
この記事のポイント
- 自分に適した取引ルールを考えながらFXの勉強をしよう
- トレード日誌をつけることで、自分の改善点を把握できる
- 無料で利用できるデモトレードをFXの勉強に活用しよう
- トレード手法も大切だが規律を守るメンタルはもっと大事
これからFXをはじめるにあたって勉強する必要性を感じてはいるものの、なにを、どのように、どれだけ勉強したらいいのかわからず困っていませんか?
大きな利益を得られる可能性がある反面、FXはリスクの高い取引でもあります。なにも知らずに適当なトレードをしているとあっという間に口座から資金が消えてしまうでしょう。
そうならないために、まずはここで解説しているFXの勉強法を試して、“勉強グセ”をつけるようにしてください。
目次 ー Contents
FXで勉強が必要なワケ
FXは、外国為替を売買することで利益を得る投資手法です。少額の資金で始められ、24時間取引できることから、多くの人から注目されています。
しかし、FXはハイリスク・ハイリターンの投資であるため、リスクを十分に理解した上で始めることが大切です。
FX取引で失敗する原因のひとつに、マーケット(市場)を十分に理解していないことが挙げられます。
FXのマーケットは常に変動しており、その動きを予測することは困難です。市場について学び、自分なりのトレードスタイルを確立させることが極めて重要なのです。
また、FXはレバレッジ取引が可能なため、大きな利益を狙える反面、大きな損失が発生する可能性もあります。
そのため、資金管理をしっかり行うことが重要です。
口座資金のぎりぎりまで使ったハイレバレッジな取引を繰り返していると、一度の失敗でほとんどの資金を失ってしまうこともあります。
真っ先に手法を習得したくなる気持ちはわかりますが、「資金管理を知ってから稼げるようになった」というトレーダーは少なくありませんので、資金管理についてもしっかり学んでおきましょう。
【メディア別】FXの勉強に役立つコンテンツ4選
FXの基礎知識を身につけるおすすめの勉強法を解説します。
ここで紹介している教材で学べば、FXのトレードに関する基本的な部分を一通り習得できるでしょう。
- 【書籍】先物市場のテクニカル分析
- 【書籍】ゾーン「勝つ心理学入門」
- 【ウェブサイト】外為どっとコム「マネ育チャンネル」
- 【YouTube動画】トレアイ(Trade Island)
【書籍】先物市場のテクニカル分析

『先物市場のテクニカル分析』は、1990年の刊行以来、40刷を数えるロングセラーのテクニカル分析入門書です。
本書は、テクニカル分析の基本的な考え方、チャートの読み方、テクニカル指標の使い方などを、初心者にもわかりやすく解説しています。
【ワンポイント】テクニカル分析とは
過去の価格や出来高のデータから将来の価格を予測する分析手法のこと。
日々の取引だけでなく、数年にわたるトレンド分析にも有効な手法です。
本書では、テクニカル分析の基本から、トレンドラインや移動平均線などのテクニカル指標の使い方まで、幅広く解説しています。
また、チャートの読み方やテクニカル分析の活用方法についても、具体的な事例を交えて紹介されているので理解しやすいでしょう。
アナリストや勝ち組の個人投資家でこの本を進める人は多く、テクニカル分析の入門書として最適な一冊です。
これからFXを始める方、テクニカル分析についてもっと詳しく知りたいなら手に取ってみるといいでしょう。
【書籍】ゾーン「相場心理学入門」

『ゾーン 「相場心理学入門」』は、トレーダー養成機関の代表であるマーク・ダグラス氏によって書かれた心理強化のための書籍です。
本書では、ダグラス氏がトレーダーとして成功するために重要だと考えている心理状態「ゾーン」について解説しています。
【ワンポイント】ゾーンとは
恐怖や不安を感じることなく、冷静で正確な判断ができる状態のことです。ゾーンに入るためには、正しい核となる信念を持ち、自分を信じることが重要であるとダグラスは主張しています。
始める前はどんなに自信満々の人でも、実際にFXや投資をはじめると不安や恐怖に苛まされ、思ってもみない行動を取ってしまうものです。
そのようなドキドキハラハラして損失を出し続けたのちに、はじめてメンタルの重要性について身をもって感じることになるため、これから始めるあなたにはこの書籍の重要性が今ひとつ理解できないかもしれません。
しかし、最初に知っておくことで失敗した時の“気づき”が早まるので、あえて基本的な本として取り上げました。
本書はオーディオブック版『ゾーン「勝つ」相場心理学入門』もあるので、電車の中や通勤時間など、ちょっとした空き時間でも学習することができます。
トレーダーとして成功したい方、自分のメンタルを強化したい方にお勧めの一冊です。
【ウェブサイト】外為どっとコム「マネ育チャンネル」

