
この記事のポイント
- 注文機能や検索機能など8つのポイントを見れば優れた株アプリがわかる
- 注文のしやすさで選ぶなら楽天証券の株アプリ
- 操作性で選ぶならマネックス証券とGMOクリック証券の株アプリ
- 銘柄検索機能で選ぶならSBI証券の株アプリ
- 情報収集で選ぶなら松井証券とmoomoo証券の株アプリ
「株式投資を始めたいけど、どのアプリを使えばいいのか迷っている」
「多くの選択肢から最適な株アプリを見つけたいが、何を基準に選べばいいのか分からない」
その悩み、解決します。
現代では、スマートフォン一つで簡単に株式投資を始められますが、アプリによって特徴や使い勝手が異なるため、自分に合ったものを選ぶのがなかなか難しいです。
この記事では、株アプリの選び方からおすすめの株アプリまで、初心者から上級者までが満足できる情報を徹底解説します。注文のしやすさ、チャートの見やすさ、情報収集機能の充実度など、選択の際に重要なポイントを分かりやすく説明していきます。
さらに、市場で人気の高い株アプリ7選を紹介し、それぞれの特徴と利点を詳しく解説。最後には、他にもおすすめしたい株アプリをいくつかピックアップして、あなたの投資ライフがより豊かになるようサポートします。
※この記事は2024年2月時点の情報をもとに作成しています。
目次 ー Contents
株価チェック、情報、分析に便利な株アプリは欠かせない
株アプリとは、スマートフォンで利用できる株取引ツールのことを指します。株アプリを使うことで、外出先でもリアルタイムで株価の確認、チャート分析、銘柄検索が可能となり、スキマ時間を利用して手軽に投資活動ができるようになります。
多くの株アプリには、投資家をサポートする機能が備わっています。例えば、アラート機能を使えば、注目銘柄の株価が設定した水準に達した際に通知を受け取ることができ、タイミングを逃さずに取引を行うことが可能です。また、テーマ検索機能を用いると、話題のテーマに基づいて銘柄を検索でき、株初心者にも分かりやすいです。
しかし、株アプリの選択は事実上、証券会社の選択を意味します。アプリと証券会社は直接連携しているので、株アプリの選択は事実上、証券会社の選択を意味します。
近年、株アプリの種類は多様化しており、高性能なものから初心者向け、さらにはコミュニティ型で情報交換ができるものまで、さまざまです。これらはPC取引ツールと同等の機能を提供し、出先での取引が格段に便利になりました。
初心者が株アプリを選ぶ3つの重要ポイント
株式投資において、何より重要なのが情報収集と分析です。これらの機能が充実した株アプリを上手く活用することで、株式市場への理解を深め、より最適な投資判断が可能になります。
- ニュースへのアクセス性
アプリ内で最新の市場ニュースや企業情報をスムーズに確認できる。 - 四季報と指標の確認機能
四季報などの重要な資料や、日経平均株価などの経済指標をアプリ内で容易に閲覧できる機能を搭載。 - 銘柄のスクリーニング機能
投資テーマや財務基準に基づいて銘柄を絞り込める快適なスクリーニング機能を搭載。
スマホ専用の株アプリの選び方のポイント[厳選]
スマホ専用の株アプリを選ぶ上で重要な視点を8つ、以下の表にまとめました。ポイントとおすすめのアプリも記載しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント | おすすめアプリ | |
---|---|---|
①注文のしやすさ | 注文プロセスがシンプルで直感的である注文プロセスは、操作の手順が少なく、入力項目が簡潔 | ![]() ⇒楽天証券 「iSPEED」 |
②取引画面の見やすさ、操作性のよさ | 直感的で簡単な操作が可能画面上の情報がシンプルであり、必要な操作がすぐに理解できる | ![]() ⇒マネックス証券 「マネックストレーダー株式スマートフォン」 ![]() ⇒GMOクリック証券 「GMOクリック株」 |
③チャートの見やすさ、分析機能の充実度 | 細かいチャート分析がアプリ内でスムーズに行えるスマホに適した操作性を持ち、複数のチャート分析を1画面で行える | ![]() ⇒SBI証券 「SBI証券 株アプリ」 |
④銘柄検索機能の使いやすさ、充実度 | 配当や株主優待、値上がり率、企業の業績など多角的に銘柄を検索できる独自に設定した「おすすめスクリーナー」のようなスクリーニング機能が充実 | ![]() ⇒SBI証券 「SBI証券 株アプリ」 |
⑤情報収集のしやすさ | アプリ内における最新の市場ニュースや企業情報へのアクセス性日経平均株価などの経済指標をアプリ内で容易に閲覧できる機能スクリーニング機能 | ![]() ⇒松井証券 「株Touch」 ![]() ⇒岡三オンライン 「岡三カブスマホ」 |
⑥取扱銘柄の充実度 | 取扱銘柄の種類と数が豊富インド株など米国以外の外国株にも対応している新NISAといった税制優遇制度へ対応している | ![]() ⇒楽天証券 「iSPEED」 ![]() ⇒SBI証券 「SBI証券 株アプリ」 |
⑦取引方法の種類の多さ | 成行注文や指値注文だけでなく、逆指値注文や自動注文など、多様な取引オプションを提供提供している取引方法が、自分の取引スタイルや投資戦略に合っていること | ![]() ⇒auカブコム証券 「auカブコム証券アプリ」 |
⑧アラート機能の有無 | 株価、約定通知、決算発表、株主優待情報、企業の重要なニュースなど、幅広い情報を提供していること自分の投資スタイルや情報ニーズに合ったアラート機能を備えていること | ![]() ⇒岡三オンライン 「岡三カブスマホ」 |
①注文のしやすさ
株アプリを選ぶ上で、注文のしやすさは非常に重要な要素です。
特にスマートフォンを主な取引手段としているユーザーにとって、アプリからの注文プロセスがシンプルで直感的であることが求められます。注文プロセスは、操作の手順が少なく、入力項目が簡潔なものが理想的です。初心者向けには、注文画面がわかりやすく、必要最小限の選択で注文が完了するようなデザインが好まれます。
例えば、楽天証券の「iSPEED」 は、注文画面がシンプルで直感的な操作が可能である点で高く評価されています。このアプリでは「エクスプレス注文」機能を通じて、デイトレーダーが迅速に注文を行うことができます。また、初心者でも容易に利用できるよう「シンプル」モードへの切り替え機能が提供されており、成行注文や指値注文といった基本的な注文方法をシンプルに選択できます。
スマートフォンの小さな画面でも、注文方法、価格、数量といった重要な情報を正確に入力できるアプリの選定が重要です。投資経験が少ない初心者では、シンプルで理解しやすい注文画面を備えたアプリが推奨されます。一方で、投資経験者の場合、より詳細な注文条件を設定できる機能を備えたアプリが適しているでしょう。
経験レベルと自身のニーズに応じた株アプリの選択が、効率的かつ効果的な取引につながります。
注文のしやすさで選ぶなら楽天証券「iSPEED」!

