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新NISAで買いたい!おすすめ米国株4選!巨額の株主還元をおこなう米国株

2024-05-25 1 min read
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この記事のポイント

  • 株主還元に積極的な米国企業
  • 値上がり益と配当の両取りを狙える
  • 巨額の株主還元を実施する米国株4選

目次 ー Contents

  • 自社株買いを中心とする株主還元に積極的な米国企業に注目
  • 新NISAで買いたい!おすすめ米国株4選
    • ①アップル
      • アップルが過去最大の自社株買い
      • アップルの株価推移
      • アナリスト予想
    • ②マイクロソフト
      • マイクロソフトの株価推移
      • アナリスト予想
    • ③エクソンモービル
      • エクソンの株価推移
      • アナリスト予想
    • プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)
      • P&Gの株価推移
      • アナリスト予想

自社株買いを中心とする株主還元に積極的な米国企業に注目

自社株買いを中心とする株主還元に積極的な米国企業に注目しよう。米国企業は株主重視の姿勢が強いと言われています。中でも、「IT(情報技術)」や「エネルギー」、「ヘルスケア」などのセクターのうち、長期的な成長や強力なキャッシュフロー創出力を誇る企業は、巨額の株主還元を実施しています。

2024年2月には、メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)が好業績に加えて、同社初となる配当の支払いを発表したことが好感され、決算発表翌日の株式市場で23%高と急騰しました。

同年4月には、グーグル親会社のアルファベットが決算と同時に、初の配当を実施すると発表したことを受け、10%値上がりしました。メタとアルファベットの両社は、巨額の自社株買いもおこなっており、株主重視の姿勢を強めています。

米国には、コカ・コーラやジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)など50年以上連続で増配している「配当王」と呼ばれる銘柄も多数存在しています。これらの企業は「リーマンショック」や「新型コロナのパンデミック」など、金融市場を大きく揺るがした時期にも増配を続けた実績を誇ります。

各業界の有力プレーヤーが自社株買いで株高を演出し、配当によって株主価値の向上を図っている状況です。特に、米国では自社株買いが株主還元策の主流になります。

ゴールドマン・サックスによると、S&P500構成企業による年間の自社株買い額は、2023年の8,270億ドルから2024年には9,340億ドル、2025年には1兆1,000億ドルに拡大する見込みです。

S&P500構成企業による自社株買い実施額(10億ドル)

引用:Bloomberg(出所はゴールドマン・サックス)

2024年に関しては、実施が見込まれている金額の6分の1が「5~6月」に実施される見通しであり、企業による自社株買いが同時期の相場を押し上げる可能性があると指摘しました。

2024年1月にはじまった新NISA(少額投資非課税制度)を活用することで、値上がり益(キャピタルゲイン)に加え、配当益(インカムゲイン)も非課税になります(ただし米国株に投資する場合は別途10%の税金がかかります)。

新NISAを通じ、これからご紹介する巨額の株主還元を実施する企業に投資すれば、値上がり益と配当の両取りを狙いながら、よりも効率的な資産形成を期待できるでしょう。

新NISAで買いたい!おすすめ米国株4選

ここからは巨額の株主還元を実施する米国企業の中から、中長期的に業績の拡大、株主価値の向上が期待できる4銘柄をご紹介します。

巨額の株主還元を実施する米国企業(2023年度)

業種会社名総還元額
(兆円)
総還元利回り
(%)
配当性向
ITアップル(ティッカーシンボル:AAPL)14.33.0814.8
ITマイクロソフト(MSFT)6.51.4425.23
エネルギーエクソンモービル(XOM)5.18.1341.39
生活必需品プロクター・アンド・ギャンブル(PG)2.53.9562.57
※総還元額(自社株買い+配当)は各社のアニュアルレポートを基に筆者が計算。1ドル=155円換算。
※総還元利回りはMorningstarを参照。

①アップル

1銘柄目はアップルです。同社は「iPhone」をはじめ人々の生活を一変させる革新的な製品・サービスを世に送り出し、約10億人の利用者ベースを有する「アップル経済圏」を形成しています。

2023年9月期の売上高は約3,833億ドルです。一国の経済規模を示す国内総生産(GDP)ベースで、香港やコロンビアなどの国家に匹敵する影響力を誇ります。

世界最大のブランディング専門会社インターブランドの「ベスト・グローバル・ブランド2023」では、11年連続で首位を堅持しており、世界中のユーザーから選好されている状況です。

