
この記事のポイント
- moomoo証券は短期取引に活用できるデータが豊富に揃っている
- moomoo証券の評判は総合的に見るとかなり良い(Apple Storeで星4.4)
- moomoo証券では“お得”なキャンペンが頻繁に実施されている
本記事では、米国株取引手数料が圧倒的に安いと評判のmoomoo証券(ムームー証券)についてご紹介します。moomoo証券はどのような証券会社なのか、他社との手数料比較や取扱銘柄、利用できるツール、評判について解説します。
moomoo証券を利用するリスクやグローバル資本傘下の外資系企業によって運営されている故の怪しさなどもすべて解説しているので、口座開設するか迷っている方はぜひ最後までお読みください。
※この記事は2024年11月時点の情報をもとに作成しています。
目次 ー Contents
moomoo証券とは
社名 | moomoo証券株式会社 |
設立日 | 大正9年4月 |
金融取引業者免許 | 関東財務局長(金商)第3335号 |
ユーザー数 | 2,100万人以上 |
対応デバイス | PC、iOS、Android |
公式サイト | ![]() 公式サイトへ |
moomoo証券は、株式投資に利用できるデータが多く、24時間いつでも取引を行える証券会社です。
取り扱っている金融商品は以下の4つです。
- 米国株
- 日本株
- 投資信託
- NISA

米国株は業界最多水準の約7,000銘柄を取り扱っていて、日本株は現物取引手数料が無料という特徴を持っています。
注文方法は指値・成行以外にも逆指値やトリガー注文などデリバティブ取引での利用が多く見受けられる注文方法も備わっています。

NISAは全商品の取引手数料が無料で、米国株の銘柄数は業界最多水準。国内ではmoomoo証券のみが取り扱っている銘柄があったりIPO(株式を一般公開すること)銘柄が上場日から取引できたりするため、他の証券会社より投資で利益を得られる可能性が高くなるでしょう。
特に新NISAでは成長投資枠で大きな利益を狙う銘柄に投資できるようになったので、IPO銘柄のような新興銘柄をすぐに取引できるmoomoo証券と相性が良いと考えられます。
また、株価のヒートマップ機能や大口投資家の売買が確認できる機能など、株式の短期取引の役に立つデータが豊富に揃っているため、情報収集にも優れている証券会社といえます。
NASDAQ上場企業提供で利用者2,100万人以上
moomoo証券(ムームー証券)は、NASDAQに上場しているFutu Holdings Limitedのグループ会社が運営している証券会社です。
元々は「ひびき証券」という証券会社で運営されていましたが、Futu Holdings Limitedが買収し日本進出するにあたってmoomoo証券に名称が変更されました。
すでに日本や米国、香港など6つの国・地域で展開しており、合計ユーザー数は2,100万人以上を誇ります。
投資に利用できるデータ・ツールが豊富
moomoo証券は投資に利用できるデータ・ツールが豊富にあります。代表的なものを挙げると以下の通りです。
- 先物取引や暗号資産などのチャートもリアルタイムで確認できる
- 大口投資家の売買行動を確認できる
- ヒートマップを使って分析できる
- 企業の財務データが20年分確認できる
- 有名ファンドのポートフォリオを確認できる
- アナリストの株価予想データを確認できる
- 日経CNBC、ラジオNIKKEIのプレミアムコンテンツを視聴可能
これらに加えて株式市場の最新ニュースや決算の情報なども公開されるため、情報収集においては国内証券会社の中でもトップクラスに優れているといえるでしょう。
特に大口投資家の売買は取引金額が大きいため市場に影響を与えやすいため、moomoo証券であらかじめ確認しておくことで市場参加者より先回りした取引が行える可能性があります。
また、ウォーレン・バフェット氏が運営する投資会社Berkshire Hathawayのような有名ファンドのポートフォリオを確認できるので、ポートフォリオ構築の助けになるでしょう。
moomoo証券の手数料は高い?
moomoo証券の手数料ですが、取引手数料については日本株の現物取引は無料のため安いといえます。
米国株の取引手数料は以下2つのプランから選ぶ形となっています。
- ベーシックコース:約定代金によって手数料が変わる
- アドバンスコース:約定株数によって手数料が変わる
ベーシックコースの1株あたりの取引手数料は以下の通りです。
約定代金 | 取引手数料(税込) |
---|---|
8.3ドル以下 | 無料 |
8.3ドル超~16,666.666ドル未満 | 約定代金の0.132% |
16,666.666ドル以上 | 22ドル |
一方でアドバンスコースは200株までの取引手数料が一律1.99ドル(税抜)です。
アドバンスコースを選択し株式を200株取引するとき、SBI証券や楽天証券の場合は上限手数料の22ドルがかかりますが、mooomoo証券であれば1.99ドルに抑えられるためかなりお得になります。
ただ、株数やNISAで投資する銘柄によっては他の証券会社の方が安い手数料になるため、取引する銘柄や株数によってその都度使い分けるのが適切な選択となるでしょう。
moomooアプリについて
moomoo証券はアプリに定評があります。
アプリ内では速報ニュースや決算情報の確認など他のアプリでも行えることに加え、ヒートマップの確認やリアルタイムデータの確認など、短期取引に必須な主要データを確認できます。
そして、有料級のプレミアムコンテンツが口座開設をするだけで無料で閲覧できるため、情報収集ツールの1つとして口座開設しておくのもおすすめです。

