
この記事のポイント
- 柴犬コインはドージコインに次ぐミームコイン
- 柴犬コインの今後の将来性はアメリカの大統領選挙に絡んでくる
- 柴犬コイン以外におすすめのミームコインはドージコイン
- 柴犬コインの購入はCoincheck、SBI VCトレード、BITPOINTがおすすめ
柴犬コインはミームコインの中でも有名な銘柄の1つですが、今後は価格が上昇していくのか気になっている方も多いでしょう。
本記事では、柴犬コインの今後の価格動向を考える上で必要な情報をまとめ、将来性を分析しています。
ミームコインは他の仮想通貨よりリスクは高いものの、当たれば大きな利益となる可能性があるため、柴犬コインの今後の将来性が気になる方はぜひ最後までお読みください。
※この記事は2024年6月時点の情報をもとに作成しています。
※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄を推奨するものではありません。
目次 ー Contents
柴犬コイン(SHIB)の現在のチャート
柴犬コインの価格は、執筆時点(6月7日)で約0.000025ドルとなっています。
直近の価格動向は、ビットコインを始めとする仮想通貨市場が上昇トレンドの傾向にある影響で柴犬コインの価格も上昇傾向にあります。
短期的には10%程度の下落をしているときがありますが、ミームコインはビットコインと価格の連動性が強いためビットコインの価格に今後も価格動向は左右されると考えられるでしょう。
柴犬コイン(SHIB)とは
名称 | Shiba Inu |
ティッカー | SHIB |
時価総額(2024年6月7日時点) | 14.83Bドル |
総発行枚数 | 589.52T SHIB |
柴犬コインとは、2020年8月に「Ryoshi」という匿名の方が作成した仮想通貨です。
Doge CoinやAlaska Inuなどと同じ犬をテーマにした仮想通貨の一種で、当初は何かプロダクトを持っているわけではなかったため、「ジョーク」として作られる通貨に使われるミームコインに分類されています。
ただ、イーロン・マスク氏を始めとした著名人の影響もあり段々と柴犬コインに投資するコミュニティが拡大していき、現在では時価総額TOP20に常時ランクインするほどの人気を誇っています。
そんな柴犬コインの特徴を、以下3つに分けて解説します。
- ドージコインに次ぐミームコインの一種
- DEXやNFTマーケットプレイス、レイヤー2チェーンなどを運営している
- イーロン・マスク氏を始めとした著名人と関係性が深い
ドージコインに次ぐミームコインの一種
柴犬コインは、同じミームコインであるドージコインをモチーフにして作られた仮想通貨です。
どちらも犬をテーマにしており、現在もドージコインと柴犬コインを筆頭にさまざまな犬のミームコインが誕生しています。
柴犬コインのようなミームコインは、通貨の機能性やプロダクトの優位性などで価格が形成されるのではなく、ミームコインを保有しているコミュニティの支持によって価格が形成される場合が多いです。
ミームコインは投機対象として扱われるときが多いので価格のボラティリティが他の仮想通貨により激しく、ハイリスク・ハイリターンになると覚えておきましょう。
DEXやNFTマーケットプレイス、レイヤー2チェーンなどを運営している
柴犬コインは当初プロダクトを持たないミームコインでしたが、近年はDEX(分散型取引所)やNFTマーケットプレイス、レイヤー2チェーンなど、さまざまなプロダクトを運営しています。