②取引画面の見やすさ、操作性のよさ
株取引アプリを選ぶ際、重要な要素の一つが取引画面の見やすさと操作性です。直感的で簡単な操作が可能なアプリは、初心者から経験者まで幅広いユーザーにとって使いやすいです。特に、初心者は画面上の情報がシンプルであり、必要な操作がすぐに理解できるものを選ぶと良いでしょう。これは、誤操作を防ぎ、取引チャンスを逃さないためにも重要です。
株取引には、さまざまな情報を確認しながら行う必要がありますが、初心者にとっては情報の取捨選択が困難な場合があります。したがって、初心者は情報が一画面に凝縮されすぎていない、必要最低限の情報のみが表示されるアプリを選ぶと良いでしょう。画面のレイアウトやデザインにも注目し、文字の大きさや色使いが見やすいものが望ましいです。
また、基本的な注文機能はほとんどの株アプリで共通しているため、画面の見やすさやわかりやすさを重視して選ぶべきです。投資初心者にとって、注文機能よりも取引のしやすさがより重要となります。注文機能が豊富なアプリよりも、取引画面の見やすい、直感的に操作できるアプリが初心者には適しています。
例えば、初心者にとって操作がしやすいのはGMOクリック証券の「GMOクリック株」です。株数の設定がしやすい、パスワードが省略できるなどの特徴があり、成行注文ですぐに取引したいときにとくにおすすめです。
また、マネックス証券「マネックストレーダー株式スマートフォン」もおすすめです。株取引がシンプルかつ直感的に行える専用アプリで、少ない操作で注文画面にたどり着ける利便性が特徴です。デザインは見やすさを追求しており、長時間使用しても疲れにくいとの評価があります。特に、広告が表示されず、シンプルな画面で情報をまとめて見ることができるため、使いやすさを感じるユーザーが多いようです。
取引画面の見やすさ、操作性のよさで選ぶならGMOクリック証券「GMOクリック株」!

取引画面の見やすさ、操作性のよさで選ぶならマネックス証券「マネックストレーダー株式スマートフォン」!

