
この記事のポイント
- 新NISAの基本的な利回りは年3〜10%を期待
- 高利回りを狙うなら相応のリスクを考慮する必要がある
- つみたて投資枠の対象商品で最も高利回りは42.36%(過去直近5年間)
- インデックスファンド、信託報酬、長期運用、分散投資を意識!
- 新NISAは楽天証券、SBI証券、松井証券がおすすめ
「新NISAで資産運用を始めたいけど、何から手をつければいいの?」
「具体的にどれくらいの利回りが期待できるの?運用方法やポイントは?」
これらの疑問にお答えするために、本記事では新NISAの魅力と効果的な資産形成方法を徹底解説します。新NISAは、2024年から開始された投資支援制度で、特に長期で資産を増やしたい方に最適です。しかし、その仕組みや利回りについては、詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。
本記事では、新NISAの基本的な利回りから、具体的な運用シミュレーション結果まで、分かりやすく説明します。さらに、新NISAをフル活用するための資産形成のポイントも一緒に学べます。
初心者の人でも安心してスタートできるよう、運用を始めるのにおすすめの証券会社もピックアップ。この記事を読み終えたら、あなたも「早速新NISAを始めてみよう!」と感じるはずです。ぜひ、最後までご覧ください。
※この記事は2024年10月時点の情報をもとに作成しています。
※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄を推奨するものではありません。
目次 ー Contents
【まずは基本から】利回りとは?
利回りとは、投資によって得られるリターンの比率を表す指標です。具体的には、投資金額に対する収益の割合で、収益は分配金や売却益などを含みます。この指標を用いることで、投資がどの程度の成果をもたらしたかを数値で把握できるようになります。
利回りを計算する基本式は次の通りです。
利回り(%)= 収益(分配金+売却益)÷ 投資金額 × 100
例えば、100万円を投資して5年後に120万円で売却した場合、売却益は20万円であり、この投資の利回りは以下のように計算されます。
利回り = 20万円 ÷ 100万円 × 100 = 20%
5年間で20%の利回りとなったということは、投資金額に対して年平均4万円の利益があったことを意味します。
次に、たとえば、元本100万円の商品を1年間運用し、7万円の分配金を受け取り、103万円で売却したとします。この場合、「(7万円+3万円)÷100万円 × 100=10%」と計算でき、利回りは10%となります。
利回りと利率の違い
利回りと似ている概念に「利率」がありますが、これらは異なるものです。利率は主に金融商品(例えば定期預金や国債など)の金利を指し、投資元本に対して一定期間でどれだけの利息が付くかを示します。例として、300万円を1%の利率で定期預金に預けると、年間で3万円の利息が発生します。
一方で、利回りは投資全体のパフォーマンスを測る指標であり、利息だけでなく売却から得られる利益(または損失)も含まれます。このため、利回りはより包括的なリターンを示す指標となります。
資産運用では「リスクとリターンは比例する」とされます。つまり、リスクが低い投資ではリターンも低く(ローリスク・ローリターン)、リスクが高い投資ではリターンも高くなる傾向にあります(ハイリスク・ハイリターン)。投資判断を行う際には、この利回りの数値を利用して、投資の期待値とリスクを総合的に評価することが重要です。
【平均3~10%!?】新NISAの平均利回りを解説
新NISA(つみたて投資枠)では、投資信託による分散投資を通じて、投資家は中長期的な資産形成を目指します。この制度の魅力は、長期的に安定した利回りを求めることができる点にあります。
新NISA(つみたて投資枠)の対象となる投資信託は、「長期の積立・分散投資に適した商品」が中心。これらの商品は、銘柄や売買のタイミングにより利回りが異なりますが、一般的に年3〜10%の利回りが期待されています。
具体的なデータを見ると、例えば「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」では、過去5年の平均利回りが約22.19%と非常に高い成績を示しています。これに対して、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」は同期間で8.53%とやや控えめですが、それでも積立投資には適したリターンです。