ベスト・グローバル・ブランド2023(一部抜粋)

ランクブランドブランド価値(億ドル)
1アップル5,027
2マイクロソフト3,167
3アマゾン2,769
4グーグル2,603
5サムスン914
6トヨタ645
※図はインターブランドを基に筆者作成(https://interbrand.com/best-global-brands/)

圧倒的なブランド力を背景に、5年平均の営業利益率は28%、自己資本利益率(ROE)は119%と、高い収益性も誇ります。

圧倒的なブランド力、高い収益性、強力なキャッシュ創出力を武器に株主還元にも積極的です。5年平均の総還元利回り(配当+自社株買い)は4.31%になり、12年連続増配中になります。

2024年5月2日には、米国史上で最大規模となる1,100億ドル(約17兆円)の自社株買いを発表しました。

アップルが過去最大の自社株買い

日付企業自社株買い金額
(億ドル)
2024年5月2日アップル1,110
2018年5月1日アップル1,000
2021年4月28日アップル900
2022年4月28日アップル900
2023年5月4日アップル900
2019年4月30日アップル750
2023年1月25日シェブロン750
2022年4月26日アルファベット700
※図はBloombergを基に筆者作成

米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイが保有する上場株で、最大の割合を占める「バフェット銘柄」としても知られています。初代iPhoneが発売された2007年6月末からの株価は約4,000%高と、驚異的なパフォーマンスを上げています。

アップル株はキャピタルゲインとインカムゲインの両取りを狙える超優良企業です。運用益(売却益・配当)が非課税となる新NISAを活用して、中長期の資産形成を図る上で有力な銘柄候補になり得るでしょう。

「AIブーム」に乗り遅れたとの指摘もあることから、6月10日に開く年次開発者会議「WWDC」でいかなる生成AI機能を披露するかが、次のカタリスト(材料)になりそうです。

ウォール街のアナリストによるアップル株の目標株価を見ていきましょう。

アナリスト29名のコンセンサス・レーティングは「Strong Buy(強い買い推奨)」です。目標株価の平均値(12か月後)は203.93ドルであり、5月17日終値と比較して7.4%の値上がり余地があります。アナリスト予想の最高値は250ドル、最安値は164ドルです。

アップルの株価推移

TradingViewですべてのマーケットを追跡

出典:TradingView

価格
目標株価の平均値(12か月後)203.93ドル
2024年5月17日終値189.87ドル

アナリスト予想

株価
最高値250ドル
最安値164ドル

②マイクロソフト

2銘柄目はマイクロソフトです。同社はかつて「ウィンテル連合(ウィンドウズとインテル)」としてパソコン市場を席捲し、現在も世界のデスクトップPC市場の基本ソフト(OS)では圧倒的なシェアを握っています。

近年は、クラウドコンピューティング市場で、「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」、「グーグル・クラウド」とともに急成長を遂げている状況です。さらに、対話型AI「チャットGPT(Chat GPT)」を開発する米オープンAIとタッグを組み、AIブームの火付け役となりました。

マイクロソフトはAI市場をリードしており、株式市場でも高く評価されています。2024年1月にはアップルを抜き去り、時価総額世界一の座を奪還しました。

マイクロソフトの5年平均の営業利益率は40%、ROEは43%です。高い収益性を武器に巨額の投資をおこない、自社のクラウド事業や医療・ヘルスケア業界などの領域に生成AI関連ソリューションを提供します。最近では、AI処理を端末上で素早くおこなえる「エッジAI」の「コパイロット+PC」も発表しました。

AI時代の盟主を目指す中、これらのソリューションの提供を通じ、更なる成長が期待できるでしょう。

ブルームバーグによると、マイクロソフトの配当利回りは約0.7%とS&P500(1.37%)を下回ります。しかしながら、利益を再投資してさらに利益を大きくする「複利効果」を踏まえると、過去20年の株価上昇率は約1,500%で、配当を含めたリターンは2,400%を超えます。

マイクロソフトの株価リターンの推移

出典:Bloomberg

赤線は配当金再投資のリターン、黒線は配当金再投資せずのリターン

アナリスト40名のコンセンサス・レーティングは「Strong Buy(強い買い推奨)」です。目標株価の平均値(12か月後)は491.56ドルであり、5月17日終値と比較して17%の値上がり余地があります。アナリスト予想の最高値は600ドル、最安値は450ドルです。

