
この記事のポイント
- FXはレバレッジによって最低数十円程度から取引ができる
- FXの投資資金はいくらの利益を狙うのかによって変化する
- 最小のリスクで始めるならMATSUI FXがおすすめ
- FXで勝つためには、一攫千金を狙わず、安定した取引ができるようになることが大切
「FXに興味があるけど実際いくらから始められるんだろう?」「いくらの投資額でいくら儲かるんだろう?」と疑問に思われている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、そのような疑問に具体的な例を使ってわかりやすくお答えします。
それでは早速見ていきましょう。
目次 ー Contents
FXはいくらから取引できる?
結論から言えば、FXは数十円から始めることができます。また、以下の項目にしたがって適切な投資資金の計算方法について解説します。
- FXの最低投資金額
- FXのレバレッジは25倍
- FXの現実的な証拠金
- 投資額を決める証拠金維持率
- 自分にあった投資金額の見つけ方
- 実際の取引を想定した最低証拠金はいくら?
- 取引スタイル別の証拠金額
それでは、詳しく見ていきましょう。
FXの最低投資金額
MATSUI FX(松井証券)では1通貨単位からFX取引ができます。つまり、米ドル/円なら1ドル、ユーロ/円なら1ユーロの取引です。現在は1通貨単位の取引が業界最低で数十円で取引が可能です。
※具体的な最低投資金額の求め方などは本記事の別項目で詳しく解説します。
FXのレバレッジは25倍
FXは日本語では「外国為替証拠金取引」といいます。証拠金取引は投資資金の何倍もの取引が可能です。この倍率のことをレバレッジといい、FXの個人口座では最大レバレッジは25倍まで認められています。
例えば、1万円を証拠金として取引口座に入金すれば、25万円分の取引が可能になります。米ドル/円を1通貨分取引する場合は、1ドル140円のレートなら5.6円の証拠金で取引できます。
FXの現実的な証拠金
最大レバレッジは25倍まで認められていますが、1万円で25万円分の取引をすると、口座資金に余裕がないため、相場の値動きによってはすぐにロスカットされてしまう可能性があります。
そうならないためには証拠金と取引量の比率にはある程度の余裕が必要です。
証拠金(口座残高)に対してどの程度の大きさの取引をすることが適切なのかを知るために証拠金維持率という数値があり、この数値の大小で証拠金の余裕の大小が判断できます。
※ロスカットについては本記事の別項目で解説します。
投資額を決める証拠金維持率
証拠金維持率は以下の式で求められます。
(純資産±含み損益)÷必要証拠金×100=証拠金維持率
純資産とは口座残高のことです。
必要証拠金は「通貨の現在レート×取引量÷レバレッジ」で求めます。
例を見てみましょう。
【例1】
口座残高10万円、米ドル/円を140円で1万通貨、25倍のレバレッジで取引する場合
必要証拠金=140×10,000÷25=56,000円
証拠金維持率=100,000÷56,000×100=178.57%
【例2】
口座残高10万円、保有ポジションの含み損3万円、米ドル/円を140円で1万通貨、25倍のレバレッジで追加取引する場合
必要証拠金=140×10,000÷25=56,000円
証拠金維持率=(100,000‐30,000)÷56,000×100=125%
このように証拠金が小さくなると同じ取引でも証拠金維持率は小さくなります。
初心者は300%以上の証拠金維持率から取引を始めることが推奨されます。
【ワンポイント】必要証拠金と有効証拠金の違い
証拠金には必要証拠金のほかに、有効証拠金があります。取引するのに必要な資金のことを必要証拠金といい、有効証拠金は取引で使える証拠金のことです。
例1では丸々10万円の口座残高を有効証拠金として使えましたが、例2の場合口座残高の10万円から含み損の7万円を引いた金額がその時点における有効証拠金となります。
自分にあった投資金額の見つけ方
人によって金銭感覚はさまざまですが、取引しているときの含み益や含み損、または確定利益や確定損に対して感情が大きく揺さぶられない程度の投資金額で取引することをおすすめします。
例えば、毎日1万円前後勝ったり負けたりすることが大きなストレスになる場合は、取引数量を減らして投資金額を押さえた方がよいでしょう。
例えば、毎日1,000円前後の損益が出るデイトレードをするための適切な証拠金を計算してみましょう。
1日の損益を狙う値幅を20pipsと想定した場合、1,000円の損益になる取引数量は米ドル/円なら5,000通貨単位です。5,000通貨単位を証拠金維持率300%で取引する際に必要な資金は以下のように求められます。
必要証拠金=140×5,000÷25=28,000円
証拠金維持率=純資産X÷28,000×100=300 純資産X=84,000
この場合の必要資金は84,000円です。
また、同じ証拠金維持率300%でも取引数量を1,000通貨にして取引すれば、必要資金は16,800円になります。
実際の取引を想定した最低証拠金はいくら?