③チャートの見やすさ、分析機能の充実度
株取引アプリの選択において重要なのは、チャートの見やすさと分析機能の充実度です。初心者から経験者まで、株取引ではチャート分析が欠かせません。効率的な取引を実現するためには、細かいチャート分析がアプリ内でスムーズに行えることが望ましいです。
主要なチャート分析機能には、出来高、MACD(移動平均収束拡散指標)、RSI(相対力指数)、ストキャスティクスなどがあります。特に初心者は、移動平均線や出来高の理解から始めるとよいでしょう。移動平均線は、一定期間の株価平均を示すもので、分析には短期線と長期線の比較が一般的に用いられます。ゴールデンクロスやデッドクロスなど、移動平均線を使用した分析手法は、株価の将来的な動向を予測するのに役立ちます。
スマートフォン用に最適化されたアプリであれば、チャートの一覧性が高く、分析が容易になります。例えばSBI証券の「SBI証券 株アプリ」のように、スマホに適した操作性を持ち、複数のチャート分析を1画面で行えるアプリは非常に有用です。拡大や縮小が自由にできる機能も、チャート分析時の細部の確認には不可欠です。
テクニカル分析を重視する投資家にとって、チャートが見やすく、多様なテクニカル指標に対応しているというのはアプリ選びの必須条件です。画面がスマートフォンに最適化されていないアプリでは、トレンドやパターンの把握が困難になることがあります。アプリによっては、デイトレード向けに1分足やTick表示に対応しているものもあり、これらの機能は迅速な取引に役立ちます。
また、チャート上に複数のテクニカル指標を表示できるアプリは、より複雑な分析を可能にします。移動平均線やボリンジャーバンドなど、様々な指標を利用できるかを確認することが重要です。これらの指標を利用することで、「買われすぎ」や「まだ上昇の余地あり」など、より詳細な分析結果を得ることができます。
チャートの見やすさ、分析機能の充実度で選ぶならSBI証券「株アプリ」!

④銘柄検索機能の使いやすさ、充実度
株アプリ選びの際、銘柄検索機能の使いやすさと充実度は非常に重要です。日本株だけでも3,800銘柄以上あり、効率的に自分に合った投資先を見つけるためには、アプリ内で直接、配当や株主優待、値上がり率、企業の業績など多角的に銘柄を検索できることが求められます。
初心者に優しいアプリでは、証券会社が独自に設定した「おすすめスクリーナー」のようなスクリーニング機能が提供されており、これを利用することで、初心者でも簡単に銘柄を選び出すことができます。例えば、SBI証券の「SBI証券 株アプリ」では、この機能を活用して高配当銘柄や成長株を簡単に探し出すことが可能です。
また、投資先の選定に自信がない方には、チャート形状や企業業績を基に銘柄を検索できる機能が有効です。これにより、「最近株価が上がっている銘柄」や「去年よりどれだけ成長したか」など、具体的な基準で銘柄を絞り込むことができます。さらに、業績検索では、企業の決算情報を数字や星数でフィルタリングでき、長期的な成長が見込まれる銘柄や、割安な銘柄を簡単に見つけることができるでしょう。
投資初心者には、優待・配当検索や最低投資金額での銘柄検索など、日常生活に役立つ銘柄を見つけやすくする機能も重宝されます。また、ランキング機能を利用することで、市場で活発な取引が行われている銘柄や注目度の高い銘柄を把握することが可能です。
銘柄検索機能の使いやすさ、充実度で選ぶならSBI証券「株アプリ」

⑤情報収集のしやすさ
株式投資では迅速かつ正確な情報収集が成功の鍵を握ります。適切な株アプリを選んで日々の市場動向、企業業績、経済指標など必要な情報を手軽に、迅速に入手しましょう。
情報収集のしやすさを重視する際、以下のポイントを考慮しましょう。
- ニュースへのアクセス性
アプリ内で最新の市場ニュースや企業情報を直接確認できるかどうか。外部ブラウザに頼らず、アプリ内で完結する情報収集が理想的です。 - 四季報と指標の確認機能
四季報などの重要な資料や、日経平均株価などの経済指標をアプリ内で容易に閲覧できる機能は、投資判断の重要な支援となります。 - スクリーニング機能
投資テーマや財務基準に基づいて銘柄を絞り込めるスクリーニング機能は、効率的な情報収集と銘柄選定に役立ちます。例えば、「AI」「5G」などのトレンドや、「今期増益予想」「自己資本比率〇%以上」など具体的な条件でフィルタリングできるかがポイントです。
特に初心者にとって、チャートの視認性や分析機能も重要です。松井証券の「株Touch」のように、初心者でも簡単に操作でき、チャートの設定や分析が行えるアプリは非常に便利です。また、岡三オンラインの「岡三カブスマホ」のように、充実した投資情報やユニークな機能を提供するアプリも、情報収集の幅を広げるために有効です。
アプリ選びでは、自分の生活スタイルや投資スタイルに合った情報収集機能を持つものを選ぶことが大切です。また、複数のアプリを併用することで、より多角的な情報を得られる可能性もあります。情報は投資判断の土台となるため、これらのポイントを踏まえて、最適な株アプリを選びましょう。
銘柄検索機能の使いやすさ、充実度で選ぶなら松井証券の「株Touch」!

