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IPO(新規公開株)おすすめネット証券会社【ベスト15】当選率を上げる戦略も大公開

Published: 2023-06-27 | Updated: 2025-07-10 2 min read
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この記事のポイント

  • おすすめはSBI証券と楽天証券
  • 当選率を高めるならSBI証券の「IPOチャレンジポイント」
  • IPO投資は簡単なわりに利益が大きい
  • IPO株の売買は3ステップで完結する

「IPO投資はどこの証券会社がおすすめ?」
「IPOに当選しやすい証券会社の口座を開設したい」

IPO(新規公開株式)は、抽選に当選すれば儲かる確率が非常に高く、投資家に人気の株式投資です。ただし、IPOに当選しやすい証券会社から応募しなければ、IPO株の恩恵は、なかなか受けられません。

近年では、大手の証券会社だけではなく、ネット証券会社のSBI証券がIPOの主幹事証券会社になり、他のネット証券会社のIPO取扱実績数も伸びてきています。IPO投資では、リスク管理ができていれば大きな損失は少なく、むしろ利益が出ることの方が多くなっています。

まずはIPO株の抽選に当選しなければ話は進まないため、当選しやすい証券会社で口座を開設して、IPO投資の楽しさを感じてみましょう。

IPOにおすすめの証券会社ランキングはこちら

目次 ー Contents

  • IPOのおすすめ証券会社の比較一覧
    • 証券口座開設数で比較
    • IPO取扱実績で比較
    • 主幹事数で比較
    • 抽選方法で比較
    • 事前入金で比較
  • IPOにおすすめの証券会社ランキング
    • 第1位:SBI証券
    • 第2位:楽天証券
    • 第3位:マネックス証券
    • 第4位:松井証券
    • 第5位:野村證券
    • 第6位:岩井コスモ証券
    • 第7位:SBIネオトレード証券
    • 第8位:SMBC日興証券
    • 第9位:auカブコム証券
    • 第10位:岡三オンライン
    • 第11位:LINE証券
    • 第12位:三菱UFJモルガン・スタンレー証券
    • 第13位:DMM.com証券
    • 第14位:大和証券
    • 第15位:大和コネクト証券
  • IPOの抽選に当たりやすい証券会社の選び方【5選】
    • ①「証券口座開設数」を確認する
    • ②「IPO取扱実績数」を確認する
    • ③「IPOの主幹事数」を確認する
    • ④「IPOの抽選方法」を確認する
    • ⑤「IPOの事前入金」を確認する
  • IPOの当選確率を上げるための戦略法
    • 戦略① 多くの証券会社から申し込む
    • 戦略② IPOチャレンジポイントを貯めて使う
    • 戦略③ 抽選の時間差を活用して抽選回数を増やす
  • IPOに当選したいなら「主幹事証券会社」が狙い目!
  • 【3ステップ】証券会社でIPO株を売買する方法
    • ステップ1:IPOにおすすめの証券会社で証券口座を作る
      • STEP① 口座開設申込をします
      • STEP② 本人確認書類の提出 
      • STEP③ 口座開設完了通知の受取り
      • STEP④ 初期設定
    • ステップ2:IPO株の抽選情報を調べ応募する
    • ステップ3:証券会社で抽選に当選したらIPO株を売る
  • IPOや証券会社に関するQ&A
    • IPO投資初心者におすすめの証券会社はある?
    • IPOの投資にリスクはある?
    • IPOのBB申込みってなに?
    • IPO投資をするのに必要な資金はどれくらい?
    • IPOに当選した株を売るタイミングはいつ?
    • IPO株当選後に購入申込みを忘れた場合どうすればいい?
  • 【まとめ】IPOは証券会社選びから始めよう

IPOのおすすめ証券会社の比較一覧

IPOとは、証券取引所に上場する際に発行される新規公開株式を指します。

ここでは、IPO(新規上場株式)の投資を始める人が、取引証券会社を選ぶ際に確認する5つの項目で、各証券会社の比較一覧を作成しました。

  • 証券口座開設数 
  • IPO銘柄の取扱実績数
  • 主幹事数
  • 抽選方法
  • 事前入金の有無

それぞれの項目を比較することで、証券会社選びの際に、どんなことで参考になるのかを解説します。

証券会社証券口座開設数 (2023年)IPO 取扱実績 (2022年)主幹事数 (2022年)抽選方法 (2023年)事前入金 (2023年)
SBI証券ロゴ
公式サイト
グループ合計1000万89社12社平等抽選
ポイント抽選
必要
楽天証券のロゴ
公式サイト
900万65社0平等抽選必要
マネックス証券ロゴ
公式サイト
222万61社0平等抽選必要
松井証券ロゴ
公式サイト
144万54社0平等抽選不要
野村證券535万39社11社平等抽選不要
岩井コスモ証券34万37社0平等抽選不要
SBIネオトレード証券―22社0平等抽選
ステージ制
不要
SMBC日興証券383万47社23社平等抽選
ステージ制
必要
auカブコム証券154万23社0平等抽選必要
岡三オンライン40万37社0ステージ制不要
LINE証券100万10社0平等抽選必要
三菱UFJモルガン・スタンレー証券123万26社0平等抽選必要
DMM.com証券77万12社0平等抽選不要
大和証券303万42社17社平等抽選必要
大和コネクト証券―42社0平等抽選必要
※2023年6月13日現在

証券口座開設数で比較

証券口座の開設数は、証券会社選びにおいて大切なバロメーターの1つで、多くの人がその証券会社を選んでいるということは、その会社が社会的に信頼されている証です。

また、多くの人がその証券会社で取引をすることにより、株式やその他の金融商品などの売買手続きの流動性が高くなり、頻繁に取引をする人にとっては重要な要素です。

さらに、証券口座開設数が多い証券会社の場合、インターネット上でその会社の評価や感想を見つけやすくなります。

これは、その会社の良い点や悪い点、提供しているサービスの特徴、取引環境の良さなど、具体的な情報を得るために役立ちます。

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IPO取扱実績で比較

IPOの取扱実績を比較することは、証券会社選びにおいて有用な指標です。

これは、証券会社が取り扱っているIPOの数が多ければ多いほど、投資家は新たなビジネスに投資するチャンスが増えるためです。

とくにIPOは、上場初日に価格が上昇することが多く、大きな利益を生む可能性があります。多くのIPOを取り扱っている証券会社は、一般的にはその業界で信頼されており、その証券会社が長い間誠実に業務をしてきた証です。