さらに、投資信託の選定やタイミングによっては、より高いリターンを目指すことも可能です。ただし、これらの数字は過去のデータに基づいており、将来のリターンを保証するものではありません。安定した投資成果を求める場合には、分散投資と長期戦略が鍵となります。
【10年、20年後どうなる?】利回り別新NISA資産運用シミュレーション結果
本章では、新NISAの資産運用に関して、想定利回りごとにシミュレーションしてみます。可能な限り自身の10年、20年先の未来を想定し、結果を確認してみてください。
①想定利回り年率3%で積み立てした場合
利回り3%での新NISA(つみたて投資枠)の資産運用シミュレーションを検討することは、中長期的な資産形成戦略を立てる上で健全です。ここでは、月額33,333円を20年間積み立てた場合のシミュレーション結果に基づいて、未来の資産形成の展望を探ります。
積立開始から10年後:運用収益約65万8000円
利回り3%での積立額は約465万円に達する見込みです。この期間の運用収益は約65万8000円となります。
積立開始から20年後:運用収益約294万3000万円
同じ利回りで積み立てを続けた場合、累計の資産は約1,094万円になると予測されます。この時点での運用収益は約294万3000円に上ります。
長期にわたる投資で重要なのは、複利の効果です。運用で得た利益を再投資に回すことで、元本だけでなく利益にも利息がつくため、資産の成長速度が加速します。
特に長期間にわたる積立投資では、この効果が顕著に表れるため、初期の段階での積極的な資産形成が推奨されます。
3%の年利は保守的な見積もりと言えますが、この利回りでも確実な資産増加を見込むことができるため、リスクを抑えつつ安定した資産形成を目指す方に適しています。
②想定利回り年率5%で積み立てした場合
新NISA(つみたて投資枠)の利用において、利回り年率5%というのは、より積極的な資産運用を目指す投資家にとって魅力的なオプションです。ここでは、月額33,333円を20年間積み立てた場合のシミュレーション結果を基に、将来の資産形成の可能性を探ります。
積立開始から10年後:運用収益約117万6000円
年率5%の利回りで積み立てた場合、10年後の総積立額は約517万円に達します。この期間での運用収益は約117万6000円となります。
積立開始から20年後:運用収益約570万1000円
同じ条件で継続すると、20年後の総資産は約1,370万円となります。運用収益は約570万1000円に上ります。
利回り5%に設定することで、3%の場合と比べて運用成果が格段に向上します。特に長期間の投資においては、複利の効果がより顕著に現れるため、早期からの積み立てが推奨されます。
年率5%という利回りは、市場の平均的なリスクとリターンを維持しつつも、安定的な成長を目指すバランスの取れた設定です。市場の変動に左右されることなく、比較的安定した成果を期待できるため、リスクを抑えつつもある程度の成長を望む投資家に適しています。
③想定利回り年率8%で積み立てした場合
新NISA(つみたて投資枠)を利用して利回り年率8%で投資を行った場合、非常に高い資産の成長率を期待することができます。ここでは、月額33,333円を20年間積み立てるシナリオを基に、どれだけの資産が形成されるかを探ります。
積立開始から10年後:運用収益約209万8000円
利回り年率8%で投資した場合、10年後の総積立額は約609万円に達します。この期間の運用収益は約209万8000円となります。
積立開始から20年後:運用収益約1,163万4000円
同じ利回りで継続した場合、20年後の総資産は約1,963万円になります。この時点での運用収益は約1,163万4000円に上ります。
利回り8%では、複利の効果がさらに強く現れ、資産の成長速度が顕著に加速します。長期投資の大きな利点を最大限に活かすことができます。
利回り8%を目指すシナリオは、それなりのリスクを伴いますが、高いリターンを得るためには適切なリスクの取り方が求められます。市場の変動に強い心構えと、適切なリスク管理が必要です。しかし計画的に投資を行い、長期にわたって積み立てを続けることで、リスクを分散し、望ましい成果を期待できることでしょう。
