
PayPay証券がおすすめな人
- スマホだけで取引したい人
- 少額から取引したい人
- メジャーな米国銘柄をお試しで購入してみたい人
- PayPayユーザーで株式投資を試したい人
PayPay証券はスマホユーザーのための証券会社で、利用者の約70%が投資初心者です。SBIネオモバイル証券とSBI証券の経営統合や、LINE証券の事業再編など、スマホでの取引に特化した証券会社はその数を減らしています。
そのため、これから投資を始めてみようと考えている方で、スマホで手軽に投資をしてみたいと考えている方にはPayPay証券はよい選択肢の1つとなるはずです。
※この記事は2023年12月時点の情報をもとに作成しています。
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目次 ー Contents
PayPay証券の評価
PayPay証券はスマホに特化した証券会社です。もともとは「One Tap BUY」として知られていましたが、2021年2月にPayPay証券に商号変更しました。
One Tap BUYは日本初のスマホ証券として、スマホで手軽に株式投資が始められるように「3タップで簡単に」「1,000円単位で投資ができる」というサービスを2016年6月から展開してきました。実は「スマホ証券」というのはPayPay証券の登録商標です。
PayPay証券でもこれまで同様に、3タップでの株式購入や、株単位ではなく1,000円から金額単位で購入可能な株式投資など、小額から簡単に取引できます。
これから投資を始めたい初心者やスマホで手軽に取引を行いたい投資家にとって、利用しやすい証券会社といえるでしょう。
基本情報
PayPay証券の基本情報
口座開設数 | 32万口座以上(2022年3月時点) |
おもな取扱商品 | 国内株式/米国株式/投資信託/CFD/IPOなど |
取引手数料 | スプレッド型 |
NISA / つみたてNISA、iDeCo | NISA / つみたてNISA:ー iDeCo:ー |
単元未満株 | 単元未満でも金額指定で購入可能 |
ポイント | PayPayポイント |
PayPay証券の口座開設数はおよそ30万口座(2022年3月末時点)ですが、スマホに特化した証券会社の減少に伴い、PayPay証券にユーザーが流れてくるかもしれません。
取引可能な商品としては、国内株式や投資信託のほか、米国株式にも投資可能です。また、一部銘柄ではCFD取引(差金決済取引)も可能です。CFD取引ではレバレッジをかけることができ、日本株CFDの場合、5倍のレバレッジで取引することができます。
少額で取引するだけでなく、大きなリターンを狙いたい人が利用しやすいサービスも準備されています。
オリコン顧客満足度®︎ランキング「スマホ専業証券」2年連続1位
PayPay証券は2023年のオリコン顧客満足度調査「スマホ専業証券」で、2年連続1位を獲得しています。
この調査は、8つの評価項目を基にして判定され、PayPay証券は全8つの評価項目で「取引手数料」「取引のしやすさ」「アプリ・サイトの使いやすさ」「資金管理」「情報提供」「問い合わせ」「システムの安定性」の7項目で1位を獲得しています。
スマホを利用して取引を始めたいけれど、どの証券会社を選ぶべきか分からない方にとって、PayPay証券は優れた選択肢となるはずです。
PayPay証券のつみたてNISA/新NISA/iDeCoは?