大手の証券会社ほど、企業からIPOの取扱を任されることが多いため、その取扱実績は証券会社の地位や信頼性を示しています。

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主幹事数で比較

IPOの主幹事としての役割は、公開会社と投資家の間を取り持つ重要な位置づけであり、その証券会社の信頼性、市場での影響力を示します。

多くの主幹事となった実績がある証券会社は、投資家へ新規公開株式のアクセス機会を増やす可能性があり、これは投資家にとっては非常に有益です。

また主幹事は、新規公開株式の全プロセスを管理することから、新規公開株式の詳細な情報を早期に入手できる可能性があり、それが顧客にとって有利に働く場合があります。

それらの情報は、投資家が投資の決定を下す際に役立つ有益な情報となる可能性があるため、主幹事数の比較は大切です。

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抽選方法で比較

証券会社の抽選方法は、IPOに参加できるチャンスを投資家に表します。

証券会社によっては、参加者全員に公平なチャンスを与える抽選をし、またはより多くの取引をしている投資家に優先的なチャンスを与えることもあります。

IPOの抽選方法は、自分がIPOに参加するチャンスを広げるためには、どの証券会社を選択するかを決める際の重要な情報源です。

IPOの抽選方法に平等でチャンスを提供する証券会社は、投資家から好まれます。

一方、取引が多い人や長く関係を続けている人に優先的なチャンスを与える証券会社もあります。

抽選方法を明確にしている証券会社ほど、投資家からの信頼を得られるでしょう。

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事前入金で比較

事前入金が必要な証券会社では、IPOに応募するためには、先に買付余力がある金額を証券口座に入れておく必要があります。これは、IPOに当選した際に、確実に支払いをするためです。

しかし、このお金は一時的に証券口座に保管され、他の用途には使えません。

一方、事前入金が不要な証券会社では、IPOに当選した後でお金を用意すれば良く、そのお金を他の投資や支出に使うことが可能です。

つまり、IPOの事前入金の有無を比較することで、どの証券会社が自分のお金の使い方や投資のスタイルに最も適しているかを判断できます。

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IPOにおすすめの証券会社ランキング

IPO投資のための証券会社選びには、IPOの優位性や取引手数料の安さなど、選択に必要な要素は数多くありますが、証券会社を選択する際に1番重要なことは、総合的な視点から判断することです。

ここでは、各証券会社のさまざまな要素を徹底的に検証した結果、はじめに口座開設しておくべき証券会社を、ランキング形式で解説します。

あなたがこれからIPO投資をはじめるなら、ランキングを参照していただき、まずはメインの証券口座を作成してみてください。

第1位:SBI証券

SBI証券
出典:SBI証券

SBI証券のココがおすすめ

  • IPOの実績はネット証券では最多のためIPO当選チャンスが多い
  • 当選確率が高くなる「IPOチャレンジポイント」サービスがある
  • 2023年度オリコン顧客満足度®調査ネット証券第1位獲得
  • サポートは「問合せ窓口格付け」「Webサポート格付け」で最高評の三ツ星を獲得

▶︎SBI証券の基本情報

おすすめ度★4.8点
証券口座開設数1000万件(2023年6月現在) SBIグループ合計件数
IPO取扱実績89件(2022年)
主幹事数12社(2022年)
抽選方法平等抽選・ポイント抽選
事前入金必要

SBI証券は日本の大手オンライン証券会社です。

2022年には上場した全91社のうち89社のIPO株を取り扱ったという強みを持っており、その取扱比率は約98%と非常に高く、ネット証券会社の中では最も多くのIPO株を扱っています。

また、SBI証券には「IPOチャレンジポイント」という独自の制度があり、IPOの抽選に申し込んだ際に当選しなかった場合に得られるポイントで、貯めたポイントは次回以降のIPOの当選確率を高めるために使われる独自の抽選制度があります。

出典:SBI証券

IPO投資に興味がある人や、すでに投資を行っている人にとっては、その取扱IPO数の多さと「IPOチャレンジポイント」の存在が大きな魅力となる証券会社です。

口座開設数も多く、2023年6月時点で1,000万口座以上を有しています。投資をしている人なら誰もが知っているため安心感は抜群です。

顧客満足度やサポート体制もしっかりとしているため、初心者でも安心して取引ができます。

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第2位:楽天証券

楽天証券LP
出典:楽天証券

楽天証券のココがおすすめ

  • IPOの実績が増加傾向にあり当選チャンスが増えている
  • 取引するたびに楽天ポイントが貯まる
  • 楽天ポイントを使って投資ができる

▶︎楽天証券の基本情報

おすすめ度★4.7点
証券口座開設数900万口座(2023年6月現在)
IPO取扱実績65件(2022年)
主幹事数0件(2022年)
抽選方法平等抽選
事前入金必要

楽天証券は、年々IPO株の取扱い数が増加しており、2022年には65社のIPOを取り扱いました。この取扱数は、過去の実績と比較しても大幅に上昇しており、楽天証券がIPOに注力していることが分かります。

また抽選方法には特徴があり、銘柄ごとに申し込み上限数が設けられています。

これは全ての投資家に対して平等なチャンスを提供するための方法で、取引実績や預けている資産額に関係なく誰もが当選する可能性があります。

また、楽天証券はIPOだけでなく、株式投資や投資信託などのさまざまな金融商品を取り扱っており、特定の商品を扱っていない他の証券会社と比較しても選択肢が広いことが特徴です。

さらに、楽天証券では取引ごとに楽天ポイントが付与され、これらのポイントは1ポイント=1円として、銘柄購入に活用できます。

楽天証券はIPO投資を始めとする株式投資に興味がある人や、ポイントサービスを活用したい人にとっては魅力的な証券会社であり、口座を持っておきたい証券会社です。

楽天証券の口座開設(公式サイト)はこちら

第3位:マネックス証券

マネックス証券のLP
出典:マネックス証券

マネックス証券のココがおすすめ

  • IPOの実績はSBI証券や楽天証券に続き3位
  • 外国株の取扱数が他社よりも豊富
  • NISA口座でIPOの抽選に応募できる
  • IPOでは応募と当選後の購入の際も手数料は無料