MATSUI FX(松井証券)では業界最小の1通貨単位での取引が可能です。最大レバレッジは25倍なので、米ドル/円を1通貨単位取引するために必要な資金は以下のようになります。
必要証拠金=140×1÷25=5.6円
証拠金維持率=純資産X÷5.6×100=300 純資産X=16.8
この場合の必要資金は16.8円です。
つまり、16.8円の口座残高があれば証拠金維持率300%で米ドル/円を1通貨単位取引できることになります。
※1通貨単位の取引でいくらの損益が発生するかは本記事の別項目でシミュレーションしています。
取引スタイル別の証拠金額
FXの取引スタイルは取引にかかる時間軸によって大別できます。
- スキャルピング(注文から決済まで数秒から数分)
- デイトレード(注文から決済まで数分から数時間)
- スイングトレード(注文から決済まで数日から数週間)
- ポジショントレード(注文から決済まで数か月以上)
米ドル/円の取引で、1日の取引あたり1,000円の損益を想定すると上の項目で計算した通り84,000円の資金が初心者に適切な口座残高といえそうです。
例えば、1回あたり1,000円の損益が出る取引を何度も繰り返せば、1日の想定される損益は1,000円よりも大きくなるため、それに見合った証拠金が必要になります。
逆に1日の損益を1,000円程度にするためには、1回あたりの取引量を小さくすればよいので、証拠金は当初設定したとおりでもスキャルピングに対応できます。
このように取引全体の損益は取引量と値幅によって変化し、取引回数によっても影響を受けるため、どの時間軸で、どのくらいの値幅を、どのくらいの取引量で、何回くらい取引するのかによって適性な証拠金は変わってきます。
※取引数量と値幅と損益の関係は本記事の別項目でシミュレーションしています。
FXはどれくらい儲かるのか?
それでは1万円と10万円の証拠金を想定して、FXでどのくらいの利益を見込めるのかをシミュレーションしてみましょう。
証拠金が1万円の場合
証拠金1万円で証拠金維持率を300%と想定した場合、1取引あたりの取引数量は以下のようになります。
証拠金維持率300=純資産10,000÷必要証拠金X×100 必要証拠金X=3,333
必要証拠金3,333円=140×取引量X÷25 取引量X=595.36
このことから、1万円の証拠金で300%の証拠金維持率を保って取引するためには、およそ600通貨で売買すればいいことがわかります。
米ドル/円を600通貨取引する際の損益は以下の表のようになります。
値幅 | 1pip | 10pips | 20pips | 50pips | 100pips |
600通貨の損益 | 6円 | 60円 | 120円 | 300円 | 600円 |
証拠金が10万円の場合
証拠金が10万円になれば、ポジションサイズは前項で計算した10倍になるため、損益も10倍になります。
値幅 | 1pip | 10pips | 20pips | 50pips | 100pips |
6000通貨の損益 | 60円 | 600円 | 1,200円 | 3,000円 | 6,000円 |
米ドル/円以外の通貨の証拠金計算方法
例えばユーロ/米ドルで日本円口座の証拠金維持率を計算する方法は以下の通りになります。
【例】
口座残高10万円、ユーロ/米ドルを1.1000で1万通貨、レバレッジ25倍で取引(米ドル/円の為替レートは140円とする)
必要証拠金=1.1×10,000÷25=440ドル 440ドル=140円×440=61,600円
証拠金維持率=100,000÷61,600×100=162.34%
このように日本円の口座で日本円以外の通貨ペアを取引する場合は、必要証拠金を一旦日本円に換算することで証拠金維持率を求められるようになります。
米ドル/円の取引数量別損益シミュレーション
米ドル/円の取引数量と値幅によって得られる損益は以下のようになりますので取引の目安にしてください。
1pip | 10pips | 20pips | 50pips | 100pips | |