【おまけ】利回り年率10%以上を狙える投資
投資の世界において、年率10%以上の利回りを目指すことは、相応のリスクを伴いますが、戦略的に取り組むことで実現可能だといわれています。新NISAのつみたて投資枠だけでなく、成長投資枠を利用して、さらに多様な投資手段にアクセスすることが鍵となるでしょう。
新NISAの成長投資枠では、より高いリターンを目指すアクティブファンドへの投資が可能です。アクティブファンドはプロのファンドマネージャーが市場を分析し、積極的に運用を行うことで平均を上回るリターンを目指します。これにより、つみたて投資枠で期待される平均的な利回りを超える成果を狙うことができます。
また、利回り10%以上を目指すには、以下のような投資手法が考えられます。
外国株
世界各国の成長が期待される市場に投資することで、地域による経済の波動を利用し、高いリターンを目指します。
FX(外国為替証拠金取引)
通貨の価値変動を利用した取引で、高リスクながらも大きな利益を得る可能性があります。
仮想通貨(暗号資産)
高い変動性を持つが、それに伴い大きなリターンを期待できる新しい資産クラスです。
不動産投資
賃貸収入と資産価値の上昇を目指す長期的な投資で、安定したキャッシュフローと価値増加を期待できます。
CFD(差金決済取引)
CFDは「Contract For Difference」の略で、購入価格と売却価格の差額を利用して利益を出す取引方法です。現物の株式などを直接購入するのではなく、価格の変動に賭ける形で取引されます。FXもCFDの一つであり、FXの経験がある投資家には理解しやすいでしょう。
10%以上の利回りを目指す場合、適切なリスク管理が不可欠です。投資には市場の変動や資産価値の下落といったリスクが伴いますので、これらを理解し、自己のリスク許容度に合わせた投資選択が求められます。
また各投資手法について学ぶことは、賢明な投資判断を下すために必要不可欠です。上記の投資手法をさらに詳しく知りたい人は関連記事をご覧ください。
つみたて投資枠利回りランキング(2024年10月10日時点)
積立投資を開始する上で、新NISA(つみたて投資枠)の対象商品の中で利回りが高い商品・銘柄はどれか気になっている人も多いと思います。
ここでは、楽天証券の投信スーパーサーチを元に、過去直近5年間におけるつみたて投資枠対象のリターンのランキングTOP10を下記の表にまとめてみました。リターン(利回り)が全てではありませんが、高い収益性を狙う上で、ぜひ参考にしてみてください。
銘柄名(ファンド名愛称) | リターン(5年) | |
---|---|---|
1 | 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資) | 42.46 |
2 | iFreeNEXTNASDAQ100インデックス | 42.21 |
3 | eMAXISNeoバーチャルリアリティ | 32.30 |
4 | 日本株厳選ファンド・メキシコペソコース | 31.33 |
5 | HSBC インド・インフラ株式オープン | 30.60 |
6 | iFreeレバレッジ NASDAQ100 | 29.73 |
7 | イノベーション・インデックス・AI | 28.79 |
8 | iFreeNEXTNASDAQ100インデックス | 28.41 |
9 | 楽天日本株トリプル・ブル | 27.01 |
10 | 野村クラウド関連株式投信Bコース(為替ヘッジなし) | 26.76 |
【利回りだけではない!】新NISAで資産形成する上でのポイント5選
新NISAを始めるにあたって、大切なことは利回りだけではありません。ここでは、新NISAで資産形成する上での大事なポイントを5つ解説します。
①インデックスファンドに投資する
新NISAの枠組みを利用して資産を形成する際、特に初心者に適している投資方法の一つがインデックスファンドへの投資です。インデックスファンドは、市場全体を模倣することを目指す投資信託であり、個々の銘柄を選択する必要がなく、市場の平均的なリターンを目指すことができます。ここでは、インデックスファンド投資の主要な利点を5つ紹介します。
- 低コスト
インデックスファンドはアクティブファンドと比較して管理手数料が格段に低いです。これは、市場の平均的な成績を追求するため、積極的な取引があまり必要なく、運用コストが削減されるためです。 - 初心者に優しい