▶︎マネックス証券の基本情報

おすすめ度★4.6点
証券口座開設数222万口座(2023年6月現在)
IPO取扱実績61件(2022年)
主幹事数0件(2022年)
抽選方法平等抽選
事前入金必要

マネックス証券は、2022年に61社のIPO株を取り扱っており、SBI証券や楽天証券に次ぐ成績を上げています。

しかし、口座開設数はSBI証券や楽天証券と比較して700〜800万口座少ないため、IPO当選を競うライバルが少なく、穴場的な魅力があります。

マネックス証券では、1口座につき1票の平等抽選をしており、実績や預けられている資産額に関係なく投資家全員のIPO投資が可能です。

また、外国株の取扱数が他の証券会社よりも多く、円から米ドルに両替する際の手数料が無料という特徴を持っています。

これらの特徴から、IPO投資を始めとする株式投資に興味がある方や、外国株投資を考えている方にとってマネックス証券は魅力的な証券会社と言えます。

マネックス証券の口座開設(公式サイト)はこちら

第4位:松井証券

松井証券
出典:松井証券

松井証券のココがおすすめ

  • 主幹事数が多い証券会社
  • 事前入金が不要でIPO抽選に応募できる
  • 売却時の手数料が安い

▶︎松井証券の基本情報

おすすめ度★4.5点
証券口座開設数144万口座(2023年6月現在)
IPO取扱実績54社(2022年)
主幹事数0社(2022年)
抽選方法平等抽選
事前入金不要

松井証券は、IPOを積極的に取り扱う証券会社で、2022年には54社のIPOを取り扱いました。

特徴として、事前に入金せずにIPOに応募でき、当選後に資金を用意すればいいというシステムで、これにより資金の効率性が向上します。

また、完全平等抽選が設定されており、IPOの当選確率を上げるサブ口座として使用するのがおすすめです。

手数料は基本的に無料で、特に売却時にかかる手数料は50万円未満の取引であれば0円です。さらに、NISAの口座からもIPOへの応募が可能。

松井証券は、長年の投資経験と実績を活かし、特に投資初心者向けの充実したサポート体制を提供しています。

特にIPO投資を始めたい人や初心者投資家、そして手数料をおさえたい方にとって、魅力的な証券会社と言えます。

松井証券の口座開設(公式サイト)はこちら

第5位:野村證券

野村證券

野村證券のココがおすすめ

  • オンラインと店頭対面式の2つで取引ができる
  • IPOの取扱実績数が多く、主幹事数も多い
  • IPO応募の際に、事前入金が不要

▶︎野村證券の基本情報

おすすめ度★4.4点
証券口座開設数535万口座(2023年6月現在)
IPO取扱実績39社(2022年)
主幹事数11社(2022年)
抽選方法平等抽選
事前入金不要

野村證券は、オンライン取引と対面取引の二つのコースを提供しています。

オンライン取引は自分で即時発注が可能で手数料も比較的安い一方、対面取引では担当者と相談しながら取引が行え、さまざまなサポートを受けられる分、手数料が高めで発注までのタイムラグがあるという点に注意が必要です。

また、野村證券は取扱商品の種類が豊富で、ライフプランに合わせた資産運用のトータルサポートも提供しています。

IPOの主幹事になることが多く、取り扱うIPOの数も多いため、IPO狙いの投資家にとって大きなメリットがあります。

特に、前受金が不要でIPOに申し込めるため、資金が少ない人でも多くのIPOに申し込むチャンスがあります。

野村証券の口座開設(公式サイト)はこちら

第6位:岩井コスモ証券

岩井コスモ証券

岩井コスモ証券のココがおすすめ

  • IPO株の取扱実績数が多い
  • 取引手数料は業界最安値水準
  • 米国株の投資をお得に始められる

▶︎岩井コスモ証券の基本情報

おすすめ度★4.3点
証券口座開設数34万口座(2023年6月現在)
IPO取扱実績37社(2022年)
主幹事数0件(2022年)
抽選方法平等抽選
事前入金不要

業界でもトップクラスに多いIPO株の取扱銘柄数を誇り、口座開設者全員に対して平等な抽選機会を提供している岩井コスモ証券。

そのため、当選率は他社の証券会社よりも高く、情報収集力に優れたアナリストが提供する無料のレポートを利用できます。

また、オンラインの入出金サービスが充実しており、主要銀行からリアルタイムで無料送金が可能です。出金は翌日・翌々日に反映され、利用可能時間は平日の5時30分〜3時30分となっています。

これらの特長から、岩井コスモ証券はIPO投資に興味がある方や頻繁に入出金をする人にとって、特におすすめの証券会社です。

岩井コスモ証券の口座開設(公式サイト)はこちら

第7位:SBIネオトレード証券

SBIネオトレード証券
出典:SBIネオトレード証券

SBIネオトレード証券のココがおすすめ

  • IPO抽選応募には事前入金不要
  • IPO抽選方法は平等抽選とステージ制の2つから選べる
  • SBIホールディングスの子会社のため、IPOの取扱数の増加に期待できる
  • 取引手数料は業界最低水準

▶︎SBIネオトレード証券の基本情報

おすすめ度★4.2点
証券口座開設数―(2023年6月現在)
IPO取扱実績22社(2022年)
主幹事数0件(2022年)
抽選方法平等抽選・ステージ制
事前入金不要

手数料が業界最安水準で、1日に頻繁に取引をしない人や手数料を最小限におさえたい人には適した証券会社といえます。

その手数料は、現物取引だけでなく、信用取引においても無料です。

IPOの抽選方式は、事前入金が必要なく、1人1口の完全平等制のため、資金が少ない初心者投資家でも当選の確率が高めです。

また、IPOの取り扱いを始めたのが2017年と比較的新しく、まだ参入投資家が少ないため、IPOの当選もしやすく、穴場の証券会社です。

SBIネオトレード証券の口座開設(公式サイト)はこちら

第8位:SMBC日興証券

SMBC日興証券

SMBC日興証券のココがおすすめ

  • 大手証券会社なのにオンラインの手数料は安い
  • IPOの主幹事数が多い
  • 「ダイレクトコース」ではIPO抽選の際に優遇特典がある
  • 「ダイレクトコース」では取引手数料が安い