銘柄検索機能の使いやすさ、充実度で選ぶなら岡三オンラインの「岡三カブスマホ」!

⑥取扱銘柄の充実度
株アプリを選ぶ際、取扱銘柄の種類は非常に重要です。投資したい銘柄がアプリで取り扱われているかどうかは、投資活動の幅と成功を左右します。
まず、基本となる日本株や投資信託の取り扱いは確認しておきましょう。さらに、多くの投資家にとって重要なのが外国株の取り扱いです。特に米国株は多くの証券会社で取り扱われていますが、取扱銘柄数は会社によって異なるため、自分が投資したい銘柄が含まれているか確認が必要です。また、中国株や韓国株など、米国以外の外国株も取り扱っているかチェックしましょう。
単元未満株の取り扱いも重要なポイントです。これにより、100株未満の少額から株式投資を始めることができますが、取り扱いのある銘柄数が限定されている場合もあるため注意が必要です。
また、NISAのような税制優遇制度への対応もチェックすると良いでしょう。これらの制度を利用することで、税負担を軽減しながら投資を進められるようになります。
投資先の多様性を重視する場合は、特にSBI証券や楽天証券のように、取扱銘柄が豊富なネット証券を選ぶと良いでしょう。これらの証券会社は取扱投資信託が2,000本を超え、外国株やIPO銘柄も幅広く取り扱っており、初心者から上級者まで幅広い投資家のニーズに応えることができます。
チャートの見やすさ、分析機能の充実度で選ぶならSBI証券「株アプリ」!

銘柄検索機能の使いやすさ、充実度で選ぶなら楽天証券の「iSPEED」!

⑦取引方法の種類の多さ
株式投資では、取引方法の選択が重要です。一般的に、投資家は「成行」や「指値」といった基本的な注文方法を利用します。成行注文は、市場価格で即座に取引を行う方法です。一方、指値注文では、特定の価格を指定して取引を行います。しかし、これら以外にもさまざまな取引方法が存在します。
逆指値注文は、株価が特定の価格に達した場合のみ取引が行われる方法です。この注文は、特に株価の予想動向が特定のポイントで大きく変わると考えられる場合に有効です。例えば、株価が一定の価格を超えたら上昇が予想される時、逆指値注文を設定することで、その価格点を超えるまでは取引が行われません。
さらに、OCO注文、IFD注文、IFDOCO注文など、より複雑な取引方法もあります。これらの注文方法は、特定の条件下で自動的に取引を行うよう設定されており、投資戦略に応じて利用できます。
株アプリの選択においては、これらの取引方法をサポートしているかどうかが重要です。取引方法が多ければ多いほど、投資家はより柔軟に市場の変動に対応し、自分の投資戦略を実行できます。例えば、 auカブコム証券の「auカブコム証券アプリ」は、幅広い取引方法に対応しており、成行注文や指値注文だけでなく、逆指値注文や自動注文など、多様な取引オプションを提供しています。
株アプリを選ぶ際は、取引方法の多さを確認し、自分の取引スタイルや投資戦略に合ったアプリを選ぶことが重要です。複数の注文方法をサポートしているアプリを選択することで、市場の変動に柔軟に対応し、様々な投資機会を最大限に活用できるようになります。
銘柄検索機能の使いやすさ、充実度で選ぶなら auカブコム証券「auカブコム証券アプリ」!

⑧アラート機能の有無
アラート機能とは、特定の株価が事前に設定した一定のラインに達した時に通知を受け取れる機能のことを指します。この機能を利用すると、気になる銘柄の株価が目標価格に達した際に速やかに対応することが可能となります。
例えば、ある企業の株価が現在よりも10%下落した場合に購入を検討しているとします。普段から株価を常にチェックしておくのは難しいですが、アラート機能を設定しておけば、その価格に達した時点で通知が届くため、忘れてしまう心配がありません。
また、アラート機能は株価のみならず、約定通知、決算発表、株主優待情報、さらには企業の重要なニュースなど、幅広い情報を提供してくれます。これにより、忙しい中でも取引のチャンスを逃さずに済み、また、株価の急激な変動にも迅速に対応することができます。
アラート機能の設定可能項目が多いアプリほど、より細やかな市場動向の把握が可能となるため、取引のタイミングを逃しにくくなります。例えば、岡三オンラインの「岡三カブスマホ」のように高機能なチャート分析やリアルタイムの株価情報提供はもちろん、多岐にわたるアラート設定が可能なアプリは、特に忙しいサラリーマンにおすすめです。
選ぶ際は、自分の投資スタイルや情報ニーズに合ったアラート機能を備えているかどうかを事前に確認しましょう。
銘柄検索機能の使いやすさ、充実度で選ぶなら 岡三オンライン「岡三カブスマホ」!