投資初心者が個別銘柄を選ぶ必要がなく、市場全体に自動的に分散投資するため、投資先が理解しやすくなっています。 - 安定したパフォーマンス
過去のデータによると、インデックスファンドは長期間にわたり安定したパフォーマンスを提供することが多いです。直近の3年間や5年間のリターンで多くのインデックスファンドが上位にランクインしています。 - リスクの低減
市場全体に投資するため、特定の企業や産業に関連するリスクが分散されます。これにより、個別の銘柄の変動による影響が軽減されます。 - 長期投資に適している
インデックスファンドは、一晩で大きな利益を生み出すことは少ないですが、長期にわたる積立てによって十分なリターンが期待できるとされています。
以上の理由から、新NISAを利用する際には、特に投資初心者はインデックスファンドを活用することをおすすめします。これにより、安全かつ効率的に資産を築いていくことが可能になります。
②信託報酬などの手数料が安い商品に投資する
資産形成を目指す際、信託報酬という手数料は重要な要素です。この手数料は、投資信託の管理・運用にかかる経費であり、保有期間中に投資家が支払い続ける費用です。そのため、信託報酬が低い商品を選ぶことは長期的な投資成果に直接的な影響を与えます。
具体的には、信託報酬が0.2%のインデックスファンドと1.0%のインデックスファンドで、同じ5%の想定利回りと20年の運用期間を考えた場合、信託報酬の差によって最終的な資産評価額に約30万円の差が生じることが示されています。このように、長期間にわたる運用では、少しのコスト差が大きな資産の差を生み出します。
新NISAでは、特に信託報酬の上限が低く設定されているため、既に低コストの商品が多いのですが、似た条件の商品を比較する際は、さらに低い信託報酬のものを選ぶと良いでしょう。例えば、信託報酬が0.1%前後の商品は特にコストパフォーマンスが高いと考えられます。
また、購入時手数料がかからない新NISAでは、運用管理費用が主なコストとなります。この運用管理費用も商品によって異なりますが、インデックスファンドは通常、アクティブファンドに比べて低いため、コストを抑えつつ市場の平均的なリターンを目指すことができます。
最終的には、信託報酬やその他の運用管理費用を考慮に入れ、自分の投資目標に合った商品選びを行うことが、賢明な資産形成への鍵となります。
③一度購入したら長期で保有する
新NISA(つみたて投資枠)を活用した資産形成においては、一度購入した投資信託は長期で保有することが非常に重要です。この戦略は資産を時間をかけて成長させることを目指しています。
長期保有のメリットは大きく以下の4つです。
- 複利効果の最大化
長期にわたって投資を保持することで、複利効果が働きます。利益が再投資されることにより、元本が増え、さらなる利益を生み出す基盤となります。これは雪だるま式に資産が増加する過程であり、時間が経つにつれてその効果は顕著になります。 - 市場の変動リスクの軽減
短期間での売買は市場の変動に強く影響を受けるため、不安定なリターンにつながることがあります。しかし、長期保有では、一時的な市場の下落を乗り越え、長期的な成長トレンドに焦点を当てることができます。 - 元本割れのリスク低減
金融庁の「NISAリーフレット・ガイドブック」によると、地域や資産を分散した積立投資を長期間続けることで、元本割れする可能性が低くなるとされています。長期間運用することで、初期の投資が成熟し、安定したリターンを期待できるようになります。 - 手数料の節約
頻繁な取引には手数料がかかりますが、長期保有によってその手数料を抑えることが可能です。また、投資信託の管理にかかるコストも、長期的には相対的に少なくなります。
新NISA(つみたて投資枠)での投資は、長期的な視点でアプローチすることが推奨されます。一度投資信託を購入したら、その利益を再投資し続け、安定した資産成長を目指しましょう。これにより、経済的な不確実性の中でも、賢く資産を守り増やすことができます。
④アセットクラスを分散する
アセットクラスの分散は、リスク管理とリターン最適化の鍵です。資産を異なるアセットクラスに分けることで、市場の変動に対するポートフォリオの耐性を高められます。
具体的には、国内株式、国内債券、外国株式、外国債券、新興国株式、新興国債券、不動産、コモディティ、ヘッジファンド、プライベートエクイティなど、多様な投資先を組み合わせることが推奨されます。