▶︎SMBC日興証券の基本情報

おすすめ度★4.1点
証券口座開設数383万口座(2023年6月現在)
IPO取扱実績47社(2022年)
主幹事数23社(2022年)
抽選方法平等抽選・ステージ制
事前入金必要

支店担当者からのアドバイスを得ながら取引をする「総合コース」と、自己判断で取引をする「ダイレクトコース」の2つのコースがあります。

ダイレクトコースは他社と比較して株式委託手数料が割安で、信用取引の手数料も無料(ただし諸費用は有料)であり、そのためお得に取引が可能です。

ダイレクトコースには専任の担当者はいませんが、コールセンターのサポートやマーケット情報が充実しています。

SMBC日興証券はIPOの取扱いが多く、主幹事としての実績が多いため、IPO株の抽選に当選しやすいというメリットがあります。

IPO抽選では、独自の優遇特典を提供しており、顧客の預かり資産に応じて当選確率が上がるシステムを採用しており、特に大きな金額を使って取引したいと考えている人にとって大きなメリットです。

SMBC日興証券の口座開設(公式サイト)はこちら

第9位:auカブコム証券

auカブコム証券のIPO
出典:auカブコム証券

auカブコム証券のココがおすすめ

  • IPO抽選は完全平等抽選制で事前入金は不要
  • Pontaポイントを使ってポイント投資が可能

▶︎auカブコム証券の基本情報

おすすめ度★4.0点
証券口座開設数154万口座(2023年6月現在)
IPO取扱実績23社(2022年)
主幹事数0件(2022年)
抽選方法平等抽選
事前入金必要

auカブコム証券では、IPO情報に特化したアプリ「IPO Lab」を通じて、ユーザーはいつでもIPO情報をチェックできます。

また、au株コム証券が提供する「プチ株」サービスは、1株から株の購入が可能で、100円から投資できるため、少額投資を希望する人や初心者に最適です。

さらに、Pontaポイントを使って株を購入できるため、投資初心者でも安心して投資を始められます。

IPO抽選では、完全平等抽選制を採用しており、証券口座開数が少ない上にIPOの取扱実績があるため、IPOに参加する上で競争が少ない穴場証券会社とも言えます。

主に三菱UFJモルガン・スタンレー証券からの委託販売を行っており、IPOの取扱い件数も比較的多いため、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事の時にはウェブサイトをチェックすることをおすすめします。

auカブコム証券の口座開設(公式サイト)はこちら

第10位:岡三オンライン

岡三オンライン
出典:岡三オンライン

岡三オンラインのココがおすすめ

  • 事前入金なしのIPO抽選
  • 抽選方法は取引量に応じて当選確率が上がる
  • 定額プランなら200万円まで手数料が無料

▶︎岡三オンラインの基本情報

おすすめ度★3.9点
証券口座開設数40万口座(2023年6月現在)
IPO取扱実績37社(2022年)
主幹事数0件(2022年)
抽選方法ステージ制
事前入金不要

岡三オンラインは、2023年4月に創業100周年を迎えた岡三証券が運営するネット証券サービスで、その歴史と信頼性から安心して利用できます。

40万口座という比較的少ない口座数にもかかわらず、2022年には37社のIPO取扱実績がある証券会社で、まだ競争者が少ないため穴場と言えます。

特に魅力的な点は、IPOへの応募の際に事前入金は不要であり、当選後に資金を入金すればよく、投資資金を他の投資に活用もできます。

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第11位:LINE証券

【LINE証券情報、2023年10月24日】
証券サービス:順次提供サービスを終了・縮小しています。2024年8月頃に預かり資産を野村證券へ移管します。LINE CFDサービス:2024年3月末までにサービスの提供を終了します。LINE FXサービス:今後も継続して提供します。

参考:LINE証券の事業再編、および今後の提供サービスについて

LINE証券のココがおすすめ

  • IPOの情報や当選結果がLINEアプリによってタイムリーでわかる
  • 野村證券が主幹事になった際の銘柄商品を取り扱っている
  • IPOの応募抽選や当選後の購入にかかる手数料が無料

▶︎LINE証券の基本情報

おすすめ度★3.8点
証券口座開設数100万口座(2023年6月現在)
IPO取扱実績10社(2022年)
主幹事数0社(2022年)
抽選方法平等抽選
事前入金必要

LINE証券は、野村證券が主幹事となる銘柄を取り扱っている証券会社です。

顧客にLINEを使って、IPOの応募期限や抽選開始・当選の有無など、取り扱うIPOに関する全ての情報をタイムリーで通知します。

IPO取引において応募や抽選・購入などにかかる手数料は一切ないため、初心者でも気軽に投資を始められます。

ただし、サービス開始から日が浅いため、取扱IPOの銘柄商品が他社に比べて少ないところが難点です。

今後も野村證券との協業により、IPO銘柄商品の取扱が増える予定のため、新たなIPO投資先として考慮する価値は十分にあります。

第12位:三菱UFJモルガン・スタンレー証券

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

三菱UFJモルガン・スタンレー証券会社のココがおすすめ

  • 国内トップレベルのリサーチ力
  • 初心者に優しい

▶︎三菱UFJモルガン・スタンレー証券会社の基本情報

おすすめ度★3.7点
証券口座開設数123万口座(2023年6月現在)
IPO取扱実績26社(2022年)
主幹事数0件(2022年)
抽選方法平等抽選
事前入金必要

ネット証券の利便性と対面サービスのサポートを兼ね備えた証券会社です。

取引はインターネットで簡単にでき、AIによる24時間の市況や株価情報の提供・金融知識を持つ担当者によるチャットでの投資相談なども可能です。

初心者向けには、定期的なセミナーや専門家によるレポートの提供を通じて投資知識を学ぶ機会を提供し、担当者からのアドバイスにより有益な投資をサポートします。

また、年間で全体の2〜3割のIPOを引き受ける幹事証券で、MUFGグループとモルガン・スタンレーのネットワークと知識を活用し、特に外国株式に強いという特徴があります。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の口座開設(公式サイト)はこちら