証券会社のおすすめスマホ専用株アプリランキング
おすすめの株アプリは下記の7つです。
- SBI証券「株アプリ」
- 楽天証券「iSPEED」
- 松井証券「株Touch」
- マネックス証券「マネックストレーダー株式スマートフォン」
- auカブコム証券「auカブコム証券アプリ」
- 岡三オンライン「岡三カブスマホ」
- GMOクリック証券「GMOクリック 株」
それぞれ、特徴と「こんな人におすすめ!」という視点で丁寧に解説しますので、お気に入りのアプリを見つけてみてください!
SBI証券「株アプリ」

こんな人におすすめ
- 株式投資の初心者の人
- 住信SBIのハイブリッド預金との連携機能により、ATM手数料や振り込み手数料が一定回数無料になるなど、生活面での利便性を重視する人
- NISA口座での取引を検討している人
SBI証券の「株アプリ」は、全体的にバランスの取れた使いやすいスマートフォンアプリです。初心者にも扱いやすく、豊富なテクニカル分析やニュース配信が特徴。ユーザーが求める情報を一通り網羅しており、特に値動きの確認が直感的に行える点が評価されています。
主要な機能には、複数のチャート分析が一画面で行える点や、株価のアラート設定、詳細な銘柄検索機能があります。また、アップデートを重ねることで初心者でも容易に操作できるようになっています。株主優待や投資テーマ、決算日など様々な条件での検索が可能で、細かい設定も自由自在です。
さらに、SBI証券の株アプリは、一株からの購入が可能であり、住信SBIのハイブリッド預金との連携も魅力の一つです。この機能により、ATM手数料や振り込み手数料が一定回数無料になるなど、生活面での利便性も考慮されています。
情報量も豊富で、スクリーニング機能も充実しているため、投資家は自分のニーズに合った銘柄を簡単に見つけ出せるでしょう。PC版にも劣らない情報提供能力をスマートフォンで体験できるため、外出先でも詳細な分析が可能です。
取引方法や注文方法も多岐にわたり、NISA口座での取引も可能。主なテクニカル指標には、移動平均線やMACD、ボリンジャーバンドなどが含まれています。これらの機能と組み合わせることで、より精度の高い投資判断が可能になります。
全体として、SBI証券の「株アプリ」は、初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応した使いやすさと、充実した機能を兼ね備えています。株式投資を始めたい人や、より便利な取引環境を求める経験者におすすめのアプリです。
楽天証券「iSPEED」

こんな人におすすめ
- スマートフォンで投資を始めたい初心者の人
- 注文画面などを使いやすいようにカスタマイズしたい人
- 楽天グループのサービスとの連携による還元率の高さを重視する人
楽天証券の「iSPEED」は、iPhone、iPad、Android、さらにはApple Watchにも対応し、株取引に必要な機能や情報を網羅している高度に完成されたスマートフォンアプリ。このアプリは、特に投資初心者にとって使いやすい設計が特徴で、直感的な操作性と視認性の高さで、株取引をシンプルかつ効率的に行えます。
特に、初心者向けにカスタマイズ可能な注文画面や、マイページを自分の好みに合わせてカスタマイズできるMy Page機能が魅力的です。30種類以上のパーツから選んで、投資情報を一画面に集約できるため、情報収集が格段に便利になります。また、エクスプレス注文機能により、タップ一つで迅速な注文が可能で、短期トレーダーにも適しています。
さらに、楽天証券ならではの利点として、取引によっては現金、ポイント、楽天キャッシュなど、様々な取引手段を選ぶことができ、楽天グループのサービスとの連携による還元率が高いです。また、無料で利用できる会社四季報の情報や、業種別、テーマ別の市場動向の確認も可能で、投資判断に役立つ有益な情報を手軽に入手できます。
しかし、多機能であるがゆえに操作がやや複雑であるというデメリットもあり、ログインしていないと利用できない機能が多い点も注意が必要です。また、テクニカル指標が約15種類と豊富であるため、テクニカル分析を行いたいユーザーにとっては適していますが、初心者は使いこなすまでに時間がかかるかもしれません。
総じて、「iSPEED」は、操作性、機能性、情報量のバランスが取れた株アプリで、特に楽天証券を主要な取引プラットフォームとしているユーザーにとって、その利便性と経済性は非常に魅力的です。
松井証券「株Touch」