1通貨 | 0.01円 | 0.1円 | 0.2円 | 0.5円 | 1円 |
10通貨 | 0.1円 | 1円 | 2円 | 5円 | 10円 |
100通貨 | 1円 | 10円 | 20円 | 50円 | 100円 |
1,000通貨 | 10円 | 100円 | 200円 | 500円 | 1,000円 |
5,000通貨 | 50円 | 500円 | 1,000円 | 2,500円 | 5,000円 |
1万通貨 | 100円 | 1,000円 | 2,000円 | 5,000円 | 10,000円 |
5万通貨 | 500円 | 5,000円 | 10,000円 | 25,000円 | 50,000円 |
10万通貨 | 1,000円 | 10,000円 | 20,000円 | 50,000円 | 100,000円 |
FX取引における3つのリスクと回避方法
レバレッジをかけられること、少ない資金からでも始められることなど、FXには他の金融商品よりも魅力的な部分がありますが、当然注意しなくてはいけないリスクもはらんでいます。
代表的なものとして次の3つは覚えておいてください。
- 価格の急変リスク
- メンタルリスク
- ロスカットリスク
それぞれ回避方法がありますから、それも覚えておいて、リスクに直面した際に思い出してください。
価格の急変リスクと回避方法
価格の急変はさまざまな理由で起きますが、その多くは経済指標や政策金利や要人発言が原因です。急激に価格が上下すれば、トレーダーの対処が間に合わないこともあるため、常にそういう事態に備えておかなければなりません。
回避方法
経済指標や政策金利の発表、要人発言などは予定が決まっています。毎日経済カレンダーを確認し、重要な経済指標の発表や主要国の政策金利の発表時までには、ポジションをあらかじめ軽くしておいたり、ポジションを決済しておくとよいでしょう。
メンタルリスクと回避方法
トレードにおけるメンタルリスクとは、感情によって正しい判断ができなくなってしまうことです。トレーダーは人間ですから取引中にさまざまな感情を抱きますが、ネガティブな感情はもちろん、ポジティブな感情でさえも冷静な判断の妨げになります。
例えば、連戦連勝しているときは、己の実力を過信しすぎるあまり、いつも以上の強気な取引(取引数量を増やすなど)をしてしまうことがあります。そのような状態ではいつもなら損切りしている状況になっても「絶好調なのだから戻るに違いない」という思い込みが働きやすかったり…。
また、負け込んでいるときはリベンジトレードの誘惑にも負けやすく、損切りした1秒後には「すべての損失を1回の取引で取り戻したい、あわよくばプラスで1日を終えたい」という衝動に駆られます。運良く取り戻せることもあるでしょうが、大抵はさらに深手を負ってしまいます。
このようなトレードから派生する感情は、人間が本来から持ち合わせているものなので、それをコントロールするのは並大抵なことではありません。
回避方法
プロスペクト理論を学びましょう。プロスペクト理論とは行動経済学の理論で、名前は難しそうですが内容は簡単です。
人間は利益は手堅く確定させ、損失は大きなリスクを負っても回避しようとする傾向がある、というものです。利確が早い、損切りができない、といった「FX初心者あるある」の行動はすべてこの人間のもっている性質によって必然的に起きることです。
値ごろ感や直感で取引している人は、まず優位性のあるトレードルール作りから始めましょう。そしてそのルールをひたすら守りながら取引を繰り返していくうちにメンタルリスクを回避できるようになるはずです。
ただ、「ルールを守る」という子供でもできそうなことが、なぜかできなくなってしまうのがFXの難しさでもあります。ルールを守るアイデアはいくつかあるので、自分に合いそうなものを選んで実践してみてください。
- 毎朝、トレードルールを音読する
- トレードルールを書いた紙をパソコンのモニターに貼る
- エントリー前にトレードルールを声出し確認する
- 損切りしたあとはトレード以外のことを一回行う(家事、入浴など)