第13位:DMM.com証券

DMM.com証券
出典:DMM.com証券

DMM.com証券のココがおすすめ

  • 業界最安水準の手数料
  • 初心者にも安心の平日24時間サポート体制

▶︎DMM.com証券の基本情報

おすすめ度★3.6点
証券口座開設数77万口座(2023年6月現在)
IPO取扱実績12社(2022年)
主幹事数0件(2022年)
抽選方法平等抽選
事前入金不要

DMM.com証券はIPOの抽選方法として完全平等抽選を採用。

預け入れ資金や取引実績による優劣はなく、IPO抽選に際して事前入金は必要ないため、投資資金が少なくてもチャンスがあり、資金効率が良い証券会社です。

操作が簡単なスマートフォンアプリや多数のネットバンキングと提携した「クイック入金」を提供しています。

また、売買手数料が業界最安水準で信用取引の手数料も非常に低いため、頻繁に売買をする人に適しています。

口座開設は無料で、開設後すぐに取引ツールの利用が可能です。

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第14位:大和証券

大和証券

大和証券のココがおすすめ

  • IPO主幹事数の経験が豊富
  • 1人1票の完全平等抽選
  • チャンス抽選方式がある
  • 主幹事を務めることが多い

▶︎大和証券の基本情報

おすすめ度★3.5点
証券口座開設数303万口座(2023年6月現在)
IPO取扱実績42社(2022年)
主幹事数17社(2022年)
抽選方法平等抽選
事前入金必要

大和証券は、IPOの抽選方法として完全平等抽選を採用しており、投資を始めたばかりの人でも当選の可能性がありますが、応募の際には事前入金が必要です。

さらに、大和証券には落選者を対象にした「チャンス抽選」制度があり、この場合は取引実績に応じて「チャンス回数」が増え、当選確率が高まる仕組みとなっています。

IPOの取扱い数は業界トップクラスで安定しています。

また、大和証券はネット証券ではないため手数料は比較的高いですが、IPO投資についてはそれほど手数料を気にする必要はありません。

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第15位:大和コネクト証券

大和コネクト証券

大和コネクト証券のココがおすすめ

  • 大和証券の委託幹事で応募できる
  • IPOは100株から申し込める
  • 70%は完全抽選で残りの30%は優遇抽選

▶︎大和コネクト証券の基本情報

おすすめ度★3.4点
証券口座開設数―(2023年6月現在)
IPO取扱実績42社(2022年)
主幹事数0件(2022年)
抽選方法平等抽選
事前入金必要

大和コネクト証券は、大和証券から委託幹事として、IPOが割り当てられます。

委託幹事とは、主幹事や引受幹事から、IPO販売を「委託」された会社のことです。また、投資信託の残高があると、IPOの優遇抽選を受けられます。

大和コネクト証券は2020年7月からスマートフォン専業証券として始まった新しい証券会社で、まだ口座開設数が少なく競争相手も少ないため、IPO抽選の当選確率が高いといわれています。

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IPOの抽選に当たりやすい証券会社の選び方【5選】

ここからは、IPOの抽選に当選しやすい証券会社の選び方を解説します。

選び方としては以下にあげた5つのポイントを確認するのが鉄板です。

①「証券口座開設数」を確認する

口座開設数が多い会社とは、その会社の信頼性やサービスの質・利便性など、投資家たちが評価しているためです。

そのなかでも、口座開設数が多いSBI証券は、最大手の1つです。

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また、IPOに関しても独自の抽選方法として、次回以降の抽選が有利になる「IPOチャレンジポイント」があり、多くの多数の投資家に支持されています。

しかし、ここで逆を考えてみましょう。

当選率を上げるために、あえて口座開設数が少ない会社を選択肢に入れる方法です。

IPO投資の際には、まず抽選に参加するには、口座を開設する必要があります。

口座開設数が多い会社では、参加者が多いことが予想され、口座開設数が多いほど、抽選の参加者も多くなりやすく当選率に影響します。

当選率は、提供されるIPOの株数を、抽選に参加する口座数で割る(IPOの株数÷申込み口座数)ことで算出され、分母となる口座数が多いほど、当選率は低くいです。

これを踏まえると、IPOに申し込む証券会社を選ぶ際には、口座数が少ない会社を選ぶという戦略が考えられます。これにより、競争相手の数を減らし、理論的には当選率を高めることが可能です。

IPOの当選率を上昇させるために、「証券口座開設数」を調べましょう。

証券会社証券口座開設数(2023年)
SBI証券ロゴ
公式サイト
1000万(グループ合計)
楽天証券のロゴ
公式サイト
900万
マネックス証券ロゴ
公式サイト
222万
松井証券ロゴ
公式サイト
144万
野村證券535万
岩井コスモ証券34万
SBIネオトレード証券―
SMBC日興証券383万
auカブコム証券154万
岡三オンライン40万
LINE証券100万
三菱UFJモルガン・スタンレー証券123万
DMM.com証券77万
大和証券303万
大和コネクト証券―

②「IPO取扱実績数」を確認する

IPOの取扱実績数を知ることにより、IPO投資のチャンス回数が増えます。

IPO取扱実績数とは、その証券会社がこれまでに、どれだけのIPOを扱ってきたかを示す数値です。多くのIPOを扱ってきた証券会社は、IPO投資に対して高い専門性と経験を持っていることを示しています。

高い専門性と経験を持つ証券会社では、今後もより多くのIPO株への投資チャンスを提供してくれる期待が持てるわけです。

また、高い専門性と経験を持つ証券会社は、IPOに関する知識が豊富であるため、投資家が必要とするアドバイスや的確な情報を提供する能力もあり、IPO投資家にとっては非常にありがたい存在といえます。

IPOの当選率を上昇させるために、IPOの取扱実績数を調べましょう。

証券会社IPO取扱実績(2022年)
SBI証券ロゴ
公式サイト
89社
楽天証券のロゴ
公式サイト
65社
マネックス証券ロゴ
公式サイト
61社
松井証券ロゴ
公式サイト
54社
野村證券39社
岩井コスモ証券37社
SBIネオトレード証券22社
SMBC日興証券47社
auカブコム証券23社
岡三オンライン37社
LINE証券10社
三菱UFJモルガン・スタンレー証券26社
DMM.com証券12社
大和証券42社
大和コネクト証券42社

