この記事のポイント
- オーストラリアの経済は資源の輸出に依存している
- 豪ドル/円は対中貿易と資源価格に大きな影響を受ける
- 豪ドル/円には高値警戒感が出ていているが大きく下げる要素は少ない
- 豪ドル/円を取引するならGMOクリック証券とみんなのFXがおすすめ
「豪ドル/円の見通しってやばいの?」「豪ドル/円の中長期の見通しが知りたい!」という人は意外に多いかもしれません。
本記事では「豪ドル/円がやばい」と世間で言われている6つの理由や、オーストラリアのファンダメンタルズ、豪ドル/円の中長期のテクニカルな見通しについて詳しく解説しています。
それでは順番に見ていきましょう。
※この記事は2024年11月時点の情報をもとに作成しています。
目次 ー Contents
豪ドル/円が“やばい”と言われる6つの理由
豪ドル/円が“やばい”と世間で言われていますが、いったいなにがそんなにやばいのか? その理由を考えてみると以下の6点が挙げられそうです。
- 意外に多い取引量がやばい
- 日本人に人気すぎてやばい
- 対中貿易率がやばい
- 貿易収支の推移がやばい
- 利上げペースがやばい
- 長期見通しがやばい
はたして本当に豪ドル/円は“やばい”のか、一つずつ確認してみましょう。
理由① 意外に多い取引量がやばい
下の表は、BIS(国際決済銀行)が3年ごとに発表している為替の取引量に関する2022年の情報です。
| 順位 | 通貨 | シェア |
|---|---|---|
| 1 | 米ドル | 44.2% |
| 2 | ユーロ | 15.3% |
| 3 | 日本円 | 8.3% |
| 4 | 英ポンド | 6.5% |
| 5 | 中国人民元 | 3.5% |
| 6 | 豪ドル | 3.2% |
| 7 | カナダドル | 3.1% |
| 8 | スイスフラン | 2.6% |
| – | その他 | 13.3% |
これによると豪ドルの取引量は世界中の通貨の中で第6位で、スイスフランやカナダドルよりも多く取引されていることがわかります。
理由② 日本人に人気すぎてやばい
下の表は、一般社団法人金融先物取引業協会が公表している通貨ペアごとの取引量の速報数値(店頭FX月次速報)です。
| 通貨ペア | 2022年5月 | 2022年6月 | 2022年7月 | 2022年8月 | 2022年9月 |
|---|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | 679,759,142 | 955,541,024 | 723,478,907 | 945,699,085 | 1,098,274,034 |
| GBP/JPY | 86,376,288 | 82,358,132 | 69,227,555 | 55,726,501 | 107,890,679 |
| AUD/JPY | 91,821,621 | 70,724,785 | 59,132,453 | 48,502,338 | 38,724,702 |
| EUR/JPY | 50,858,413 | 57,376,744 | 55,846,981 | 40,415,527 | 43,432,446 |
| EUR/USD | 31,437,478 | 29,272,375 | 56,227,619 | 39,357,965 | 48,813,870 |
これによれば、やはり米ドル/円の取引量が非常に多いことがわかります。その次が英ポンド/円で、第3位に豪ドル/円が多く取引されています。
ユーロ/円やユーロ/米ドルよりも取引量が多いのは意外かもしれませんが、それだけ豪ドル/円は日本人が良く取引する通貨ペアということがわかります。
理由③ 対中貿易率がやばい
下のグラフは2020年のオーストラリアの輸出の国別割合を示しています。