PayPay証券ではNISA口座を開設できるので、NISAを検討している人も選択肢の一つとなります。
PayPay証券の総合取引口座を開設してから、PayPayアプリ(PayPay資産運用)やPayPay証券アプリからNISA口座の開設手続きを行う流れです。
iDeCoの取り扱いはありません。
なお、2024年3月31日までPayPayポイントをもらえるキャンペーンを実施しているので、詳細が気になる人は公式サイトでご確認ください。

取引手数料
PayPay証券の手数料は、一般的な証券会社とは異なり、スプレッド方式を利用しています。PayPay証券のスプレッド方式の手数料とは、基準価格に一定の割合を乗じた価格を手数料相当額として上乗せする方法を指します。(乗じる価格は後述します)
PayPay証券のスプレッド方式は、取引する時間帯によってもコストが変動するため、十分理解しておかないと想定外のコストがかかってしまうかもしれません。また、大手ネット証券の取引ごとの手数料プランと比較すると、手数料は割高であることは認識しておいてください。
日本株の場合
時間帯 | 取引手数料相当額 |
---|---|
東京証券取引所の立会時間内 | 「基準価格」に0.5%を乗じた価格 |
上記以外の時間帯 | 「基準価格」に1.0%を乗じた価格 |
米国株の場合
時間帯 | 取引手数料相当額 |
---|---|
現地時間9:30~16:00 | 「基準価格」に0.5%を乗じた価格 |
上記以外の時間帯 | 「基準価格」に0.7%を乗じた価格 |
国内上場有価証券(日本株)
時間帯 | スプレッド(取引手数料相当額) |
---|---|
東京証券取引所立会時間内 午前立会(前場):9:00~11:30 午後立会(後場):12:30~15:00 | 基準価格に0.5%を乗じた価格 |
上位以外の時間帯 | 基準価格に1.0%を乗じた価格 |
PayPay証券の国内上場有価証券の手数料相当額は、東京証券取引所の立会時間内※1であれば、「基準価格」に0.5%を乗じた価格となります。一方、立会時間外は、基準価格に1.0%を乗じた価格です。取引価格はこの手数料相当額が含まれた金額となっています。
「基準価格」は東京証券取引所からPayPay証券が指定する情報配信ベンダーを通じて配信される気配値を参考に、合理的かつ適正な方法で算出されます。
仮に基準価格が10万円だとした場合、スプレッドが0.5%なら10万円×0.005=500円、1.0%なら1,000円の手数料相当額が取引コストに含まれています。
取引価格に手数料相当額が含まれるため、この手数料体系はわかりやすいのですが、大手ネット証券※2における取引ごとの手数料コースでは、10万円までの取引なら手数料は99円(税込み)、20万円なら115円(税込み)となっているので、比較するとコストは割高となってしまいます。
※1 午前立会(前場)は午前9時から午前11時30分まで、午後立会(後場)は午後0時30分から午後3時まで。
※2 SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券の取引ごとの手数料コース。
国外上場有価証券(米国株)
国外上場有価証券の取引手数料も、国内と同様の方式となっています。
現地時間9:30~16:00までは基準価格に0.5%を乗じた価格となり、これ以外の時間帯は基準価格に0.7%を乗じた価格が取引価格となります。
時間帯 | スプレッド(取引手数料相当額) |
---|---|
現地時間 9:30~16:00 ※日本時間 23:30~6:00 (夏時間22:30~5:00) | 基準価格に0.5%を乗じた価格 |
上位以外の時間帯 | 基準価格に0.7%を乗じた価格 |
また、為替レートには、為替コストとして1米ドル当たり35銭が加算されています。
PayPay証券の口コミ・評判
PayPay証券の口コミ、評判はどうでしょうか? 実際に利用したことのある個人投資家のリアルな声をご覧ください。
1,000円から購入することができる点が魅力と感じた。(30代・会社員)
小額から株を購入出来るため幅広く銘柄を保有できる。(30代・会社員)
1,000円から株式等を買えるので、自分が好きな企業や応援したい企業に少額から積み立てられる。(40代・主婦)
手数料が他の証券会社の方が安い。(30代・会社員)
PayPay証券のメリット
PayPay証券を利用するメリットには以下のような内容があります。
スマホで簡単に取引可能 直観的なデザイン
PayPay証券は3タップで株式の購入が可能といわれているように、直観的なデザインで投資初心者でも操作が簡単です。特にスマートフォンを利用した手軽な取引を希望する方にはおすすめです。