③「IPOの主幹事数」を確認する

主幹事とは、ある企業の上場に向けての指導や審査・スケジュール管理などの中心的な役割を担います。

主幹事会社は、IPO株の割当数も他社と比べてはるかに多く、当選率を上げるためには、主幹事会社で応募することがおすすめです。

また、主幹事を務める会社にグループ証券がある場合、主幹事の割当分であるIPO株の一部を、グループ会社に販売させることがあります。

たとえば、SBI証券のグループ会社でもあるSBIネオトレード証券では、数多くのIPO銘柄商品を扱っていますが、そのほとんどはSBI証券が主幹事を務めている商品です。

このため、主幹事数が多い証券会社のグループ会社は、投資家の間で密かに話題となっています。

IPOの当選率を上昇させるために、IPOの「主幹事数」を調べてみましょう。

証券会社主幹事数(2022年)
SBI証券ロゴ
公式サイト
13社
楽天証券のロゴ
公式サイト
0
マネックス証券ロゴ
公式サイト
0
松井証券ロゴ
公式サイト
0
野村證券11社
岩井コスモ証券0
SBIネオトレード証券0
SMBC日興証券23社
auカブコム証券0
岡三オンライン0
LINE証券0
三菱UFJモルガン・スタンレー証券0
DMM.com証券0
大和証券17社
大和コネクト証券0

④「IPOの抽選方法」を確認する

IPOの抽選方法の開示は、公平性と透明性を保証するために非常に重要な要素です。

ほとんどの証券会社は、平等な抽選が行われており、会社によっては独自の抽選方法や、投資家の取引実績などに応じて抽選されるステージ制があります。

たとえば、SBI証券では、「IPOチャレンジポイント」という独自の方法を採用しており、抽選にはずれると1ポイントがつき、このポイントを貯めて、勝負のときに使えば当選の期待が持てます。

IPOに応募してハズレるたびに「IPOチャレンジポイント」が貯まり、当選率が上がるため、ぜひ口座開設しておきたい証券会社です。

IPOの当選率を上昇させるために、IPOの「抽選方法」を調べてみましょう。

IPOの当選率を高めるチャンスがあるのはココ!!
SBI証券の口座開設(公式サイト)はこちら

証券会社抽選方法(2023年)
SBI証券ロゴ
公式サイト
平等抽選・ポイント抽選
楽天証券のロゴ
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平等抽選
マネックス証券ロゴ
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完全平等抽選
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平等抽選
野村證券平等抽選
岩井コスモ証券平等抽選
SBIネオトレード証券平等抽選・ステージ制
SMBC日興証券平等抽選・ステージ制
auカブコム証券完全平等抽選
岡三オンライン平等抽選
LINE証券平等抽選
三菱UFJモルガン・スタンレー証券完全平等抽選
DMM.com証券完全平等抽選
大和証券平等抽選
大和コネクト証券平等抽選

⑤「IPOの事前入金」を確認する

事前に入金の有無も調べることで、IPO株の当選率が上がります。

事前入金とは、IPOに申し込む投資家が購入の意思を示すために、証券口座へ購入資金をあらかじめ入金しておくことです。

ただし、抽選の結果が出るまで資金は動かせず、預けた資金を他の投資や出金に利用できません。

たとえば、仮条件1,000円のIPO株で、100株×1,000円=10万円の資金が必要となり、複数の証券会社から申し込めば数十万の資金が必要になります。

しかし、事前の入金が不要の証券会社では、当選後に購入資金を支払えばよく、資金が少ない投資家でもこのシステムを上手く活用することでIPO株の当選率が上がります。

事前入金が不要な証券会社を利用すれば、多数の証券会社から応募でき、あなたの投資チャンスを増やすことが可能です。

IPOの当選率を上昇させるために、IPOの「事前入金の有無」を調べましょう。

証券会社事前入金(2023年)
SBI証券ロゴ
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必要
楽天証券のロゴ
公式サイト
必要
マネックス証券ロゴ
公式サイト
必要
松井証券ロゴ
公式サイト
不要
野村證券不要
岩井コスモ証券不要
SBIネオトレード証券不要
SMBC日興証券必要
auカブコム証券必要
岡三オンライン不要
LINE証券必要
三菱UFJモルガン・スタンレー証券必要
DMM.com証券不要
大和証券必要
大和コネクト証券必要

IPOの当選確率を上げるための戦略法

IPOの当選率は低いため、ただ申し込んで「果報は寝て待て」のスタンスでは、いつまでたっても当たりません。少しでもIPOの当選率を上げるには戦略が必要です。

これから紹介する方法を実行すれば当選率を上げられるので、積極的に実践してみてください。

  • 多くの証券会社から申し込む
  • IPOチャレンジポイントを貯めて使う
  • 抽選の時間差を活用して抽選回数を増やす

戦略① 多くの証券会社から申し込む

IPOの当選率を上げる最も基本的な戦略は、インターネット取引を利用し、複数のネット証券会社から応募することです。

この理由は、IPOは特定の証券会社に一定数割り当てられ、その証券会社内で抽選が行われるためです。

たとえば、「A会社には10万株、B会社には6万株、C会社は2万株」のように、証券会社別でIPO株が割り当てられます。このため、複数の証券会社から応募をすれば、当選の可能性が高まるわけです。

ちまたでは、「店頭取引の投資家に配分を取られ、ネット投資家には回ってこない」というような話もありますが、そもそもネット証券は店舗がなく、店頭配分自体がありません。

店舗がある証券会社でも、ネット投資家へIPO株の配分はしており、公平・平等な抽選をしています。

また、複数の証券口座を開設しても、とくに営業の電話もなく、基本的に口座維持手数料はかかりません(一部の証券会社では口座維持手数料を無料にする条件を満たす必要があります)。

本気でIPO投資を考えているならば、戦略として複数の証券口座の開設をし、当選率を上げましょう。

戦略② IPOチャレンジポイントを貯めて使う

この方法は、「SBI証券」限定の、確実にIPOに当選する方法です。

【ワンポイント】IPOチャレンジポイントとは

SBI証券が独自で行っている「IPOチャレンジポイント」とは、IPOのブックビルディング後に行われる抽選や配分で当選しなかった回数に応じて、「IPOチャレンジポイント」が付与されるサービスです。