オーストラリアの輸出相手国第1位は中国で、輸出全体の39.9%を占めています。また、中国以外の4か国の合計の28.2%よりも10%以上多くが中国への輸出です。
このことから、オーストラリアの貿易黒字は中国への輸出に大きく依存していることがわかります。
理由④ 貿易収支の推移がやばい
オーストラリアの貿易収支は2015年から右肩上がりで伸び続けています。特に2020年からの貿易黒字の拡大率が大きく、オーストラリアの経済基盤を支えています。
オーストラリアの最大の貿易相手国である中国への貿易拡大と、近年の資源やエネルギー価格の高騰もオーストラリアの貿易収支の大幅な伸びに貢献しています。
理由⑤ 利上げペースがやばい
オーストラリアも他の主要各国と同様に2022年後半から連続して利上げを行っています。2023年8月時点のオーストラリアの政策金利は4.1%です。
ただし、オーストラリア準備銀行(RBA)は7月4日の会合で利上げを見送る決定をし、連続利上げは徐々に終息するとの見通しが強まっています。
理由⑥ 長期見通しがやばい
オーストラリアの経済は貿易黒字と積極的な移民政策による人口増加に起因する内需拡大に支えられています。
このためオーストラリアの実質GDP成長率は2019年まで28年連続して成長しており、今後も成長を続けていく見通しです。
このような経済的な成長を背景に、豪ドルは堅調さを維持すると考えられます。ただし、2022年後半からの連続利上げが落ち着き、場合によっては利下げが行われるかもしれません。
今後は中期的には調整相場に移行するという見方もあります。
オーストラリアの概要・3つのポイント
豪ドル/円を取引する場合に、押さえておきたいオーストラリアの3つのポイントは以下の通りです。
- 資源の輸出に経済が依存
- 最大の貿易相手国は中国
- 豪ドル/円の特徴
それぞれ見ていきましょう。
資源の輸出に経済が依存
オーストラリアの経済は輸出に大きく依存しており、その主要な輸出品目は鉱物資源(鉄鉱石、石炭)、エネルギー資源(天然ガス、石油)、農産物(小麦、肉)、そして金属製品です。
これらの輸出はオーストラリアの経済にとって非常に重要な役割を果たし、国内総生産(GDP)の約21%を占めています。
最大の貿易相手国は中国
オーストラリアの主要な輸出相手国は中国、日本、韓国、インドなどです。その中で中国はオーストラリアの輸出の33.5%を占め、オーストラリア経済にとって輸出相手国第1位となっています。
また、2002年のオーストラリアの主要貿易国は日本、ASEAN、米国、韓国でしたが、その後中国が急速に貿易相手国として台頭し、2009年には日本を抜き、さらに輸出の拡大が続いています。
豪ドル/円の特徴
豪ドル/円には4つの特徴があります。
| ①キャリートレードの対象 |
| 豪ドル/円は円キャリートレードの代表的な通貨ペアです。キャリートレードとは金利の安い通貨を借りて金利の高い通貨を買う取引のことで、オーストラリアの金利は日本に比べて高く推移しています。 このため円を売って豪ドルを買う、円キャリー取引の対象として多くの投資家が豪ドル/円のロング取引を行う傾向があります。 |
| ②コモディティ通貨 |
| 豪ドルはコモディティ通貨として有名です。オーストラリアの経済は鉱物資源やエネルギーなどの輸出に大きく依存しているため、これらの商品価格と豪ドル相場は連動する傾向があります。 |
| ③アジア株との関係 |
| 豪ドルはアジアの株式(特に日本の株式)との相関性が高い通貨です。したがって、日本の株価が上がると豪ドル/円も上がり、株価が下がると豪ドル/円も下がる傾向があります。 |
| ④ボラティリティ |
| 豪ドル/円は比較的値動きが大きい通貨ペアです。これは、豪ドルがキャリートレードやコモディティ価格などに敏感に反応することが原因とされています。 |
オーストラリアの経済・4つの視点
オーストラリアの経済を理解する上で、以下4つの視点は押さえておきましょう。
- オーストラリアのGDP
- オーストラリアの政策金利
- オーストラリアの資源
- オーストラリアの貿易
オーストラリアのGDP
下のグラフは過去10年におけるオーストラリアのGDPの推移です。オーストラリアは過去10年、ほぼ右肩上がりで成長を続けています。
特に2020年からのGDPは急激に増加していることがわかります。

オーストラリアの政策金利
下のグラフはオーストラリアの政策金利の推移を示したものです。2015年から2021年までは利下げを続けて来ましたが、2021年から利上げに転じ、2022年以降は急激に利上げを続けています。
2022年後半からの利上げは米国をはじめ世界の主要各国に見られる傾向です。