- ルールを破ったときのペナルティを用意する
ロスカットリスクと回避方法
ロスカットとは、証拠金維持率がある一定水準以下になった場合に保有ポジションがすべて強制的に決済されることを言います。
FX会社の多くは証拠金維持率が100%以下になったときにロスカットを執行します。
回避方法
ロスカットを回避する最善の方法はレバレッジを低く維持することです。取引中の証拠金維持率に十分の余裕を持って取引すれば、ロスカットは回避できます。
特に初心者は300%以上の証拠金維持率になるようにポジションサイズを設定するとよいでしょう。
FX初心者がよくやる失敗5選
FX初心者がよくやる失敗は以下の5つです。
- いきなりリアル取引を始める
- 最初から大金を投入する
- 損切りができない
- 利食いが小さい
- 感情に振り回されて大損する
特に、①と②にはご注意ください。
失敗① いきなりリアル取引を始める
「早く取引をしてみたい」「少額だから大丈夫だろう」と、いきなり取引をしてもFXで資金を増やせません。いくら少額であっても、わけもわからず負けただけではFXの経験値は貯まりません。
FXを取引するためには最低限の知識が必要です。FXのルールや取引ツールの操作方法、FXで利益を出す方法などを学びつつデモトレードを行えば、1円も失うことなくFXの練習ができます。
口座に入金したお金は余剰資金とはいえ大切なお金ですよね? 無駄に失うことは避けましょう。
失敗② 最初から大金を投入する
FX初心者が最初に入金した資金を使ってとんとん拍子に一財産を築く、ということは非常に稀です。ほとんどの人が途中で何度も損失を出し、場合によってはロスカットも経験することでしょう。その苦い経験からトレードルールの大切さや、資金管理、メンタル管理などを習得する過程を辿ります。
従って、早く大きく稼ぎたい一心で最初から大金を投入することは大きなリスクだということを覚えておきましょう。口座に回せる資金が100万円、1,000万円とある方でも、FXの基本を習得するまで、もしくは安定して利益を出し続けられるようになるまでは、損失を抑えられる少額取引が望ましいです。
失敗③ 損切りができない
FX初心者にもっともよくある失敗が「損切りができない」ことでしょう。これは人間の持っている自然な感情から起きるものであるため、これを乗り越えるためには工夫が必要です。
取引ルールを作り、そのルールに従って取引しながら何度も何度も損切りを繰り返し、損切りは資金を守ってくれるただ1つの方法だと気づくことが大切です。
失敗④ 利食いが小さい
これもFX初心者に非常によくある失敗です。プロスペクト理論にあるように人間は利益はできるだけ手堅く確保しようとするため、「利確が早い」という行為は誰もがやってしまいがちです。
ただし、利確が早く(利益は少なく)、損切りが遅ければ(損失が大きければ)、非常に高い勝率があってもなかなか資金は増えていきません。リスクリワードを考慮した取引ルールを作り、それを守り続ける意志が大切です。
失敗⑤ 感情に振り回されて大損する
感情によって取引して大きな損失を出すときは、負けを早く取り返そうとしているときがほとんどです。
「早く負けを取り返したい」という強い衝動によって、根拠が薄い取引を繰り返し、さらに損失を大きくしてしまうでしょう。当たり前の話ですが、相場は一人一人の都合なんてお構いなしに動いています。
感情が乱れているときは一旦取引を中断し、頭を冷やしてから再開するかどうかを検討しましょう。
FX口座の開設方法
FXを始めるにはFX会社で新規口座開設する必要があります。口座開設の申し込みは数分で完了し、申し込み時間によっては当日中に取引を始められます。
口座開設の手順
口座を開設するためには、口座開設を申し込むFX会社の公式サイトから口座開設の画面に進みます。案内に従って入力を進めれば数分で完了します。
記事内「初心者におすすめなFX会社【3選】」ではバナーボタンを押すとFX会社のサイトへ遷移するので、気になるFX会社が見つかったら公式サイトで詳細を確認してみてください。