外為どっとコム総合研究所の「マネ育チャンネル」は、マネーを育てよう!をテーマに、FXに関するオリジナルレポートやインタビュー記事、学習コンテンツを配信しています。
基本的なコンテンツだけにとどまらず、為替トレンドに合わせた特集記事も充実しており、個人投資家の取引技能の向上に役立ちます。
【YouTube動画】トレアイ(Trade Island)

「トレアイ」は、FXのマーケットニュースや著名FXトレーダーの動画などを配信している、GMOフィナンシャルホールディングスが提供している「トレードアイランド」の公式YouTubeチャンネル。
FXの初心者から上級者まで、幅広い層に役立つ情報を提供しています。
トレアイでは、著名なFXトレーダーが雑談を交えながらFXの知識をわかりやすく解説しているので、FXに苦手意識がある方でも楽しく学ぶことができます。
FXの成功者が推奨する「トレード日誌」
FXのトレード日誌は、FXのスキルアップに欠かせないものです。日々の取引結果や市場動向を記録することで、自分の取引傾向やトレンドを把握できます。
また、トレード日誌を振り返ることで、自分の取引戦略やリスク管理を見直し、改善できます。
FXで成功している投資家の多くがトレード日誌をつけていますし、つけることを推奨しています。
成功者への道を本気で目指すのならば、今日からトレード日誌をつけ、習慣になるように努力しましょう。
トレード日誌のメリット
トレード日誌をつけることのメリットは、おもに以下の2つです。
メリット① 自分の取引の傾向やトレンドを把握できる
トレード日誌をつけることで、自分の取引の傾向やトレンドを客観的に知ることができます。
例えば、どの通貨ペアをよく取引しているか、どのようなエントリー(仕掛け)やエグジット(決済)を行っているか、どの時間帯によく取引しているか、どのような結果を出しているかなどを確認できます。
こうした傾向やトレンドを把握することで、自分のトレードスタイルを客観的に評価し、改善すべき点を見つけることができるのです。
メリット② メンタルコントロール能力の向上
トレード日誌を書くことで、メンタルコントロール能力を鍛えられます。
例えば、自分がどのような場面で感情的になり、取引に失敗してしまうかを特定できるようになります。
このような状況を認識することで、同じシチュエーションが来ても、感情に流されることが減り、だんだんと冷静に取引できる回数が増えてくることでしょう。
トレード日誌のつけかた
FXのトレード記録や相場日誌を書く際には、以下の項目を必ず記載するようにしましょう。
- 取引日
- 通貨ペア
- 取引数量(ロット数)
- エントリー価格
- 利食い目標
- 損切りライン
- エントリー理由
- 決済の理由
- 反省点
トレード日誌は、自分のトレードスタイルに合った書き方で書くことが大切です。
日記のように自由に書く人もいれば、表やグラフでデータを整理する人も。書き方は、自分の好みで大丈夫!
本気でスキルアップを目指したいのであれば、毎日少しずつでもトレード日誌を書き続けましょう。
【基本】FXの専門用語
FXにはさまざまな専門用語が出てきます。
ここでは最低限知っておかないとまずい、5つの用語を解説します。
通貨ペア

FXの通貨ペアとは、取引する2つの国の通貨を組み合わせたものです。例えば、米ドル/円(USD/JPY)は、米ドルと日本円のペアです。
FXでは、通貨は常にペアで取引されます。
これは、ある通貨の価値が、他の通貨との相対的な関係で決まるからです。
例えば、米ドル/円が110円であれば、1米ドルは110円の価値があります。
FXで利益を得るには、価値が上がると予想される通貨を買うか、価値が下がると予想される通貨を売らなければなりません。
スプレッド