PayPayポイントが利用可能!PayPayユーザーはお得
PayPay証券では、1ポイント1円としてPayPayポイントを投資に利用できます。
すでにPayPayユーザーでポイントを保有している場合、実質0円から投資を始めることが可能です。
もし「PayPayポイントがたまってるけど利用していない…」という人は、スムーズに“ポイント投資”デビューができそうですね。

1株未満の購入が可能(1,000円単位での購入が可能)
PayPay証券では株数ではなく金額(1,000円単位)で購入できるので、1株未満の株式を購入することもできます。
株価が高い銘柄の中には、株価が数万円という企業もあります。この銘柄を1単元(100株)購入しようとすれば、数百万円の投資資金が必要になります。
単元未満株(1株から)でも数万円かかる計算ですが、PayPay証券ならそのような銘柄でも1,000円から購入可能です。
※1 株未満の株式については、PayPay証券名義で混蔵保管(こんぞうほかん)されます。
米国株は24時間取引可能
PayPay証券では原則として米国株を24時間いつでも1,000円から取引可能です。通勤中や仕事の休憩中、寝る前にちょっと様子を見ておくといったように、時間にとらわれずに米国株へ投資することができます。
IPOにも1株から申し込み可能
「誰でもIPO!」というIPO専用アプリを利用して、新規上場株を1株から(100株まで)購入申し込みができます。多くの投資家にIPOを少額から利用できるようにということで作られたサービスということです。
ただし、現実的にはPayPay証券でIPOの取扱いはほとんどなく(過去実績はソフトバンク1社のみ)、今後も期待しにくい状況です。
おいたまま買付サービスで入金手続き不要
通常、証券会社で株式取引をするときには、取引証券会社の口座に資金を入金(送金)しておく必要がありますが、PayPay証券の「おいたまま買付」サービスは、送金手続きを行わずに株式の購入代金の決済が可能なサービスです。
頻繁に取引していると、口座資金が足りなくなることもありますが、PayPay証券では残高の心配をすることなく、銘柄を買い付けることができます。

LINEヤフーとタッグ!ソフトバンク系列と提携
PayPay証券はZホールディングス(Zファイナンス)※と提携しています。Zホールディングスはソフトバンクの子会社です。また、ソフトバンクとZホールディングスはPayPay証券の主要株主でもあります。
投資をするなら安心できる会社で行いたいと考えている人にとっては、ソフトバンクとヤフーがついているのは安心材料の一つになるのではないでしょうか。
※ ZホールディングスはヤフーやLINEとの合併を発表しています。
PayPay証券のデメリット
PayPay証券はスマホに特化した証券会社であるため、デメリットもあることは理解しておきましょう。
金融商品や取扱銘柄が少ない
PayPay証券は金融商品や取扱銘柄が限られています。
具体的には、債券や先物などの金融商品は取り扱っておらず、国内株や米国株の取扱い銘柄もそれぞれ100〜200銘柄程度となっており、取扱銘柄はかなり少ないと言わざるを得ません。
有名な大企業に投資したい場合は問題ありませんが、特定の銘柄を取引したい場合は事前に確認しておく必要があります。
手数料が割高になりやすい
前述した通り、基準価格に対して最低0.5%以上の手数料相当額が取引コストに含まれるため、コストが割高になるのは理解しておく必要があります。
大手ネット証券と比較した場合、PayPay証券のほうがコスト的に優れるケースは基本的にありません。
PayPay証券がおすすめな人
PayPay証券のメリットとデメリットを加味すると、おすすめできるのはスマホを利用して投資を始めたいと考えている投資初心者。
特にPayPayユーザーだとメリットが大きくなります。
① スマホだけで取引したい人
スマホに特化した証券会社は徐々にその数を減らしています。そのため、スマホだけで取引したい人にとっては、スマホ証券であるPayPay証券は良い選択肢の一つになります。
② 少額から取引したい人
PayPay証券では1,000円単位での購入が可能なので、少額投資をしたい人にはおすすめです。特に株価水準が高い銘柄(値嵩株:ねがさかぶ)に投資したい人は、単元未満株よりも投資しやすくなっています。
③ メジャーな米国銘柄をお試しで購入してみたい人
米国株に投資してみたいけど、どの銘柄を選べばよいかわからない…。そのような人はPayPay証券の米国株は利用しやすいかもしれません。
銘柄が厳選されているため、知っている会社を見つけやすくなっています。例えばアップル(AAPL)やアマゾン(AMZN)、グーグル(GOOGL)といった銘柄にも簡単に投資できます。