先進国に投資する場合、アメリカや日本のような比較的リスクが低い市場への投資を基本としながら、中国やブラジルなど新興国市場にも一定の配分を行うことで、カントリーリスクをバランス良く管理できます。このように国ごとにも資産を分散することで、一国における経済の不振が全体のパフォーマンスに与える影響を抑えることが可能です。
アセットアロケーション(資産配分)の目的は、個々のアセットクラスの期待リターンやリスク、価格の相関関係を考慮し、最適なバランスでリスクを取りながらリターンを追求することにあります。多様なアセットクラスへの投資は、ポートフォリオ全体のリスクを分散し、経済の変動に強い資産形成を目指す上で非常に効果的です。
⑤利回りはあくまで過去の実績。絶対ではない
利回りという指標は、過去の一定期間の成績を基にした数値です。したがって、利回りのデータを見る際には、それが表す期間や条件を理解することが重要です。特に、短期の利回りは市場の変動により大きく変わる可能性があります。例えば、過去1年間の利回りが非常に高かったファンドも、翌年には大きく損失を出すことがあり得ます。これは、年ごとに市場の動きが異なり、価格の変動幅が大きく異なるためです。
また、長期の利回りにおいては、年平均のリターンがより平準化される傾向にあります。これにより、長期の利回りはより安定した投資結果を示すことが多いですが、それでも未来のリターンを保証するものではありません。高い利回りが示されている投資商品が、必ずしも将来も同様の成果を上げるとは限らないのです。
投資においては、高い利回りの追求がハイリスク・ハイリターンの戦略につながることもあるため、自身のリスク許容度と投資目標に適した商品選びが大切です。さらに、利回りの他にも手数料やリスクの度合いなど、多角的な視点からファンドを評価することが求められます。ですから、利回りはあくまで過去の実績を示す指標の一つに過ぎず、総合的な投資判断のための情報源として活用するべきです。
新NISAを始めるのにおすすめの証券会社【5選】
![]() 公式サイト | ![]() 公式サイト | ![]() 公式サイト | |
投資信託 本数 | 2,620本 | 2,627本 | 1,890本 |
つみたて 投資枠 | 248本 | 239本 | 246本 |
NISA投資信託 取引手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
最低積立金額 | 100円〜 | 100円〜 | 100円〜 |
特典・サービス | ・Vポイント(Tポイント) ・Pontaポイント ・多彩なポイントサービス | ・楽天ポイント ・金利優遇 (楽天銀行連携) | ・最大1%のポイント還元 ・ロボアドバイザー |
新NISAを始めるのにおすすめの証券会社は以下の5社です。
- SBI証券
- 楽天証券
- 松井証券
- マネックス証券
- moomoo証券
これらの証券会社は、それぞれ独自の強みを持っており、新NISAを始める際には非常におすすめの選択肢となります。それぞれの詳細や更なる利点は公式サイトを通じて確認できるため、自分の投資スタイルに合った証券会社を選ぶことが重要です。
SBI証券

投資信託 | 2,620本 |
新NISA(つみたて投資枠) | 248本 |
外国株 | 米国株(5,300銘柄超)、中国株含め9か国 |
NISA投資信託取引手数料 | 無料 |
最低積立金額 | 100円~ |
IPO実績 | 91社(2023年)、89社(2022年)、122社(2021年) |
取引ツール(PC) | HYPER SBI 2(国内株式版) HYPER SBI、SBI CFDトレーダー |
スマホアプリ | SBI証券 株アプリ SBI証券 米国株アプリ かんたん積立 アプリ HYPER FXアプリ HYPER 先物 オプションアプリ HYPER CFDアプリ |
ポイント付与 | Vポイント Pontaポイント dポイント JALマイル PayPayポイント |
ポイント投資 | 可能(Vポイント / Pontaポイント) |
その他のサービス | 住信SBIネット銀行との連携が便利 |
公式サイト | ![]() 公式サイトへ |
SBI証券のおすすめポイント
- 国内トップクラスの取扱銘柄数
- 口座数1,200万超の人気を誇る
- さまざまな国の銘柄に投資できる
こんな人におすすめ!