FXでは、通貨を売買する際に「スプレッド」と呼ばれるコストが発生します。
スプレッドとは、通貨を売る価格(BID)と通貨を買う価格(ASK)の差のことです。
例えば、1米ドル110円10銭から20銭で取引されている場合、米ドル/円のスプレッドは10銭で、1米ドルを買うには110円20銭、1米ドルを売るには110円10銭で取引されます。
スプレッドは、FX会社によって異なります。また、通貨ペアによっても異なり、流動性の高い通貨ペアほどスプレッドが狭くなる傾向があります。
スプレッドはFX取引のコストであるため、できるだけスプレッドが狭いFX会社を選ぶことが重要です。
レバレッジ

FXのレバレッジとは、FX取引において、証拠金として預けた金額の何倍もの取引ができる仕組みのことです。例えば、10万円の証拠金で250万円の取引ができる場合、レバレッジは25倍(250万円÷10万円)となります。
レバレッジをかけることで、少額の資金で大きな利益を狙うことができるのです。ただし、レバレッジ取引はハイリスク・ハイリターンです。損失が発生した場合、証拠金以上の損失が発生する可能性があります。
FXでレバレッジを利用する際は、そのリスクを十分に理解した上で、慎重に行う必要があります。
スワップポイント
FXでは、通貨を売買することで利益を得ることができますが、もう一つの方法として、スワップポイントがあります。
スワップポイントとは、2つの通貨の金利差によって発生する利益のことです。
例えば、日本のように金利の低い通貨を売って、トルコやメキシコ、南アフリカのように金利の高い通貨を買えば、スワップポイントを得られます。
これは、トルコリラやメキシコペソ、南アフリカランドなどの金利が日本円よりも高いため、金利差によって利益が発生するためです。