こんな人におすすめ
- 情報収集機能を重視する人
- 操作に不安を感じる初心者の人
- セキュリティ面での安心感を求める人
松井証券が提供する「株Touch」は、iPhone、アンドロイド、iPadで使用可能な日本株専用アプリです。旧版「株touch」から大幅に機能が改善され、株式取引を始めたばかりの初心者から、頻繁に取引を行うアクティブトレーダーまで幅広いユーザーに対応しています。
「株Touch」は、特に初心者にとって使いやすい機能が盛りだくさん。画面の構成がわかりやすく、発注からチャート分析、ニュース閲覧まで、株式取引に関する全ての機能をこの一つのアプリで完結できます。また、シンプル注文や優待クロス注文など、ニーズに合わせた注文方法を提供しており、操作性の向上が図られています。
さらに、個別銘柄の情報収集がしやすく、チャート機能は視認性が高く、初心者でも迷わずに使える設計になっています。チャート設定も細かく、Tickデータや複数の時間足を設定可能で、線を引いて値動きを分析することができます。
デメリット面は、一部ユーザーから「アプリの動作が重い」「デザインが古い」「株価やチャートの更新が遅れる」といった声が報告されています。また、PCとの連携ができない点や、四季報が見られない点も改善の余地があります。
それでも、「株Touch」は、松井証券がサポートするリモートサポートにより、操作に不安を感じる初心者でも安心して利用できることでしょう。アプリの使いやすさやセキュリティ面での安心感は、多くのユーザーに評価されており、株式投資を始めるにあたって、松井証券の「株Touch」を選択肢の一つとして考慮する価値は大いにあります。
マネックス証券「マネックストレーダー株式スマートフォン」

株アプリはこんな人におすすめ
- 主に短期投資を行う人
- 広告が表示されず、シンプルな画面で情報をまとめて見たい人
- 米国株への投資を考えている人
マネックス証券が提供する「マネックストレーダー株式スマートフォン」は、iOS、Android、iPadに対応しており、株取引がシンプルかつ直感的に行える専用アプリ。主に短期投資を行うユーザーに適した設計で、少ない操作で注文画面にたどり着ける利便性が特徴です。
このアプリでは、個別銘柄の板情報、チャート、銘柄詳細を簡潔に表示されており、テクニカル指標はユーザー自身が数値を設定可能です。また、デザインの見やすさが追求され、長時間使用しても疲れにくいとの評価があります。特に、広告が表示されず、シンプルな画面で情報をまとめて見ることができるため、使いやすさを感じるユーザーが多いようです。
しかし、銘柄検索やチャート分析、情報収集の面では他のアプリに比べて機能が不十分な場合があるため、PCを補助として使用するユーザーに適しています。また、クレジットカードを使用した投資信託の積立では、ポイント還元率が高く、米国株購入時の為替手数料が無料という独自のメリットがあります。
一方で、アプリは信用取引の「現引」「現渡」に対応しておらず、NISA口座にも対応していません。また、アプリのアップデート後にログインが解除されるなど、一部で動作の安定性に問題があるとの声もあります。
トレードの際は、個別銘柄の画面からすぐに注文できるため、発注や銘柄管理がラクラクです。さらに、米国株に特化した「トレードステーション米国株スマートフォン」アプリも提供しており、米国株のリアルタイム情報やニュースを手軽に入手できます。
マネックス証券の「マネックストレーダー株式スマートフォン」は、シンプルながらも必要十分な機能を備え、特に米国株への投資を考えているユーザーにおすすめの株アプリです。
auカブコム証券「auカブコム証券アプリ」

こんな人におすすめ
- 国内株式、投資信託、NISAなど幅広い金融商品を1つのアプリでまとめて取引したい人
- 豊富なテクニカル指標で分析したい人
- 国内株の取引を中心に行いたい人
auカブコム証券アプリは、機能性とデザインの両方をシンプルに保ちながら、株式取引をはじめとする幅広い金融商品の運用を一手に担う、使い勝手の良いモバイルアプリ。国内株式、投資信託、さらにNISA口座にも対応しており、auカブコム証券の口座を持っていれば、資産管理から注文まで、すべてこの一つのアプリで網羅できます。
注目すべきは、その使いやすさ。最短ステップでの注文完了機能を備え、さらに複数の注文方法が選択可能で、自動注文にも対応しています。加えて、チャート機能はシンプルでありながら、必要に応じて高機能な「EVERチャート」をブラウザで開くことができます。
テクニカル指標は50種類以上と豊富にあり、初心者から中〜上級者まで、幅広いユーザーに対応しています。しかし、チャート表示が小さく横画面表示に対応していないため、詳細な分析を希望するユーザーには少し不便かもしれません。また、海外指標や為替情報は少なめなので、外国株に関する情報を求める場合は他の情報源も必要になるでしょう。
それでも、国内株だけでなく、FXや先物取引、外貨MMFなど、他の金融商品にも幅広く対応している点は大きな利点です。auカブコム証券アプリは、特に複数の金融商品に投資している方にとって、資産状況を一元管理できる便利なツールといえるでしょう。
岡三オンライン「岡三カブスマホ」