④ PayPayユーザーで株式投資を試したい人
PayPayユーザーがおすすめな理由は、やはりPayPayポイントに尽きます。日頃の買い物などでPayPayポイントを大量に保有しているのであれば、そのポイントを投資に利用することができます。
PayPay証券の取引アプリ・ツール
PayPay証券のアプリをまとめました。PC用のツールはないため、スマホでの利用となります。
パソコン |
なし |
スマホ | |
株式投資・投資信託 | PayPay証券アプリ |
つみたてロボ貯蓄 | つみたてロボ貯蓄 |
日本株CFD | 日本株CFD |
日経225・米国500 | 10倍CFD |
IPO | 誰でもIPO! |
サイト | |
国内株 | 日本株(個別株・ETF・REIT) |
米国株 | 米国株(個別株・ETF) |
投資信託 | 投資信託 |
CFD | 日本株CFD 10倍CFD |
IPO | 誰でもIPO! |
積立投資 | つみたてロボ貯蓄 |
PayPay証券の口座開設キャンペーン
PayPay証券では、新規口座キャンペーン以外にも定期的にキャンペーンが開催されています。特に年末年始はキャンペーンが行われることが多いので注目しておくとよいでしょう。
証券口座&NISA口座開設で最大1,000ポイントプレゼント

キャンペーン期間中(2023年2月1日〜終了日未定)にクイズに正解してPayPay証券の口座を新規開設すると500ポイントがもらえ、さらにNISA口座も開設すると500ポイントがもらえます。(ポイントはPayPayポイント)
2つの特典のポイントから資産運用を始められるので、資金を使わずにPayPay証券の使い勝手を試すことができますね。
※ 期限やエントリーの有無など、詳しくは証券会社の公式サイトでご確認ください。
PayPay証券の始め方、口座開設方法
PayPay証券の口座開設はスマホで完結します。申し込みには本人確認書類とマイナンバーが確認できる書類が必要になるので手元に準備しておきましょう。

①必要情報の入力
口座開設ボタンからメールアドレスを登録します。登録したメールアドレス宛に確認メールが送信されるので、そのURLから申し込みを続けます。氏名、住所等の必要情報と、投資経験や金融資産等を入力します。
②本人確認書類の提出
本人確認書類の提出はスマホで行います。郵送物での提出はできません。本人確認書類と顔写真をスマホで撮影して本人確認が完了します。
③マイナンバーの確認
マイナンバー確認書類の撮影と、マイナンバーを入力します。
④アプリのダウンロードと口座開設後の入金
口座開設ができたら入金します。まずはPayPay証券アプリをダウンロードしましょう。利用している銀行口座などから、PayPay証券で利用する入金先銀行口座へ入金します。上で説明した「おいたまま買付」サービスを利用すると送金手続きが不要で便利です。
PayPay証券に関するよくある質問
PayPay証券に関するよくある質問について回答します。
PayPayを利用していなくても口座開設できますか?
できます。ただし、PayPayポイントに関連するサービスやキャンペーンもあるためPayPayを併用するほうがお得になります。
つみたてロボ貯蓄ってなんですか?
PayPay証券で取り扱っている米国株を高い自由度で積立設定でき、分配金や配当金を受け取りながら自動で積み立てるPayPay証券独自のサービスです。
IPOの申し込み上限株数は何株ですか?
下限株数1株、上限株数100株まで申し込みできます。ただし、IPOの申し込みはほとんどありません。
PayPay証券の会社情報
会社名 | PayPay証券株式会社 |
所在地 | 東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント |
設立年月 | 2013年10月31日 |
資本金 | 152億2,452万円 |
事業内容 | 証券業 |
登録番号 | 関東財務局長(金商)第2883号 |
加入協会 | 日本証券業協会 |
PayPay証券まとめ
PayPay証券がおすすめな人
- スマホだけで取引したい人
- 少額から取引したい人
- メジャーな米国銘柄をお試しで購入してみたい人
- PayPayユーザーで株式投資を試したい人
PayPay証券は、これから投資を始めたいと思っている人や、スマホで株式取引をしたいと考えている人にとって利用しやすい証券会社です。
スマホの直観的なデザインは操作性もよく、1株未満から投資できる仕組みは少額投資をしたい方にもおすすめ。
PayPay証券ポイントを投資に活用すればさらにお得に利用できるので、PayPayユーザーの人も検討してみる価値があるでしょう。