スワップポイントは毎日発生します。そのため、長期間ポジションを保有することで、大きな利益を得ることができるのです。
ただし、スワップポイントには注意点があります。
スワップポイントは、その通貨の金利の変動によって変動します。つまり、金利が下がればスワップポイントは下がり、金利が上がればスワップポイントは上がるのです。
場合によってはスワップポイントを受け取っていたのが、支払うことになることも考えられます。
また、スワップポイントはFX会社によって異なります。スワップポイントを狙った運用を検討するならば、必ずFX会社のスワップポイントを確認するようにしましょう。
ロスカット
FXでは、取引にレバレッジがかかるため、大きな損失が発生することがあります。
これを防ぐための仕組み、それが「ロスカット」です。
ロスカットとは、損失が一定額を超えると、自動的にポジションを決済する仕組みのこと。これにより、損失がさらに拡大することを防ぐことができます。
ロスカットのルールは、FX会社によって異なります。
例えば、ロスカットの水準は会社によって異なり、50%だったり75%だったりします。
また、ロスカットのタイミングも会社によって異なり、一定の損失額を超えたらすぐにロスカットする会社もあれば、一定期間後にロスカットする会社もあります。
■主要FX会社のロスカットルール
![]() 公式サイト | 時価評価総額が取引金額の2%に相当する日本円額を下回った場合 (証拠金維持率が50%を下回った場合) |
![]() 公式サイト | リアルタイム維持率が選択したロスカット率を下回った場合、新規の未約定注文がある場合は、全て強制的に取り消されます。 ロスカット率:50%、60%、70%、80%、90%(個人口座) |
ロスカットは損失の拡大を防ぐための重要な仕組みですが、ロスカットが発生すると損失が確定してしまいます。そのため、ロスカット発生のリスクを把握した上でFX取引を行う必要があります。
【基本】FXの主な取引スタイル
FXではおもにポジションの保有時間(エントリーから決済するまでの時間)によって、取引スタイルを分類することが多いです。
ここでは4通りの取引スタイルについて解説します。
効率的にFXの勉強をするために、自分がどんな取引スタイルで臨むのかを考えておきましょう。
スキャルピング
スキャルピングとは、数秒から数分程度の短い時間で売買を繰り返し、利益を得るFXの取引手法です。
スキャルピングの特徴として、以下の2点が挙げられます。
- 利益が出るのが早い。
- 損益の額が小さい。
人によりますが、1日あたり数十回から数百回取引を繰り返し、1取引あたり1〜5pipsあたりの値幅を狙います。
1回の取引で得られる値幅は小さいですが、多くの取引を繰り返すことと、レバレッジをきかせることで大きな利益を狙っていきます。
ただし、スキャルピングは短期的な相場の動きを予測して取引するため、一般的にリスクのある手法と言われています。
相場の急変により損失が発生する可能性もあるため、スキャルピングはそのリスクを十分に理解した上で行ってください。
デイトレード
デイトレードとは、1日以内に取引を完了させるFXの取引手法。デイトレードに向いている人は、以下のような人です。
- 短時間で利益を確保したい
- 1日中、マーケットを見る時間がある
- 日をまたいで取引することを望まない
デイトレードは短期的な市場の動きを予測して取引するため、短期間で利益を上げることができます。
また、1日のうち好きな時間に取引できるため、相場に乗り遅れる心配がありません。
しかし、デイトレードは短期的な相場の動きを予測する必要があるため、リスクがある手法といえます。
相場の急変で大きな含み損を抱えてしまう可能性もあるため、デイトレードを行う際には必ず損切りの逆指値を入れておくことが推奨されています。
スイングトレード
スイングトレードとは、数日から数週間にわたってポジションを保有するFXの取引手法。デイトレードやスキャルピングに比べ、1回の取引で大きな値幅を狙えます。
スイングトレードを行うためには、中長期的な相場の流れを把握する必要があり、チャートや経済指標の分析力が必要になるでしょう。
また、スイングトレードでは数日から数週間にわたってポジションを保有するため、資金管理も重要になります。
ポジショントレード(長期投資)
ポジショントレードは、数週間から数か月、場合によっては1年以上の長期にわたってポジションを保有する取引手法です。
(同じ取引数量であれば)短期的な相場の動きを取引するデイトレードやスイングトレードに比べ、1回の取引で得られる利益の額が大きくなります。
ポジショントレードを行うためには中長期的な市場動向の把握が必須となるため、チャート分析に加えてファンダメンタルズ分析についても明るくなっておく必要があります。
また、外貨を保有するポジショントレードでは、為替レートの変動による収益に加え、スワップポイントの獲得も期待できます。
ポジショントレードをする際は、スワップポイントについても意識しておきましょう。
【基本】相場分析の方法
為替相場の分析を勉強するならファンダメンタルズ分析とテクニカル分析について知っておく必要があります。
まずはこの2つの分析方法の違いを知っておきましょう。
ファンダメンタル分析とは
ファンダメンタルズ分析とは、経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)にもとづいて将来の市場価格を予測する分析手法です。
ファンダメンタルズとは、経済成長率、物価上昇率、失業率、財政収支の赤字(黒字)率、経常収支の赤字・黒字額などの指標を指します。
広義には、経済に影響を与える可能性のある要人発言もファンダメンタルズとして利用されます。

ファンダメンタルズ分析を行うには、日々発表される経済指標や要人発言などを収集し、分析する必要があります。
ファンダメンタルズ分析は、長期的な市場動向を把握するためには有効な手法ですが、短期的な市場動向の予測は困難とされています。
テクニカル分析とは
過去の価格や出来高のデータから将来の価格を予測する分析手法です。
テクニカル分析は、過去の価格や出来高の動きが将来も繰り返される可能性が高いという考えに基づいています。テクニカル分析を行うには、価格や出来高の推移を示すチャートを使用します。
チャートは、縦軸に価格、横軸に時間をとった折れ線グラフの形をしており、短期から長期までさまざまな時間軸で作成できます。
移動平均線、ボリンジャーバンド、RSI、MACD、一目均衡表など、テクニカル指標と呼ばれる様々な分析手法を組み合わせて使用します。