- みんなが使っている口座を利用したい人
- 投資の選択肢が多いネット証券を探している人
- 高機能な取引ツールを使いたい人
SBI証券は、その総合的なサービスの品質で高い評価を受けており、NISAの運用にも最適です。2,500本以上の投資信託と200本以上のつみたて投資枠を提供しており、手数料無料で投資が可能です。
また、VポイントやPontaポイントなど、複数のポイントサービスを活用できるのも大きな魅力。国内外の株式に加え、豊富なIPO実績も有し、多様な投資ニーズに応えています。
楽天証券

投資信託 | 2,627本 |
新NISA(つみたて投資枠) | 239本 |
外国株 | 米国株(4,700銘柄超)、中国株含め5か国 |
NISA投資信託取引手数料 | 無料 |
最低積立金額 | 100円~ |
IPO実績 | 188社(2023年)、169社(2022年)、195社(2021年) |
取引ツール(PC) | マーケットスピードⅡ マーケットスピード マーケットスピード for Mac マーケットスピードⅡ RSS マーケットスピードFX 楽天MT4 |
スマホアプリ | iSPEED iSPEED 先物OP iSPEED FX |
ポイント付与 | 楽天ポイント |
ポイント投資 | 可能 |
その他のサービス | マネーブリッジ(楽天銀行との提携による金利優遇など)が便利 |
公式サイト | ![]() 公式サイトへ |
楽天証券のおすすめポイント
- 楽天証券スーパースクリーナーで高配当株が探しやすい
- 配当利益とポイントの二重取りができる
- 投信積立は毎月15万円までポイント還元対象
- スマートフォンサイトで国内株式取引可能(2024年5月12日〜)
こんな人におすすめ!
- 大手のネット証券を利用したい人
- 楽天経済圏の恩恵を最大限享受したい人
- IPOにも興味がある人
楽天証券は、楽天グループの一員として、その強力な連携を活かしたサービスを提供しています。特に、投資信託の選択肢が豊富で、2,500本前後の投資信託と200本以上のつみたて投資枠が用意されています。
手数料は無料で、最低積立金額は100円からと非常に利用しやすいです。また、楽天ポイントを投資に利用できる点や、楽天銀行とのマネーブリッジによる金利優遇など、楽天ユーザーには特にお得な特典が満載です。
松井証券

投資信託 | 1,890本 |
新NISA(つみたて投資枠) | 246本 |
外国株 | 米国株(3,800銘柄超) |
NISA投資信託取引手数料 | 無料 |
最低積立金額 | 100円~ |
IPO実績 | 70社(2023年)、55社(2022年)、56社(2021年) |
取引ツール(PC) | マーケットラボ ネットストック・ハイスピード 株価教えて! by 松井証券 株価ボード チャートフォリオ フル板情報(BRiSK for 松井証券) QUICK情報 QUICKリサーチネット ネットストックトレーダー ネットストックトレーダー・プレミアム 松井FP~将来シミュレーター~ FXトレーダー・プラス |
スマホアプリ | 日本株アプリ 株touch フル板情報(BRiSK for 松井証券) 米国株アプリ 投信アプリ 松井FP~将来シミュレーター~ FXアプリ |
ポイント付与 | 松井証券ポイント (PayPayポイント・dポイント・Amazonギフトカード・3,000種類以上の商品に交換可能) |
ポイント投資 | 可能 (松井証券が厳選した3種類の投資信託のみ) |
その他のサービス | ロボアドバイザー (簡単な8つの質問に回答すると、最適なポートフォリオを提案する機能)で初心者でも分散投資が可能 |
公式サイト | ![]() 公式サイトへ |
松井証券のおすすめポイント
- ポイント還元率がトップクラスに高い
- NISA以外の手数料も安い
- 取引ツールが豊富
こんな人におすすめ!