他の証券会社は、多くの人が行うインデックス投資や投資信託の売買を中心としているため、短期取引に利用するデータが少ない印象です。
一方、moomoo証券はそれらのデータをカバーするコンテンツが豊富に利用できるので、これから短期取引を始めてみたいという人にピッタリなアプリといえます。
moomoo証券のメリット
moomoo証券のメリットは以下の3つです。
- アプリのUIが使いやすい
- キャンペーンが頻繁に開催されている
- チャートや分析機能が細かく初心者でも詳しい分析が可能
- 投資信託も取引できる
アプリのUIが使いやすい
moomoo証券のアプリはUIが使いやすいと評判があります。
日本経済新聞で常勝投資家が利用する投資ツールとして掲載されたり、さまざまなトレーディングアプリの賞を受賞したりするなど、実績も十分。
アプリ上では以下のようにさまざまなデータを組み合わせて分析できる点が評価されており、スマホ画面1つで詳細な分析が可能です。

キャンペーンが頻繁に開催されている

moomoo証券ではキャンペーンが頻繁に開催されています。
2024年4月1日から開催されているキャンペーンにおいて新規口座開設に関するものは以下の2つです。
- 日本株取引スタート記念プログラム:累計入金金額に応じて相応回数(1回・3回)の抽選に参加できる
- 友達紹介プログラム:紹介された方が初めて入金すると1万円分のAmazonギフトカードがもらえる(最大20名)
以前にも毎月1つ以上はキャンペーンが開催されていて、新規口座開設者や既存口座開設者問わず多くの人が参加できるキャンペーンになっています。
今後もmoomoo証券の機能がアップグレードするに連れて記念キャンペーンが開催される可能性があるため、口座開設を済まして何時でも参加できる状態にしておきましょう。
チャートや分析機能が細かく初心者でも詳しい分析が可能
アプリの解説でも言及した通り、moomoo証券は取引データやヒートマップ機能などが充実しているため初心者でも詳しい分析が可能になっています。

投資を始めたばかりの方はポートフォリオをどのように構築したら良いか、どのようなタイミングで取引を行えば良いのかなど、難しい投資判断に迫られる局面が多く登場すると思います。
そんな局面で役立つのが、moomoo証券で見られる有名ファンドのポートフォリオ。プロの構築を確認でき、大口投資家の売買行動を見ればいつどのような取引をしているのか確認できます。