テクニカル分析は相場のトレンドや反転を予測し、売買のタイミングを判断するのに有効な分析手法です。
しかし、テクニカル分析は過去のデータに基づいているため、将来の価格を100%正確に予測することはできません。テクニカル分析を行う際には、その限界を理解し、他の分析手法と組み合わせて使用することが重要です。
【基本の勉強から実践へ】FXの上達が早まる3つのアイデア
FXはリスクの高い投資ですが、うまくやれば大きな利益を手にすることもできます。
ここでは、FXのスキルを上げるための3つのアイデアを紹介します。特に②と③は筆者が実際に稼いでいる人たちにインタビューしたときに何度も聞かされたアイデアです。
FXの勉強を始めたばかりの頃はとかく「勝てる手法」を探しがちですが、「リスク管理」と「メンタル」も並行して学んでおきましょう。
① デモトレードを利用する
デモトレード(デモ取引)とは、仮想のお金を使ってリスクなくFX取引を体験できる口座のこと。ほとんどのFX会社が提供しており、簡単な手続きで誰でも無料で利用できます。
FX取引を始める前に取引の基本を学び、練習するための有効な手段としてデモトレードはとてもメリットのあるサービスなのですが、デメリットも分かった上で使うようにしましょう。
デモトレードのメリット
- リスクなくFX取引の経験を積むことができる
- 実際の為替レートを利用できるため、リアルタイム取引と変わらない
- 実際の取引で使用するのと同じ取引ツールや分析ツールを使用できる
デモトレードのデメリット
- 仮想のお金で取引を行うため、実際の取引と同じ結果が得られるとは限らない
- デモ取引の経験がそのまま実際の取引に生かされるとは限らない
- デモ取引での過信は、実際の取引での失敗につながる可能性がある
② リスク管理をきちんとする
外為どっとコム総合研究所の『外為白書2021』によると、個人投資家の2021年の年間収支ではプラスが41.7%、マイナスが36.4%という結果でした。
マイナスよりもプラスの方が多い結果となりましたが、3分の1以上の人がマイナスになっていることは見逃せません。
FX取引でマイナスを出さないためには、以下の2つのリスクを理解しておくことが重要です。
損失リスク
FXはレバレッジを利用するため、小さな価格変動でも大きな損失となる可能性があります。
為替レートのリスク
FXは為替レートの変動によって損益が発生するため、為替レートが不利に動いた場合、大きな損失が発生する可能性があります。
繰り返しになりますが、FXはハイリスク・ハイリターンの金融商品です。リスクを理解した上で、慎重に取引することを心がけておきましょう。
③ メンタルコントロールを重視する
FXで成功するには、テクニカル分析やファンダメンタル分析などの知識やスキルが必要ですが、それ以上に重要なのがメンタルコントロールです。
FXでは、相場が常に変動しているため、常にストレスにさらされている状態です。
ただ、大きな利益を得ても、大きな損失を出しても、冷静さを失わず取引できるようになることが長く相場にいる秘訣です。
メンタルコントロール力を高めるために、以下の点に気をつけましょう。
目標を明確にする
なぜFXを始めたのか、いくら稼ぎたいのかを明確にすることで、モチベーションを維持できます。
リスクをコントロールする
1回のトレードで失ってもよい金額を決め、それを守るようにしましょう。
損失をカットする
損失が膨らみ始めたら、すぐに損失をカットしてください。損切りすることで、さらに大きな損失を防ぐことができます。
休憩を取る
損をしたり、ストレスを感じたりしたら、トレードを休みましょう。休むことでリフレッシュし、冷静な判断ができるようになります。
FXは精神的にコントロールするのが難しい投資の一つです。
しかし、メンタルコントロールを向上させることで、FXで成功する可能性はグッと高まりますので、この4つをつねに意識してFX取引に取り組んでください。
デモトレードができるオススメFX口座2選
FXの勉強に必要なデモトレードを提供しているFX会社を2つご紹介します。
デモトレードで試してからでもいいですし、使い勝手を確認してから本番用の口座開設をしてもいいでしょう。
GMOクリック証券

FXネオのデモ口座最大のメリットは、リスクなく取引を体験できること。
デモ取引は仮想のお金を使うので、実際のお金は必要ありません。損失を心配することなく、さまざまな取引手法を試すことができます。
FXネオのデモ口座には本番用のそれと変わらない取引ツールが用意されています。チャートやテクニカル指標も使いやすく、快適な取引環境で練習することができます。
スマホアプリなら登録不要でできる点も嬉しいですね!
■デモ口座ルール
利用手続き | メールアドレス登録(最短1分) |
デモトレード資金 | 10万円から9,999万円の間(1万円単位) |
取引ツール | パソコン、スマホ |
利用期間 | 1か月 |
■GMOクリック証券 FXネオ取引ルール
取引手数料 | 無料 |
クイック入金 | 13行 |
通貨ペア数 | 20通貨ペア |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
ロスカット | 証拠金維持率50%以下 ※100%を下回った時点で追加証拠金額あり。 |
DMM FX