このポイントは、次回以降のIPO応募の際に利用でき、ポイントを貯めていくことでIPOの当選率を上げます。

SBI証券に割り当てられたIPO株の抽選では、ネット抽選のうち、70%は平等抽選によって行われ、残りの30%がポイント抽選の対象とされており、IPOチャレンジポイント数の多い順番で当選が決まります。

ポイントの貯め方はSBI証券のIPOに応募して落選すると「1ポイント」が手に入りますが、ポイントを貯めるには時間がかかり、何ポイント貯めれば絶対に当選するという基準もないため、とにかく根気強くポイントを貯めることが重要です。

ポイントを使ってIPO抽選に応募しハズレた場合には、応募したポイントはそのまま手元に戻ってきます。ただし、IPO株の当選や補欠当選になったにもかかわらず購入しなければ、ポイントはすべて消滅します。

時間はかかりますが、IPOの当選には確実な方法です。

SBI証券では、毎年80〜90ほどのIPOを取り扱っており、「絶対に当選したい」と思う方は、ぜひチャレンジしてみてください。

■ご使用中IPOチャレンジポイントの確認方法

「新規上場株式ブックビルディング / 購入意思表示」画面で確認できます。

出典:SBI証券

以下は、合計97ポイントを保有している場合、落選により1ポイントが加算されて、合計98ポイントを利用して新たなIPO銘柄をお申込みいただいている状態です。

この場合、保有IPOポイントは「0ポイント」と表記されます。

出典:SBI証券

出典:SBI証券

戦略③ 抽選の時間差を活用して抽選回数を増やす

戦略法の最後は、抽選の時間差を活用して抽選回数を増やす方法です。この方法は、資金が少ない人でも応募回数を増やして当選率を上げられます。

IPO投資は、抽選日を基準として「前期型証券会社」と「後期型証券会社」に分類できます。

以下は後期型証券会社です。

  • 楽天証券
  • 松井証券
  • 岩井コスモ証券
  • auカブコム証券

なお、IPO銘柄別の抽選日の詳細情報は、各証券会社へログインしないと表示されません。

事例
前期型証券会社⇒仮条件の決定⇒BB⇒価格決定⇒抽選の申込開始⇒抽選⇒購入申し込み⇒上場

後期型証券会社⇒仮条件の決定⇒BB⇒価格決定⇒抽選の申込開始⇒購入申し込み⇒抽選⇒上場

たとえば、前期型証券会社が1月1日を抽選の申込開始日とするならば、後期型証券会社も同じ日が抽選の申込開始日です。

しかし、「抽選」に関しては、前期型と後期型では時間がズレています。

前期型は購入申し込み“前”に抽選が行われ、後期型は購入申し込み“後”に抽選が行われます。

これにより前期型の抽選にハズレても、後期型に申し込めば、また抽選を受けることが可能です。ズレの期間はIPO株によりますが5日前後です。

その結果、前期型のIPO株抽選にハズレても、今度は前期型の資金を後期型へ移し、同じIPO株抽選に参加できます。

この組み合わせを数多く作れば、資金が少なくても、IPOの応募回数を増やせて当選率を上げられるでしょう。

【参考】
楽天証券:新規公開株式(IPO)/公募増資・売出(PO) 取引ルール
松井証券:IPO(新規公開株)、PO(公募・売出し) 取引ルール
岩井コスモ証券:新規公開、公募・売出し
auカブコム証券:新規公開株(IPO)/公募・売出(PO)取引ルール

IPOに当選したいなら「主幹事証券会社」が狙い目!

IPOに当選したいなら「主幹事証券会社」が狙い目です。なぜなら、主幹事を務めた証券会社は、他の会社よりも、かなり多くのIPO株が割り当てられるためです。

つまり、主幹事証券会社から応募することで、当選のチャンスが高まる可能性があります。

ただし、主幹事証券会社だけを選べば、当選するわけではありません。

それぞれの証券会社が、どんなIPOを取り扱っているか、どれくらいの頻度で当選しているかなど、いろいろな情報を考慮に入れて証券会社を選ぶことが大切です。

これらのポイントを押さえて証券会社を選べば、IPO投資の成功に近づきます。

【3ステップ】証券会社でIPO株を売買する方法

IPOの仕組みが理解できたら、次はIPO株を購入するための口座開設方法から、IPO株の売買までの方法を紹介します。

IPO株で儲けをだすための手順は、次の通りです。

  1. 口座を開設する
  2. IPO株の情報を調べて応募する
  3. 当選を受けてIPO株を売る

はじめに、「証券口座を作る」ところから解説します。

ステップ1:IPOにおすすめの証券会社で証券口座を作る

ここでは、SBI証券を例に、口座開設手順を解説します。

SBI証券会社以外の証券会社も、ほぼ同じような流れです。くわしくは、該当する証券会社の口座開設の説明をご確認ください。

STEP① 口座開設申込をします

公式サイトの口座開設申し込みフォームから手続きを行います。

出典:SBI証券

STEP② 本人確認書類の提出 

本人確認書類は組み合わせがたくさんあるので、いずれかを選択しましょう。

出典:SBI証券

出典:SBI証券

出典:SBI証券

STEP③ 口座開設完了通知の受取り

審査〜結果通達までにかかる時間は証券会社によって異なるので、いつ通知が来るかを確認しておきましょう。SBI証券の場合、ネットで申し込みをすれば最短翌営業日で取引できるようになります。

出典:SBI証券

STEP④ 初期設定

マイページにログインして初期設定を済ませれば準備完了です。

出典:SBI証券

ステップ2:IPO株の抽選情報を調べ応募する

IPO投資を始めるための口座が開設できました。

つぎは、いよいよIPO株の購入です。

まず、口座開設をした証券会社が公表している各IPO銘柄商品の目論見書(もくろみしょ)を確認します。

【ワンポイント】目論見書とは

目論見書とは、企業が株式市場に上場する際に作成し、投資家に企業の財務状況や事業内容・成長戦略などを公開して、投資家が企業の業績や見通しを理解し、投資判断を下すための文書のこと。

目論見書を読んで購入を希望するIPO株があった場合、そのIPO株のBB(ブックビルディング)ページで「申込」をクリックし、希望するIPO株数と希望価格を入力します。