こんな人におすすめ
- 高機能なチャート分析、リアルタイムでの株価情報、そしてアラート機能を望む人
- 機関投資家も参考にするような詳細な企業分析を必要とする人
- SNS情報をAIが解析し投資情報として提供する「#カブトレンド」というユニークな機能に興味がある人
岡三カブスマホは、スマートフォンをフル活用した操作性を持つ高性能株取引アプリです。スマホ特有の操作、スワイプやフリックによる直感的な使い心地が魅力で、慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、その分独自性の高い体験ができます。
このアプリは、高機能なチャート分析、リアルタイムでの株価情報、そしてアラート機能を備え、基本的なトレード機能を網羅しています。さらに、SNS情報をAIが解析し投資情報として提供する「#カブトレンド」というユニークな機能を持っており、新しい形の投資情報収集が可能です。
メリットは決算発表や新規上場銘柄の一覧が見られること、多様なテクニカル指標、そして情報量が豊富な点です。しかし、操作画面が小さいことや、一部のチャートが見づらい点がデメリットとして挙げられます。
岡三オンラインは投資情報が充実しており、岡三証券のアナリストレポートにもアクセス可能です。これにより、機関投資家も参考にするような詳細な企業分析を得ることができます。
ただし、外国株や先物OPには対応していないため、これらの取引を考えている方には不向きかもしれません。
GMOクリック証券「GMOクリック株」

こんな人におすすめ
- 使いやすさ・見やすさを望む人
- スマホ一つでPC並みの株取引機能を持つことを求める人
- 外出先でも詳細な銘柄分析を行いたい人
GMOクリック証券の「GMOクリック株」アプリは、2021年11月に大規模なリニューアルを経て、iPhone、Android、iPadで利用可能な株取引アプリとして新たに生まれ変わりました。最大の魅力は、使いやすさと見やすさです。フラットデザインを採用し、銘柄管理、注文、スクリーニング機能が大幅に進化しています。
特に新設された「ブラウジングモード」は、ユーザーにとって非常に便利な機能。ブラウジングモードを使用すると、登録銘柄のチャート、気配値、保有状況、新着ニュースなど、主要情報を一画面にまとめて表示し、スワイプ一つで簡単に銘柄を切り替えられます。また、「Action」機能により、チャート上で直接、テクニカル分析を行いながら価格設定と注文が可能になるなど、株取引の効率性が大幅に向上しています。
またスクリーニング機能も強化されており、PCツールと同等の機能をスマホ上で利用できるため、外出先でも詳細な銘柄分析が行えます。ただし、アプリにはいくつかの制限もあり、例えば投資信託の取引や管理はできず、FXやCFDの取引には別途アプリが必要です。
長年のユーザーからは、アプリの使い勝手が全体的に向上したとの声があり、特に「ブラウジングモード」や「Action」機能の追加により、よりスムーズかつ効率的な取引が可能になったと評価されています。しかし、一部からは文字の大きさや一覧性に関する改善の余地が指摘されています。
GMOクリック証券「GMOクリック株」は、高機能ながら直感的な操作が可能なアプリであり、スマホ一つでPC並みの株取引機能を持つことを求めるユーザーにとって、おすすめの株アプリです。
その他のおすすめ株アプリ
本項では、王道のおすすめ株アプリ7選とは別に、最近はやりのアプリ、少し玄人好みのアプリを激選して3つ紹介します。
- TradingView
- moomoo証券アプリ
- ウェルスナビ
メインの株アプリを補完する意味合いとして、またより幅広い視点で株取引・資産運用をする上で、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
TradingView

こんな人におすすめ
- 1999年以前の株価動向も確認したい人
- 個々の株や株価指数、通貨、先物、債券など、幅広い金融商品のチャートを確認したい人
- 他のユーザーの投資アイデアやトレード配信を閲覧したい人
TradingViewは直接個別株の取引はできませんが、チャート機能に優れており、特に過去のデータにアクセスしやすい点が特徴です。1999年以前の株価動向も確認でき、日経平均株価のような長期にわたって取引されている指数のチャートも閲覧できます。これは多くのネット証券のアプリでは確認できない情報で、特に歴史的なデータを重視するトレーダーにとって有益です。
無料プランの場合、チャートの分析機能にはいくつか制限がありますが、他のネット証券のアプリと併用することで、これらの制限を補えます。ただし、銘柄検索や情報収集には向いていないため、主に単一銘柄のチャート確認に利用するのが良いでしょう。
個々の株や株価指数以外に、外国為替、先物、債券など、幅広い金融商品のチャートを提供しています。TradingViewのサービスは、ブラウザ版とスマホアプリ(PC・スマホ)で利用可能。チャート機能は非常に充実しており、証券会社のチャートツールを遥かに超える、描画ツールやテクニカル指標がデフォルトで用意されています。また、他のユーザーが作成したテクニカル指標を利用することも可能です。
その他の機能としてはコミュニティ機能が面白く、他のユーザーの投資アイデアやトレード配信を閲覧することができます。トレードの参考にしたり、自身のアイデアを配信してみてはいかがでしょうか。
moomoo証券