DMM FXのデモトレードでは、実際のレートと同じレートで取引を体験できます。
また、実際に本取引で使用する取引ツールと同じ仕様なので、本番の取引でも戸惑うことは少ないはずです。
メールアドレスとニックネームだけで簡単に始められ、パソコン・スマホ問わず、すべてのデモ取引ツールから取引できます。
■デモ口座ルール
利用手続き | メールアドレス登録(最短1分) |
デモトレード資金 | 500万円(変更不可) |
取引ツール | パソコン、スマホ |
利用期間 | 3か月 |
■DMM FX 取引ルール
取引手数料 | 無料 |
クイック入金 | 340行 |
通貨ペア数 | 21通貨ペア |
最小取引単位 | 1万通貨 |
ロスカット | 証拠金維持率50%以下 ※100%を下回った時点で追加証拠金額あり。 |
FXの勉強でよくある質問
初心者がFXの勉強を始めるときに感じることの多い疑問点について解説します。
どのぐらい勉強すればいい?
FXの勉強にかかる時間は、個人の学習能力や経験によって異なります。
しかし、一般的には、FXの基礎を学ぶのに1〜2か月程度、実践的な取引スキルを身につけるのに半年〜1年程度かかるといわれています。
FXの基礎を学ぶには、FXの基本的な仕組み、FX市場の動向、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析などの取引戦略などを理解する必要があります。
FXの入門書やウェブサイト、オンラインコースなど、これらのテーマについて学ぶのに役立つ資料はこの記事で取り上げたもの以外にもたくさんあるので、継続的に学習していきましょう。
FXの勉強のポイントは?
基本的な知識を学んだら、実際の取引スキルを練習する必要があります。
これは、デモ口座を使って仮想通貨で取引したり、少額の実際のお金で取引したりすることで行えます。デモ口座は、実際の資金を危険にさらすことなく、自分の取引スキルを試せる優れた方法です。
実際のお金で取引を始める準備ができたら、取引戦略を慎重に検討し、リスク管理の重要性を理解することが重要です。
また、取引の心理を理解し、自分の感情をコントロールできるようにする必要があります。
FXの勉強にかかる時間は、個人の学習能力や経験によって異なります。FXで成功したいのであれば、時間をかけてトレードについて学び、実践的なスキルを身につけるようにしましょう。
どのような取引スタイルにすればいい?
外為どっとコム総合研究所の『外為白書2021』によると、「取引頻度」の問いに対する回答割合は以下の通りです。
- デイトレード:37.6%
- 2~3日に1回程度:13.4%
- 1日に1回程度:12.5%
- 週に1回程度:12.2%
- 月に1回程度:9.4%
40%近くがデイトレードという結果を参考にしてみてください。
FXは24時間取引できるので、仕事や家業で日中忙しい人でも18時〜24時頃の時間帯に1日1回以上の取引が可能です。
ただし、いつでも簡単に取引できることはFXのメリットですが、刺激が欲しくてエントリーしないと気が済まない「ポジポジ病」になりやすい危険もあるのでご注意を。
慣れるまでは1,000通貨や1万通貨といった比較的少ない数量で取引するようにしてください。
【まとめ】FXで成功したいなら日々の勉強は不可欠
この記事のポイント
- 自分に適した取引ルールを考えながらFXの勉強をしよう
- トレード日誌をつけることで、自分の改善点を把握できる
- 無料で利用できるデモトレードをFXの勉強に活用しよう
- トレード手法も大切だが規律を守るメンタルはもっと大事
FXは大きな利益を得る可能性がある反面、ハイリスクな取引でもあります。
FXを始める前に基本から取引戦略の作り方まで学んでおくのが重要ですが、学んだからといって必ず稼げるようになるわけではないのがFXの難しいところです。
でも、「自分なりのFXの稼ぎ方」を確立することができれば、それは一生の財産になります。
一度や二度の失敗で諦めずに勉強を続けて夢を叶えてください。