オーストラリアの資源
オーストラリアの経済はその豊富な天然資源に大きく依存しています。オーストラリアの主要な4つの資源は以下の通りです。
オーストラリアの主要な資源
①鉱物資源
オーストラリアは世界最大の鉱物資源の一部を持っています。例えば、鉄鉱石、石炭、金、銅、鉛、亜鉛、ウランなどです。これらの鉱物は、オーストラリアの輸出収入の大部分を占めています。
②エネルギー資源
オーストラリアは、天然ガスと石炭の大きな生産国です。これらのエネルギー資源は、国内外の電力供給に使用され、また、液化天然ガス(LNG)の形で輸出されます。
③農業資源
オーストラリアは、穀物(特に小麦と大麦)、肉、乳製品、果物、野菜など、多種多様な農産物を生産しています。これらの農産物は、国内消費だけでなく輸出にも使用されています。
④観光資源
オーストラリアの自然環境は、観光産業にとって重要な資源です。グレートバリアリーフ、ウルル(エアーズロック)、シドニー・オペラハウスなどの観光地は、国内外から多くの観光客を集めています。
オーストラリアの貿易
下のグラフはオーストラリアの貿易収支の推移を示したものです。2015年からはおおむね順調に貿易黒字が拡大していることがわかります。
特に2020年からは大きく貿易黒字が拡大しています。

豪ドル/円に影響を与える5つの要素
豪ドル/円に影響を与える5つの要素は以下の通りです。
- 中国との貿易
- 資源価格の見通し
- 政策金利の見通し
- 豪ドル/米ドルの動向
- 米ドル/円の動向
詳しく解説します。
中国との貿易
オーストラリアの経済は輸出に大きく依存しており、その輸出相手国第一位は中国です。中国への輸出は輸出全体の30%以上を占めています。
このため、中国との貿易収支が豪ドルの価値に大きく影響し、間接的には中国の経済状態も豪ドルに影響を与えています。
資源価格の見通し
下のグラフはオーストラリアの最大輸出品目の石炭の価格の推移です。2012年から2020年までは比較的安定して推移していますが、2020年以降から上昇に転じており、特に2021年からは急激に価格が上昇しています。
これはロシアのウクライナ侵攻によって世界の石炭の価格が高騰したことに起因しています。2023年に入り価格の上昇は止まっていますが、ウクライナ危機の推移次第でさらなる価格高騰があるかもしれません。

政策金利の見通し
オーストラリアは2022年から急激に政策金利を上げ続けて来ましたが、この連続した利上げもおおむね最終局面との見方が強まっています。
米国など他の主要各国の利上げも終息局面になりつつあるため、今後は政策金利の維持から利下げに転換することが予想されます。
豪ドル/米ドルの動向
下のチャートは豪ドル/米ドルと豪ドル/円の月足チャートです。豪ドル/米ドルと豪ドル/円が同じような軌跡で動いていることがわかります。
2020年から2022年までは急激な円安相場が続いたため、豪ドル/米ドルと豪ドル/円の相関関係は若干薄れていますが、豪ドル/円が豪ドル/米ドルと相関して動く傾向は変わらない特性です。

米ドル/円の動向
下のチャートは米ドル/円と豪ドル/円の日足チャートです。米ドル/円と豪ドル/円にはある程度の相関関係が認められます。
特に円が相場を主導する際にはこの2つの通貨ペアは同じ方向に動く傾向があり、2022年の円安相場では強い円売りによって米ドル/円相場が急騰し、それにつられて豪ドル/円相場も大きく上昇しました。

豪ドル/円のテクニカル的見通し
豪ドル/円のテクニカル分析でそれぞれの時間足を分析し、見通しを解説します。
豪ドル/円の月足の見通し
下のチャートは豪ドル/円の月足チャートです。月足では、豪ドル/円は1992年以降107.75円から55.6円くらいの間のレンジ相場になっています。
高値は2007年、安値は2000年、2001年、2008年、2009年と4回止められていて、2023年半ばではレンジの下限から上限に向かって上昇局面です。
2023年8月4日時点のレートが93.60円あたりで推移していて、直近の2022年9月の高値の98.30円を意識してか若干上値が重い展開となっています。
今後は98.30円を上抜くか、このまましばらく狭いレンジ相場に移行するかを見極めることになります。オーストラリア準備銀行(RBA)の利上げ終了の見方を背景に、徐々に調整局面入りするのではないかと考えられます。