- 分散投資サービス(ロボアドバイザー)を使ってみたい人
- 投資と同じくらいポイント還元を重要視している人
松井証券は、顧客本位のサービスを提供しており、特にシンプルな手数料体系と高いサポート品質が特徴。2,000本近い投資信託と200本以上のつみたて投資枠があり、全て手数料無料で利用可能です。
最大1%のポイント還元サービスや、松井証券独自の投資信託選定など、投資信託の保有だけでポイントが貯まるシステムが充実しています。また、初心者でも容易に分散投資が行えるロボアドバイザーも提供しており、投資の手助けをしてくれます。
マネックス証券

投資信託 | 1,767本 |
新NISA(つみたて投資枠) | 233本 |
外国株 | 米国株(4,500銘柄超)、中国株(2,000銘柄超) |
NISA投資信託取引手数料 | 無料 |
最低積立金額 | 100円〜 |
IPO実績 | 54社(2023年)、61社(2022年)、65社(2021年) |
取引ツール(PC) | マネックストレーダー MonexTraderFX マルチボード500 チャートフォリオ フル板情報ツール |
スマホアプリ | マネックストレーダー株式スマートフォン マネックス証券アプリ トレードステーション米国株スマートフォン SNS型投資アプリ「ferci」 マネックストレーダーFXスマートフォン |
ポイント付与 | マネックスポイント (株式手数料・仮想通貨もしくは他ポイントに交換可能) |
ポイント投資 | 可能 |
その他のサービス | 米国株取引に強く、銘柄スカウターなど投資に役立つサービスが豊富 |
公式サイト | ![]() 公式サイトへ |
マネックス証券のおすすめポイント
- ポイントリワードシステムが豪華
- 銘柄スカウター機能が充実している
- 新NISAとiDeCoのシミュレーションができる
こんな人におすすめ!
- シミュレーションでどれくらいの利益が出るか想定したい人
- 銘柄選びに自信がない人
マネックス証券はマネックスカードを利用して投資を行うとポイントが貯まり、そのポイントで投資したりAmazonギフト券に交換できたりなど、充実したポイ活が行えます。
シミュレーションツールや、過去10期以上の企業業績などをデータ化してくれる銘柄スカウター機能も搭載されているので、初心者の方でも新NISAを安心して始められるでしょう。
moomoo証券

投資信託 | 393本(2024年10月31日時点) |
新NISA(つみたて投資枠) | 105本(2024年10月31日時点) |
外国株 | 米国株(約7,000銘柄) |
NISA投資信託取引手数料 | 無料 |
最低積立金額 | 記載なし |
IPO実績 | なし |
取引ツール(PC) | ヒートマップ 大口の売買動向 20年分の財務データ |
スマホアプリ | moomoo証券 – 日米株取引・投資情報・リアルタイム株価 |
ポイント付与 | 毎日のログインでポイント獲得(特典と交換可能) |
ポイント投資 | なし |
その他のサービス | コンテンツ配信 著名投資家のプレミアムレポート 企業関係者取引(過去3年分閲覧可能) デモ取引 |
公式サイト | ![]() 公式サイトへ |
moomoo証券のおすすめポイント
- デモでリアルタイム取引ができる
- 米国株の取扱銘柄数が多い
- 学習コンテンツが豊富
こんな人におすすめ!
- 米国株を中心に取引したい人
- デモ取引から始めてみたい人
- 効率よく情報収集したい人

moomoo証券はNASDAQ上場企業である「Futu Holdings Limited」の子会社が運営している証券会社です。
米国株の取扱銘柄数は楽天証券やSBI証券よりも約2,000銘柄多く、米国株の高配当株を狙いたい方は幅広い銘柄にアクセスできるでしょう。
そして、moomoo証券は取引ツールや学習コンテンツが豊富にあるため、新NISA以外にも投資を始めていきたい人にもおすすめです。
【まとめ】新NISAの利回り
この記事のポイント
- 新NISAの基本的な利回りは年3〜10%を期待
- 高利回りを狙うなら相応のリスクを考慮する必要がある
- つみたて投資枠の対象商品で最も高利回りは42.36%(過去直近5年間)
- インデックスファンド、信託報酬、長期運用、分散投資を意識!
- 新NISAは楽天証券、SBI証券、松井証券がおすすめ
新NISAは、平均3%から10%の利回りを期待できる非常に有望な投資手法です。
新NISAのメリットを最大限に活用するためには、インデックスファンドへの投資、低い手数料の商品選び、長期保有、アセットクラスの分散、そして利回りの過去の実績に惑わされないことを意識しましょう。
手数料の低さ、取り扱い商品の豊富さ、サポートの質など、自分に合った証券会社を選ぶことが新NISAの成功の鍵となります。自分の投資スタイルに合った方法で、新NISAをフル活用しましょう。