また、株価変動確率を予想したり値動きを予測したりするチャート予測機能も備わっているので、チャート分析に自信がない方向けのサポートも充実しているといえるでしょう。
他にも著名投資家のレポートが読めたり空売りデータを確認できたりなど、プロ並みの投資情報がすべて無料で公開されています(閲覧に口座開設が必要な情報もあります)。
投資信託も取引できる
米国株投資で有名なmoomoo証券ですが、2024年9月より投資信託のサービスをリリース。個別株よりもローリスクローリターンな投資ができるようになり、資産運用の幅が広がりました。
購入時の手数料は無料、さらにNISA口座ならば税金も無料となっており、取引コスト面が魅力的。超少額(100円〜)で世界中の資産に分散投資が可能です。積立にも対応しているので、運用面でストレスを感じることもないでしょう。
個別株のリスクの高さからmoomoo証券を敬遠していたのであれば、一度公式サイトで詳細を確認してみてはいかがでしょうか。
日本に本格参入してきたグローバル企業
moomoo証券はNASDAQに上場しているFutu Holdings Limitedのグループ会社が運営しています。グローバル資本傘下の金融機関での取引に慣れていない方は、外資系と聞くと怪しい、と思うのかもしれません。Futu Holdings Limited自体は、NASDAQに上場し時価総額7,000億円を超える企業のため心配はないでしょう。
私たちが日常何気なくつかっている金融サービス、それを提供しているFintech企業でもグローバル資本傘下の企業が非常に増えています。対個人の金融取引サービスを提供する証券業界にも、このトレンドが強くなっていくのかもしれません。
moomoo証券のデメリット
moomoo証券のデメリットは以下の1つです。
- 米国以外の外国株の取り扱いがない
米国以外の外国株の取り扱いがない
moomoo証券は日本株・米国株の取り扱いしかしておらず、中国やアセアン諸国の株式取引には対応していません。
また、大手ネット証券が展開している各種サービス(新規公開株式(IPO)、ポイント投資、ロボアドバイザーなど)をmoomoo証券では利用できないことがあります。口座開設してから気付いてでは遅いので、自身の投資戦略に基づいて必要なサービスをあらかじめ整理しておくとよいでしょう。
(口座開設および口座維持で費用がかかることはないため、何社口座開設したとしても特に問題ありません)
moomoo証券はどんな人におすすめ?
moomoo証券はどのような人が利用するべきなのか、おすすめな人とそうでない人に分けて解説します。
moomoo証券がおすすめな人
moomoo証券がおすすめな人は以下の通りです。
- 手軽に株式投資の分析をしてみたい人
- 投資に関するコンテンツが欲しい人
moomoo証券は他の証券会社よりも投資に利用できるデータやコンテンツが充実しているため、データを用いた株式の分析にチャレンジしてみたい方にピッタリです。
著名投資家やアナリストのレポートも定期的に配信されるので、自分の分析に自信がない方は他の投資家がどのような分析を行うのか勉強してから取り組めます。
moomoo証券がおすすめではない人
moomoo証券がおすすめではない人は以下の通りです。
- さまざまな株式やその他金融資産を取引したい人
- 頻繁にmoomoo証券を利用するつもりがない人(moomoo証券のツールは毎日の利用によって得られるポイントがないと使えないため)
moomoo証券は米国株と日本株しか取り扱っていないので、コモディティや貴金属などさまざまな金融資産を取引したい人にはSBI証券や楽天証券などの方がおすすめです。
また、一部のツールはmoomoo証券の利用によって貯められるポイントを消費すると使用できます。
ポイントが必要なツールは主に海外銘柄のリアルタイムデータやデリバティブ系のツールで、株式投資に必須な機能ではなくあくまでサブ的なツールです。
ポイントを獲得するには毎日のログインボーナスや特定のタスククリアによって付与されるため、継続的にmoomoo証券を利用する方向けになります。
moomoo証券の評判は悪い?
moomoo証券の評判は悪いのか、口コミを調査し良い評判と悪い評判をまとめました。
moomoo証券の良い評判

moomoo証券(アプリ)の良い評判・口コミをGoogle PlayとApp Storeを抜粋してまとめました。App storeの評価は約5,400件で星4.4と、かなり高い位置づけにあることがわかります。
- 情報の質と量に満足している
- 売買の動向がリアルタイムで確認できて良い
- アプリ内の不具合の対応が速い
moomoo証券の良い評判は、分析ツールの豊富さやツールの充実性が他の証券会社より優れている点が最も評価されていました。
信用取引を行っている方にとって売買の情報は必須になるので、アプリ1つで多くの情報を取得できるmooomoo証券は重宝している方が多く見受けられます。
moomoo証券の悪い評判
moomoo証券の悪い評判・口コミを、Google PlayとApp Storeを抜粋してまとめました。
- 入出金の反映が遅い
- 取引ごとの損益がわかりづらい
moomoo証券の悪い評判は、SBI証券や楽天証券と比較して入出金の反映が遅い点が挙げられていました。入出金が遅いと取引に遅れが生じて得られる利益を逃してしまう可能性があるので、改善に期待したいところです。
また、取引ごとの損益や取得単価の表示など細かい表示がわかりづらく、自分で計算しないといけない手間が発生するという意見がありました。
moomoo証券の口座開設方法
moomoo証券の口座開設方法は以下の手順で行えます。パソコンやスマホのブラウザからも手続きできますが、ここではmoomoo証券アプリからの手続きを例に解説します。
- moomoo証券のアプリをダウンロードし、アカウント登録を行う
- 個人情報の入力と本人確認を行う
① moomoo証券のアプリをダウンロードし、アカウント登録を行う
まずはmoomoo証券のアプリをダウンロードしましょう。
ダウンロードできたらメールアドレスまたは電話番号でアカウント登録を行います。
この時点でmoomoo証券のコンテンツにはアクセスできます。
② 個人情報の入力と本人確認を行う
アカウント登録を済ませたら個人情報の入力と本人確認をしましょう。
本人確認は運転免許証やマイナンバーカードなどの提出で行うことができ、1〜3営業日で完了します。
個人情報の入力に誤りがあると口座開設ができないので、嘘の情報は入力しないようにしましょう。
【まとめ】moomoo証券の評判
この記事のポイント
- moomoo証券は短期取引に活用できるデータが豊富に揃っている
- moomoo証券の評判は総合的に見るとかなり良い(Apple Storeで星4.4)
- moomoo証券では“お得”なキャンペンが頻繁に実施されている
moomoo証券は投資に関するツールやデータが豊富に揃っている証券会社です。取扱銘柄は日本株と米国株しかないので、主に個別株の短期取引を行いたい方におすすめです。
キャンペーンも頻繁に開催されていてさまざまなボーナスを受けられる可能性があるため、口座開設する際はキャンペーン情報を必ず確認しておきましょう。