こんな人におすすめ
- 米国株取引を始めたい方や、より本格的な取引を求める人
- プレミアム動画で米国株と日本株の最新の情報を確認したい人
- 売買動向や市場のシグナルをリアルタイムで把握したい人
moomoo証券は、Futu Holdings Ltd.により設立され、日本のひびき証券を買収して生まれ変わった、新世代の投資アプリです。このアプリは、主に米国の個別銘柄とETFに特化しており、充実した投資情報量で世界中の2,000万人以上の投資家から支持を受けています。日経CNBCとのコラボで株式の相場予想から取引までこのアプリ1つで完結しており、米国株と日本株に関する最新の情報を速報で確認できます。
特に、プレミアム動画で下記2点を確認できるのが魅力です。
- 米国株フォーカス
専門家による米国株式市場の週次総合分析をチェックして、投資戦略を強化できます! - インサイト
米国株と日本株に関する毎日更新の情報、注目の話題と最新トレンドに関する相場予測が充実!
moomoo証券アプリの最大の特徴は、
- 米国株の売買状況が0.3秒ごとに更新される
- 大株主の取引動向が確認できる
- 従来の大手証券会社のアプリにはない詳細な銘柄検索機能を有している
の3つ。これらの機能により、ユーザーは売買動向や市場のシグナルをリアルタイムで把握でき、最新ニュースのチェックも可能になります。
投資初心者から上級者まで、幅広いユーザーに対応するこのアプリは、特に米国株取引に関心のある人々に向けて設計されています(銘柄数は約7,000以上、業界屈指の取引手数料、24時間取引可能)。また、投資初心者には、豊富な情報量が挑戦的に感じることもあるかもしれませんが、インターネットでの情報収集やアプリの使い方を学ぶことで、徐々に使いこなせるようになります。
moomoo証券では米国株(現物・信用)、日本株(現物・オプション)、ETF、投資信託(NISA口座なら購入時手数料0円)を取引可能。銘柄数で物足りなさを感じることはないでしょう。
ウェルスナビで全自動の資産運用を

こんな人におすすめ
- 手間をかけずに資産を増やしたい、全自動で資産運用したい人
- 中長期間の視点で資産運用したい人
- 少額から取引したい人
ウェルスナビは、利用者が手間をかけずに資産を増やせるように設計されたロボアドバイザーサービスです。このアプリは、長期間にわたる積立と分散投資を基本としており、利用者は初期設定のみで、後はロボアドバイザーが全自動で資産運用を行います。特に、中長期間の運用を目的としたプログラムにより、短期的な市場の変動に左右されず、安定した資産形成を目指すことができます。
ウェルスナビでは、利用者が入金するとその日のうちに全世界約50か国、1万1,000以上の銘柄から成るETFへの投資が開始されます。これにより、リスク分散を通じて市場の不確実性を軽減し、個人投資家でも世界経済の成長に伴う利益を目指すことが可能です。
また、最低投資額は10万円と設定されていますが、自動積立では月1万円からスタートできるため、比較的少額からでも資産運用を始めることができます。ウェルスナビのロボアドバイザーは、2022年オリコン顧客満足度調査でロボアドバイザー部門の1位を獲得しており、操作性のよさや効果的な資産運用戦略が、多くの利用者から高い評価を受けています。
【まとめ】証券会社が提供するおすすめ株アプリを全て試してみよう
この記事のポイント
- 注文機能や検索機能など8つのポイントを見れば優れた株アプリがわかる
- 注文のしやすさで選ぶなら楽天証券の株アプリ
- 操作性で選ぶならマネックス証券とGMOクリック証券の株アプリ
- 銘柄検索機能で選ぶならSBI証券の株アプリ
- 情報収集で選ぶなら松井証券とmoomoo証券の株アプリ
注文のしやすさや取引画面の見やすさなど、本記事で解説した8つのポイントを確認しながら検討していけば、きっとあなたにとって理想的な株アプリが見つかるはずです。株式投資には外出先からも株価のチェックや、分析を行うため欠かせない取引環境になります。
株アプリは証券会社に口座開設をすればすべて無料で使えます。使い勝手を確認するためにすべての口座を開設してみる価値があります。もし迷っているならば、各ポイントで評価の高いSBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、moomoo証券など本記事で取り上げたおすすめの株アプリに絞り込み、その中から選んでみましょう。