口座開設に必要な書類
口座開設には以下の書類のアップロードが必要です。
本人確認書類:運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証など
マイナンバー確認書類:マイナンバーカード、マイナンバーカード通知カード、マイナンバー記載の住民票など
口座開設の注意点
個人情報入力時に、本人確認書類に記載してある住所や氏名と一字一句間違えないよう注意してください。間違えていると審査が通りません。
また、口座開設をスムーズに進めたい方は、事前に本人確認書類やマイナンバー確認書類を手元に準備しておきましょう。
FXで成功するための7つのヒント
FXは「これさえ勉強しておけば誰もが稼げるようになる」という攻略法は存在しません。しかし、成功への道を最短で進んでいきたい方に知っておいてほしいことは存在します。
ここではFXで成功するためのヒントを7つご紹介します。
これらを一通り消化していけば、大きく遠回りすることはないはずです。
- ヒント① 最低限の知識は必要
- ヒント② デモ口座を利用する
- ヒント③ 少額から取引を始める
- ヒント④ 通貨ペアや取引手法を絞る
- ヒント⑤ 投資計画を作る
- ヒント⑥ 取引ルールを作る
- ヒント⑦ 自分のトレードを振り返る
順番に見ていきましょう。
ヒント① 最低限の知識は必要
FXで安定した利益を出すためには、最低限の相場や取引に関する知識が必要です。FXの基礎というようなタイトルの本であれば基本的なことは学べるので1冊は読破してください。取引を始める前に基礎知識はしっかりと身につけておきましょう。
ヒント② デモ口座を利用する
相場の基礎知識が身についたら、デモトレードで取引をしてみましょう。デモトレードをすることで、実際に動いているチャートで注文や決済ができます。またツールの使い方に慣れることも大切な目的です。
ヒント③ 少額から取引を始める
デモトレードである程度練習してツールの使い方にも慣れたら、リアル口座で取引を始めましょう。この場合、少額の証拠金から始めることが大切です。少額でも自己資金で取引するとデモトレードでは感じられなかった気持ちの変化を体験できます。
また少額取引の失敗は安い授業料を支払った「良い経験」だと考え、この段階で様々な失敗を経験するとよいでしょう。そして、同じ失敗を繰り返さないための対策を作り、経験値をどんどん上げることが大切です。
MATSUI FX(松井証券)なら1通貨単位、数十円の証拠金から取引ができます。
ヒント④ 通貨ペアや取引手法を絞る
いろんな取引手法がありますが、自分に合った1つか2つの取引手法に絞って取引することが成功するトレーダーに繋がります。FXの「ある分野」のスペシャリストを目指しましょう。
例えば、米ドル/円の1時間足の戻り売りと押し目買い「だけ」を狙ってトレードする、など、シンプルな手法であればあるほど有効です。
ヒント⑤ 投資計画を作る
1回1回の勝ち負けに一喜一憂しないために、長期的な投資計画を立てるとよいでしょう。例えば勝率55%、損益比率1:1で複利で1年トレードしたら元本がいくらになるか、などを計算して見える場所に貼っておくと効果的です。
目先の勝ち負けにこだわった結果、たった一度の取引で大損失を出し投資計画を台無しにする、という「よくあるパターン」を防ぐ手助けになります。
ヒント⑥ 取引ルールを作る
取引で同じような失敗を繰り返したら、それをルールにしてみましょう。例えば以下のようにです。
- 経済指標発表時は取引しない
- 3連敗したらしばらく休む
- 1日の損失は口座残高の5%まで
- 取引通貨は米ドル/円とユーロ/米ドルだけ
- 閑散相場には手を出さない
- 損益比率1:1より悪い場合は取引しない
- 損切り位置は動かさない
これらの取引ルールを作り、守ることで、取引の精度が徐々に向上します。
ヒント⑦ 自分のトレードを振り返る
取引の記録をつけるのを習慣にしましょう。定期的にそれを振り返ると自分の得意なパターンや苦手なパターンが見えてきます。
