませんが、CFD取引は日本の個別株、アメリカ・欧州・中国など世界中の外国株、株価指数、商品先物など幅広い銘柄が取引できます。
信用取引は取引所取引なのに対してCFD取引は相対取引です。価格はCFD取引を提供している証券会社が、世界中の取引所や証券会社が提示している現物価格を参照して、価格生成を行い投資家に価格提示しています。

CFD取引で必要な投資資金は?

CFD取引にかかる投資金(証拠金)を見てみましょう。必要な最低証拠金は銘柄によって異なっており数百円~数万円です。

CFD取引で人気の銘柄の投資金(最低必要証拠金)

GMOクリック証券のCFD取引の場合

原油約1,200円
日経225約20,000円
米国30(NYダウ)約25,000円
米国NQ100(NASDAQ)約91,000円
米国S500(S&P)約30,000円
※最低必要証拠金額は2020年4月の平均値となります(GMOクリック証券調べ)。
※最低必要証拠金額は相場の状況や為替レートにより変動します。

CFD取引で人気の銘柄

GMOクリック証券のCFD~2021年6月CFD売買代金ランキングをもとにCFD投資家が取引をしている人気銘柄をご紹介します。

総合ランキングでは「米国NQ100」が首位となり、「日本225」「原油」が続きました。

バラエティCFDランキングはいわゆるVIX指数「米国VI」が首位、外国株CFDランキングでは「テスラ」が首位となっています。

CFD取引全銘柄の売買代金ランキング上位5位

1位 米国NQ100
2位 日本225
3位 原油
4位 金スポット
5位 米国30

バラエティCFDの売買代金ランキング上位5位

1位 米国VI
2位 米国VIブルETF
3位 米国VIベアETF
4位 金ブル2倍ETF
5位 米国30ブル3倍ETF

外国株CFDの売買代金ランキング上位5位

1位 テスラ
2位 Amazon
3位 マイクロソフト
4位 Alphabet(旧Google)
5位 Apple

個別株より米国や日本の株価指数、金原油などの商品先物のほうが値動きを予想しやすい局面が多々あります。相場の局面局面でCFDが取引できる口座を用意し世界の株価動向にも常に目をむけ、チャンスを逃さないようにしましょう。

CFD取引が利用できる証券会社

CFD取引が取引できる各証券会社とも取引ツールや情報配信サービスを無料で提供し、顧客満足度を高める企業努力をしています。また取引ができる銘柄も様々。世界中のマーケットをチャンスに変えるためには、証券会社の選択は個人投資家にとって、一番最初に訪れる大切なプロセスです。

おすすめ! CFD取引が利用できる国内ネット証券口座

GMOクリック証券 

CFD取引を始める投資家のほとんどが最初に口座開設をする。CFD取引やFX取引で有名な総合ネット証券会社。取引コストは業界最安水準を誇ります。初めてCFD取引を始める投資家向けのCFD口座の登竜門です。

IG証券 

ロンドン証券取引所に上場する総合金融サービス企業IGを親会社に持つ、日本のCFDリーディングカンパニー。取扱い銘柄数は国内最多の12,000銘柄以上。本格的にCFDを取引したい方、中上級者まで満足のいくCFD口座です。

楽天証券

CFD取引やFX取引以外にも株式投資、先物、ETFなどあらゆる金融商品の取引が可能な総合ネット証券会社。世界中の投資家に人気の高機能取引ツールMT4で取引が可能。

CFD口座選びの3つのポイント

スマホアプリの使いやすさ

24時間いつでも取引できるのが魅力のCFD取引だからこそ、スマホアプリが使いやすいかどうかは大切なポイントです。サラリーマンの方なら外出中や仕事中、主婦の方なら家事の合間など隙間時間でちょこちょこ快適に取引できる環境が重要です。

取引できる銘柄が豊富

ひとつの口座で世界中の株価指数と個別株、為替、コモディティーがワンストップに投資できるのもCFD取引の魅力。世界中のマーケットをチャンスに変えるため取引できる銘柄が豊富なことも重要です。

高性能な取引ツール

CFD取引でも取引ツールは重要です。トレード成果に直結するものだけに、徹底的にこだわるべきポイントです。価格の見やすさ、チャートのカスタマイズ性、スピーディーな発注が可能かなど高性能なツールも重視するべきでしょう。

わかりやすい!CFD取引のやり方と始め方

CFD取引は金融派生商品(デリバティブ)の一種で、現物資産の売買や保有を伴わずに金融商品の差額のみを決済する取引のことです。「Contract For Difference」の略語で、日本語では「差金決済取引」と訳されます。

CFDで取引できる銘柄をご紹介

CFD取引では、株価指数や商品、VIXやREITなどの金融商品の他、個別株など様々な銘柄を原資産としてレバレッジを掛けて取引することができます。世界中の金融商品にアクセスし投資機会を得ることがCFD取引の大きなメリットといえます。今回は、そんなCFDで取引することのできる銘柄を紹介いたします。

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