柴犬コインが運営しているレイヤー2チェーン(以下、L2)のShibariumのTVL(Total Value Rock:プロダクトに預けられた資産額)は執筆時点(2024年6月7日)で約2.3Mドルで、大手L2のArbitrum(TVL約3.1Bドル)や最近ローンチした新興L2のBase(TVL約1.7B)と比較するとあまり優位性はないと言えます。
プロダクトがあまり強くなくても価格が上昇したり時価総額では上位に居続けたりするため、コミュニティの支持の強さの方が価格に影響する割合が多いと考えられます。
イーロン・マスク氏を始めとした著名人と関係性が深い
柴犬コインは、イーロン・マスク氏を始めとした著名人と価格の関係性が深いです。
例えば2021年5月には、イーロン・マスク氏がXでドージコインにポジティブなツイートをしたことを受けて価格は20倍以上上昇しました。
柴犬コインに関連する情報は出ていませんでしたが、同じ犬系ミームコインというだけで大きな影響を及ぼした例になっています。
このように、ミームコインは単純な機能性ではなく著名人のSNSでの発言によって価格が変動することが多く、著名人との関係性が深いのです。
柴犬コイン(SHIB)の今後の将来性
柴犬コインの今後の将来性を考える上で重要な要素は以下の3つです。
- アメリカの大統領選挙に絡んでいる
- ミームのトレンドは他のチェーンに流れている
- ビットコインや他のミームコインと価格が相関しやすい
アメリカの大統領選挙に絡んでいる
2024年のアメリカの大統領選挙では、共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ氏が仮想通貨での政治献金を受け入れると発表しています。
そしてこの選挙運動では、ビットコイン、イーサリアムだけでなく柴犬コインも受け入れとして含められているのです。
献金の柴犬コインが認められれば、柴犬コインの買い圧力が強まるだけでなく、コミュニティの支持もより強まる可能性があります。
また、トランプ氏は仮想通貨フレンドリーな大統領候補として有名で、トランプ氏が当選すれば仮想通貨市場全体が上昇する可能性が高いでしょう。
ミームのトレンドは他のチェーンに流れている
柴犬コインやドージコインはミームコインの中でも価格・時価総額ともにトップレベルで高い銘柄ですが、2024年に入ってからは他のミームコインの方がトレンドになっています。
$PEPEや$TOSHIなどが代表的なトレンドミームで、$TOSHIは新しく誕生した犬系ミームでもあります。
トレンドが移り変わっている理由は、ドージコインやミームコインが使用しているイーサリアムチェーンよりも他のL2チェーンや新興チェーンが盛り上がっているからです。
新しいチェーンが誕生し注目されると、多くの人がミームコインを作成し、活発に取引されるようになります。
そのため、現在は昔からあるミームコインよりも新しいミームコインの方が人気で、柴犬コインに資金が入りにくくなる要因の1つになるでしょう。
ビットコインや他のミームコインと価格が相関しやすい
ミームコインだけでなくアルトコイン全体に言えることですが、柴犬コインの価格はビットコインの価格に連動しやすい構造になっています。
理由は投資家にとってビットコインは仮想通貨の中で最も人気があり将来性に期待されているからです。
例えばビットコインが何らかの材料で下落した際、投資家はビットコインも売りますがその他のアルトコインをもっと売ろうと考えています。ビットコインよりリスクの高いアルトコインは先に手放してリスクを減らそうと考えているからです。
逆にビットコインが上昇したときは、アルトコインにも資金が入るのではないかと投資家が考え買われる可能性があります。
投資家の中ではアルトコイン価格がビットコイン価格に相関しやすいという認識をしてしまっているので、価格予想をするときはビットコイン価格にも注目です。
柴犬コインの見通し(2024年6月7日時点)
直近の柴犬コインの見通しを考える上で、機関投資家がミームコインへの投資を増やしていることが重要になります。
仮想通貨取引所のBybitによると、2024年以降の機関投資家のミームコインへの投資額が300%以上増加しており、4月には約3億ドルの流入に達していることが発表されています。
機関投資家はプロの投資家で、投資額が個人投資家を大きく上回るため、資金流入による価格の上昇に期待できるでしょう。
機関投資家の中で特に人気を集めているのはドージコインと柴犬コインと発表されていて、2024年にトレンドになっている新興ミームコインより、流動性が高く相対的に安定していることが理由になっているようです。
柴犬コイン(SHIB)の購入におすすめの仮想通貨取引所
柴犬コインの購入におすすめの仮想通貨取引所は以下の5つです。
- Coincheck(コインチェック)
- DMM Bitcoin
- SBI VCトレード
- BITPOINT
- BitTrade
Coincheck(コインチェック)

取引手数料 | 無料 |
最小購入金額 | 500円~ |
積立投資 | あり |
取扱銘柄数 | 30 |
メリット | ・アプリが使いやすく初心者にやさしい ・NFTマーケットプレイスを運営している |
デメリット | 取引コストが大きい (販売所取引時のスプレッドが大きい) |
Coincheck(コインチェック)では、販売所で柴犬コインを購入できます。
Coincheckは29種類の銘柄を取り扱っているので、柴犬コイン以外のアルトコインも数多く取引できます。
また、自動積立機能やステーキング(仮想通貨を一定期間預けて利回りを得る)機能なども備わっているため、仮想通貨のさまざまな運用を行いたい方にもおすすめです。
SBI VCトレード

取引手数料 | 無料 |
最小購入金額 | 1円〜(時価に連動) |
積立投資 | 500円〜 |
取扱銘柄数 | 24種類 |
メリット | 現物取引、レバレッジ取引、積立、レンディング、ステーキングを利用できる。 |
デメリット | 毎週水曜の午前12時~午後1時、定期システムメンテナンスがある |
SBI VCトレードは、ネット証券のSBI証券を運営するSBIホールディングスが親会社の取引所です。
SBI VCトレードでは柴犬コインを販売所で購入でき、取引ツールが豊富にあるので仮想通貨取引を練習することもできます。
また、HashHub Researchという有料レポートを配信している会社のレポートを一部無料で読めるので、仮想通貨の勉強も無料で行えます。
BITPOINT(ビットポイント)

取引手数料 | 無料 |
最小購入金額 | 500円以下~ |
積立投資 | あり |
取扱銘柄数 | 25 |
メリット | あらゆる手数料がとくにかく安い アルトコインに強い |
デメリット | 積立金額が5,000円/月~ |
BITPOINT(ビットポイント)は、現物取引の手数料が無料の取引所です。仮想通貨の取引を多く行いたい方ほど、手数料無料は大きなメリットになります。
また、BITPOINTはBITPOINT PROという取引所形式で柴犬コインを購入できます。
取引所は販売所よりスプレッドが狭いため取引コストが安く抑えられるのでおすすめの購入方法です。
BITPOINTは国内取引所の中でも珍しいアルトコインを取り扱うことが多いので、さまざまなアルトコインを取引したい方にもおすすめです。
BitTrade(ビットトレード)