希望価格は、「仮条件」とされる参考価格内で入力します。

ただし、この価格は、仮条件の最高値でないとIPO株の取得は厳しいのが現実です。

このため、ストライクプライス(行使価格)で申し込みをして、価格に限らず購入意思があることを示しましょう。

応募後は、その証券会社のIPOは事前入金が必要か調べて、必要であれば抽選前に買付余力となる金額を入金しましょう。

BB(ブックビルディング)の応募期間が終わると、公開されている株式の発行価格が決まり、抽選がスタートします。

抽選の結果は、「落選」・「当選」・「補欠当選」のどれかで記載されます。

ステップ3:証券会社で抽選に当選したらIPO株を売る

応募が完了すれば、あとはIPO株の抽選日を待つだけです。

当選結果の連絡方法は、2種類あります。

メールにて連絡がくる証券会社と、IPOに応募した証券会社にログインして確認する方法です。

見落としや当選日を忘れてしまい買い損ねると、誰かが補欠当選で購入してしまうため、気を付けましょう。

無事に購入を完了後は、上場日に直ぐに売却して利益を確定します。

IPOや証券会社に関するQ&A

IPO 投資を始める前に、IPOや証券会社に関する疑問や不安を解決しておきましょう。

IPO投資初心者におすすめの証券会社はある?

IPOの当選率を高められて、投資初心者でも安心して使える証券会社として次の2社がおすすめです。

【SBI証券】おすすめポイント

  • IPO取扱実績はネット証券の中ではダントツの1位
  • 主幹事も務めるネット証券会社
  • 独自の抽選方法「IPOチャレンジポイント」サービスがある

IPOの当選率を高めるチャンスがあるのはココ!!
SBI証券の口座開設(公式サイト)はこちら

【楽天証券】おすすめポイント

  • 2022年のIPO取扱実績は65社
  • 銘柄ごとに申込上限がある平等抽選を行っている

IPOの取扱実績で選ぶならココ!
楽天証券の口座開設(公式サイト)はこちら

この他にも、「マネックス証券」や「松井証券」など、IPO取扱実績が多くある証券会社も比較・検討しておきましょう。

IPOは、他の証券会社の口座からでも応募できる可能性があるため、できる限り多くの証券口座を開設している方が当選確率はアップします。

IPOの投資にリスクはある?

IPOは、投資である限り絶対に利益が出るわけではなく「公募割れ(公開価格より初値が安いこと)」があります。

IPO株は何でも良いわけではなく、人気がないIPO株は投資家に買われないため、「公募割れ」のリスクは高いです。

この「公募割れ」というリスクを回避するためには、IPO株の応募前によく調べて人気のないIPO株に応募しないことです。そして上場直後の株価は値動きが激しくなるため、上場後に市場でIPO株を売買すると損失のリスクは高まります。

これらの行為をしなければ、かなりの確率でリスクを回避できます。

IPOのBB申込みってなに?

BBとは、「ブックビルディング」の略称です。

「ブックビルディング」とは、新しく公開される株式の価格を決定する方法の1つ。

このプロセスを使うと、上場予定の企業は、投資家からの需要を探りながら最適な株価を設定できます。

IPO投資をするのに必要な資金はどれくらい?

IPO投資するのに必要な資金は、IPO株によって異なりますが、一般的には10万円〜30万円ほどの資金が必要です。

しかし、最近はIPO購入前の事前入金が不要な証券会社もでてきており、資金が少ない投資家でもIPOの抽選に応募ができるようになり、チャンスの枠が広がりました。

たとえば、下記のようなIPO株があったとします。

仮条件 :1580円 ~ 1670円
公募価格:未発表

この場合、公募価格は抽選時にわかりますが、大抵は仮条件の最高値で決まることが多いため、事前入金が必要な場合は証券口座に入れておく最低金額は以下の通りです。

100株 × 1670円 = 167,000円

事前入金が必要な証券会社ばかりだと、複数の証券会社から抽選の応募をすることは、資金が少ない投資家にとっては非常に不利です。

しかし、事前入金が不要の場合は、当選が決まってから167,000円を支払えばよく、資金が少ない人でもIPOへ抽選の応募ができます。

IPOに当選した株を売るタイミングはいつ?

基本は、上場日の初値売りが基本です。

IPO株を初値で売るには、株式市場が開く前に「成行注文」を出しておきましょう。

【ワンポイント】成行注文とは

「成行注文」は、注文が出された時点での市場価格で売買をする方法で、通常は日本の株式市場が開始する午前9時までに行います。

「初値売り」とは、IPO株を購入し、その株式が初めて市場で取引される日(上場日)にすぐ売却することです。

これは、初公開株の投資方法の中でも一般的な手法で、初値売りを成功させるためには、「成行注文」という方法で株式の売却を依頼することが有効です。

売却注文が受け付けられる時間は証券会社により異なりますが、多くの証券会社は、株式が市場で初めて取引される日(上場日)の前の日、または上場日の早朝5時以降から注文を受け付けます。

そのため、どの証券会社がいつから初値売りの注文を受け付けるのかは、事前に調べておくことが重要です。これにより、初値売りがスムーズに行えるようになります。

例外として、初値後も上昇する株の場合は、初値で利益確定より大きな利益を狙えますが、途中で初値より値が下がるリスクもあるため注意が必要です。

このようなリスクを取らないためにも、「成行注文」を出しておき、初値で利益を確定したほうが良いでしょう。

IPO株当選後に購入申込みを忘れた場合どうすればいい?

IPO株に当選したにもかかわらず、購入を忘れた場合には、購入の意思がなかったとしてキャンセル扱いになります。

証券会社やIPO株により購入期間が違うため、事前に調べておくことが必要です。

また、目論見書に記載されている購入期間より短いときがあるため要注意。抽選日を忘れないように、自分なりに工夫しましょう。

【まとめ】IPOは証券会社選びから始めよう

この記事のポイント

  • おすすめはSBI証券と楽天証券
  • 当選率を高めるならSBI証券の「IPOチャレンジポイント」
  • IPO投資は簡単なわりに利益が大きい
  • IPO株の売買は3ステップで完結する

IPO投資は難しいものと思われがちですが、意外と簡単にはじめられます。

IPOに有利な証券会社を決めて口座を開設し、IPOの情報をしらべて応募後に当選したら、上場日に株を売るだけです。

IPO投資で1番重要なことは、当選しやすい証券会社を選択すること。

この記事を参考に選んでみましょう。

  • 株式

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