マイクロソフトの株価推移

TradingViewですべてのマーケットを追跡

出典:TradingView

価格
目標株価の平均値(12か月後)491.56ドル
2024年5月17日終値420.21ドル

アナリスト予想

株価
最高値600ドル
最安値450ドル

③エクソンモービル

3銘柄目はエクソンモービルです。同社は「石油メジャー※1」の一角を占める石油大手になります。石油の採掘(川上)から輸送、精製、販売(川下)までを一貫して垂直統合型のビジネスモデルを採ります。

※1石油メジャーは現在、エクソンモービル、シェブロン、シェル、BP、コノコフィリップス、トタルエナジーズの6社で構成されます。

会社全体の売上高の7%を占める川上部門が利益の6割を稼ぎ出しており、原油市場の動向に業績が大きく左右されるところが特徴です。

世界が「カーボンニュートラル」の実現を目指す中、同社は炭素回収・貯留(CCS)や水素、バイオ燃料といった「低炭素ソリューション事業」も推進しています。2023年4月には、同事業が早ければ10年後に数千億ドル(数十兆円)規模の売上高を計上し、収益基盤となるベース事業(石油・ガス事業)を上回る可能性がかなり高いことを明らかにしました。

特に、既存の石油・ガス事業と親和性が高く、脱炭素の切り札と目されるCCSについては、炭素回収で世界首位、二酸化炭素(CO2)のパイプライン輸送と地層貯留で世界第2位に位置づけています。

米エネルギー情報局(EIA)は、2050年の世界の石油需要が2022年比6~42%増加するとの見通しを示しました。エネルギー需要の拡大とともにCO2の排出量も増加する見込みです。石油メジャーであるとともにCCSに強みを持つエクソンにとっては、更なる業容拡大が期待できるでしょう。

エクソンも高いキャッシュフロー創出力を武器に、巨額の株主還元を実施しています。41年連続増配中の「配当貴族」です。コロナ禍で原油価格がマイナスとなり、同社自身も赤字だった2020年も増配しました。

アナリスト22名のコンセンサス・レーティングは「Strong Buy(強い買い推奨)」です。目標株価の平均値(12か月後)は137.07ドルであり、5月17日終値と比較して14.6%の値上がり余地があります。アナリスト予想の最高値は152ドル、最安値は120ドルです。

エクソンの株価推移

TradingViewですべてのマーケットを追跡

出典:TradingView

価格
目標株価の平均値(12か月後)137.07ドル
2024年5月17日終値119.64ドル

アナリスト予想

株価
最高値152ドル
最安値120ドル

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)

4銘柄目がプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)です。同社は世界最大級の消費財メーカーになります。おむつの「パンパース」、洗剤の「アリエール」、芳香剤の「ファブリーズ」、ヒゲ剃りの「ジレット」など、日本人にも馴染みのある国際的な日用品ブランドを多数抱えています。

強力なマーケティング力や多額の研究開発費などに基づき、価格決定力のあるブランドを複数抱えていることが、P&Gの強みの一つとして挙げられます。

5年平均の営業利益率は22%、ROEは31%と良好な水準を維持しており、強固なブランド力が持続可能な競争優位性の確保につながっていると言えるでしょう。

業績が景気動向に左右されにくい「ディフェンシブ銘柄」として知られています。高い業績の安定性を武器に、巨額の株主還元を実施しており、68年連続増配中の「配当王」でもあります。

世界的に人口の増加が見込まれる中、今後も顧客ニーズを捉えたP&Gの商品が選好されて業績を拡大していくことで、着実にキャピタルゲインとインカムゲインを積み重ねていくことが期待できるでしょう。

アナリスト23名のコンセンサス・レーティングは「Strong Buy(強い買い推奨)」です。目標株価の平均値(12か月後)は171ドルであり、5月17日終値と比較して2%の値上がり余地があります。アナリスト予想の最高値は185ドル、最安値は156ドルです。

P&Gの株価推移

TradingViewですべてのマーケットを追跡

出典:TradingView

価格
目標株価の平均値(12か月後)171ドル
2024年5月17日終値167.64ドル

アナリスト予想

株価
最高値185ドル
最安値156ドル

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