苦手なパターンや良く負けるパターンを封印するだけでもトレード成績は改善します。勝ちパターンを極めることを目指し、その勝ちパターンを継続的にブラッシュアップしていくことも効果的です。
初心者におすすめなFX会社【3選】
FX会社の口座開設選びは、FXや投資に詳しくないとどこを選んでいいのか全然わかりませんよね? そこでここでは初心者向けとして、「少額取引が可能なFX会社」「大手ネット証券」「金融の本場ロンドンに拠点のある業者」をご紹介します。
- GMOクリック証券
- MATSUI FX(松井証券)
- IG証券
GMOクリック証券

大手ネット証券の1つ、GMOクリック証券の最小取引単位は1,000通貨。少額取引が可能な部類に入ります。
取引ツールはパソコン、スマホアプリどちらも定評があり、本格的なチャート分析をしたいなら一度チェックしておきたいところ。
新規口座開設+取引によるキャッシュバック特典が展開されていますが、少額取引をしたい方にはキャッシュバックのハードルが高めです。
最小取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア数 | 20通貨ペア |
米ドル/円 スプレッド | 0.2pips※1 |
特典 | 新規FX口座開設+お取引で最大1,000,000円キャッシュバック |
デモトレード | あり |
おすすめポイント | ・取引コストが安い ・約定力が高い ・高機能な取引ツール |
MATSUI FX(松井証券)

松井証券も1通貨単位から取引でき、数十円から始められるFX会社として初心者にもオススメです。放ったらかしで運用できる自動売買も1通貨単位から始められるので、興味がある方は少額から試せます。
取引量に応じて最大100万円のキャッシュバックキャンペーンも実施中です。
松井証券のFXサービス「MATSUI FX」も1通貨単位から取引ができます。また、1通貨単位から自動売買も利用できるので数十円から始められるFXで初心者にも安心です。取引量に応じて最大100万円のキャッシュバックキャンペーンも実施中です。
最小取引単位 | 1通貨 |
通貨ペア数 | 20通貨ペア |
米ドル/円 スプレッド | 0.2pips |
キャンペーン | ・取引量に応じて最大100万円キャッシュバック ・新規口座開設とクイズに答えて1,000ポイントがもらえる |
デモトレード | なし |
おすすめポイント | ・1通貨から取引可能 ・サポート体制が充実(電話やチャットなど) ・FXを学べるコンテンツが充実 |
IG証券

IG証券のFXサービスは業界最高レベルの通貨ペア数(約100種類)。CFD取引を加えれば1万以上の金融商品の取引ができます。
最小取引単位が1万通貨となっており、少額でFXを始めたい人には向いていません。
FX、CFDのほかバイナリーオプション、ノックアウトオプションがあり、IG証券が日本に初めて導入したノックアウトオプションではリスクを限定させてFXや株価指数、コモディティなどを取引できます。
最小取引単位 | 1万通貨 |
取扱通貨ペア数 | 約100通貨ペア |
米ドル/円 スプレッド | 0.2pips |
キャンペーン | ・口座開設+取引で最大5万円キャッシュバック |
デモトレード | あり |
おすすめポイント | ・取扱通貨ペアが多い ・数百円で始められるノックアウトオプション ・FX以外の豊富な取扱銘柄 |
【まとめ】FXは100円から始められる
この記事のポイント
- FXはレバレッジによって最低数十円程度から取引ができる
- FXの投資資金はいくらの利益を狙うのかによって変化する
- 最小のリスクで始めるならMATSUI FXがおすすめ
- FXで勝つためには、一攫千金を狙わず、安定した取引ができるようになることが大切
MATSUI FX(松井証券)のような最小取引単位が1通貨のFX会社を選べば、FXは数十円から始められます。
口座開設するのも簡単、100円もあれば始められるため、気軽にできるのが魅力かもしれませんが、リスクのある金融商品だということはお忘れなきようご注意くださいね。