取引手数料 | 無料 |
最小購入金額 | 2円〜 |
積立投資 | 1000円〜 |
取扱銘柄数 | 42種類 |
メリット | 現物取引、レバレッジ取引、積立、レンディングを利用できる。 最短即日で口座開設が可能。 |
デメリット | 日本円の出金、仮想通貨の出金手数料が自己負担 |
BitTrade(ビットトレード)は、取扱銘柄が42種類と国内最多水準の取引所です。
柴犬コインは販売所で購入できますが、大手取引所と比較すると利用しているユーザーが少ないため板取引の流動性は少ないでしょう。
BitTradeはどの銘柄も2円から購入できるので、少額で仮想通貨投資を始めてみたい方におすすめです。
柴犬コイン(SHIB)の買い方・購入方法
柴犬コインの買い方は以下の3ステップで行えます。
- 仮想通貨取引所で口座開設する
- 日本円を入金する
- 柴犬コイン(SHIBA)を購入する
1.仮想通貨取引所で口座開設する
まずは柴犬コインを購入できる仮想通貨取引所で口座開設しましょう。
口座開設には本人確認書類が必要になるため、マイナンバーカードや運転免許証などを事前に準備しておきましょう。
2.日本円を入金する
仮想通貨取引所で口座開設ができたら、柴犬コインを購入するための日本円を入金しましょう。
入金方法は取引所によって異なりますが、基本的には銀行からの入金になります。
3.柴犬コイン(SHIB)を購入する
日本円を入金できたら、柴犬コインを購入しましょう。
柴犬コインは他の仮想通貨と比較して値段が安いため、少額からでも購入しやすい銘柄です。
販売所と取引所では取引所の方がコストを抑えられるので、より安く購入したい方はBITPOINTのような取引所で柴犬コインを購入できる取引所を利用するとよいでしょう。
柴犬コイン(SHIB)の他に注目のミームコイン
柴犬コインの他にも、注目ミームコインはいくつかあるため、本記事では以下3つのミームコインについて解説します。
- ドージコイン
- ぺぺ
- ボンク
ドージコイン(DOGE)
名称 | ドージコイン |
ティッカー | DOGE |
価格 | 約0.14ドル |
時価総額 | 21.13Bドル |
総発行枚数 | 144.63B DOGE |
ドージコインは、最も価格や時価総額が高いミームコインです。
柴犬コインのモチーフとなる犬のミームコインで、2013年にライトコインの技術を基に開発されました。
ドージコインはイーロン・マスク氏がXで関連ポストを投稿するときがあり、そのたびに価格が上下する傾向があります。
ミームコインでは最も有名で投資家からも人気のため、ミームコインに投資したい方にまずはドージコインに投資してみるのがよいでしょう。
ぺぺ(PEPE)
名称 | Pepe |
ティッカー | PEPE |
価格 | 約0.000012ドル |
時価総額 | 約5.08Bドル |
総発行枚数 | 420.69T PEPE |
Pepeは、Pepe the Frogというカエルのキャラクターがモチーフとなったミームコインです。
2023年頃に話題になったばかりで、登場してからあまり期間が経っていませんが、時価総額ランキングではすでに20位前後に食い込むほどの人気となっています。
新しいミームコインのため他の銘柄よりボラティリティが高く、Dimethyltryptamine.ethという匿名トレーダーは、263ドルで数兆個のPEPEを購入した結果、価格が急騰し約5億円の利益を上げました。
ボンク(BONK)
名称 | Bonk |
ティッカー | BONK |
価格 | 約0.000027ドル |
時価総額 | 約$1.87Bドル |
総発行枚数 | – |
BonkはSolanaのミームコインで、DeFiやブロックチェーンゲームなどのプロダクトにも関わっています。
Solanaは2024年に活発なエコシステムとなっていることで、Bonkのようなミームコインも良い影響を受けており、Solanaのエコシステムは今後も成長する可能性が高いためBonkの値動きにも期待できます。
Solanaのエコシステムと相関が強いので、Solana上のアクティブウォレット数や取引量などの指標はBonkを取引する前に確認しておくとよいでしょう。
柴犬コイン(SHIB)-まとめ
この記事のポイント
- 柴犬コインはドージコインに次ぐミームコイン
- 柴犬コインの今後の将来性はアメリカの大統領選挙に絡んでくる
- 柴犬コイン以外におすすめのミームコインはドージコイン
- 柴犬コインの購入はCoincheck、SBI VCトレード、BITPOINTがおすすめ
柴犬コインは、ドージコインに次いで有名なミームコインで、機関投資家からの人気も高まっている銘柄です。
ミームコインのため実際のプロダクトの人気ではなくコミュニティやその他の要因で価格が変動する場合が多いため、値動きの予想が難しくはありますが、その分大きな利益も生まれやすいので気になる方は購入を検討してみるとよいでしょう。