豪ドル/円の週足の見通し
下のチャートは豪ドル/円の週足チャートです。週足では月足のレンジの中を上昇チャネルを形成して上昇していることがわかります。
2020年11月の安値から始まる上昇チャネルは高値更新、安値切り上げが続いていて、上昇トレンドが発生しています。
ただし、2023年3月のチャネル下限からの上昇では2022年9月の高値を超えられず、調整相場に移行しているので、今後は2022年9月の高値を超えて上昇できるかどうかが注目です。
また2022年9月の高値を更新した場合は、すぐ上に月足のレンジの上限もあるので、上値追いには慎重になった方がよい局面であるとも考えられます。

豪ドル/円の日足の見通し
下のチャートは豪ドル/円の日足チャートです。週足チャートの上昇チャネルの中を推移していますが、2022年9月の高値更新に失敗して現在短期的なレンジ相場を形成しています。
週足同様、2022年9月高値を更新しても週足チャネルラインの上限と、月足レンジの上限がすぐ上に迫ってきているため、高値更新にはかなりエネルギーが必要でしょう。
逆に高値を更新できないことがはっきりすると、ロング勢の手仕舞いが加速し、次第に短期的な下落相場になる可能性もあります。
週足上昇チャネルの下限や直近安値である2023年3月の安値を下抜けた場合には短期下落トレンドが始まる可能性が高まるため注意が必要です。

豪ドル/円の取引におすすめのFX会社3選
豪ドル/円を取引するためのおすすめのFX会社は以下の通りです。いずれも豪ドル/円のスプレッドやスワップポイントに定評があります。
- GMOクリック証券(FXネオ)
- トレイダーズ証券(みんなのFX)
- 松井証券(MATSUI FX)
それぞれの会社の基本スペックとおすすめポイントを紹介します。
GMOクリック証券(FXネオ)

| 取引手数料 | 無料 |
| 最小取引単位 | 1,000通貨 |
| 通貨ペア数 | 20種類 |
| 豪ドル/円スプレッド | 0.5銭 (午前9時~翌午前3:00 原則固定・例外あり) |
| 豪ドル/円スワップポイント(買い) | 132円 ※2024年2月16日 |
| 口座開設 | 最短当日で取引可能 |
| 公式サイト | ![]() 公式サイトへ |
GMOクリック証券のポイント
- 東証プライム上場企業グループの圧倒的なスケール感
- 多くの通貨ペアで業界最狭水準のスプレッド
- 1,000通貨から取引可能、少額トレードに適している
- FX以外も豊富な投資が可能な総合証券会社
こんな人におすすめ!
- 安心感のあるFX会社で取引をしたい人
- スプレッドやスワップポイントの条件にこだわる人
- 少額トレードから始めたい人
- FX以外の投資にも興味がある人
GMOインターネットグループの証券会社で、東証プライム上場企業グループのGMOクリック証券。スケールメリットや企業としての安定感は抜群です。
スプレッドやスワップポイントといったFX取引のスペックでは業界最高水準をキープしており、より有利な条件でFXを始めたい人におすすめ。
また、総合証券会社なのでFX以外にも多彩な投資を手軽に始められます。
トレイダーズ証券(みんなのFX)

| 取引手数料 | 無料 |
| 最小取引単位 | 1,000通貨 |
| 通貨ペア数 | 34種類 |
| 豪ドル/円スプレッド | 0.6銭 (午前8時~翌日午前5時 原則固定・例外あり) |
| 豪ドル/円スワップポイント(買い) | 132円 ※2024年2月16日 |
| 口座開設 | 最短当日で取引可能 |
| 公式サイト | ![]() 公式サイトへ |
みんなのFXの特徴
- 高金利通貨の受け取りスワップポイントが高い
- 取引ツールのシンプルな使い勝手が初心者向き
- スプレッドが狭く好条件で取引ができる
- 1,000通貨単位から取引ができる
こんな人におすすめ!
- 高金利通貨でスワップ投資をしたい人
- 最初は少額から始めたい人
- 業界最高水準の取引環境でFXを始めたい人
- 自動売買にも興味がある人
トレイダーズ証券が提供するFX取引サービス「みんなのFX」は、スワップポイントやスプレッドといったFXの基本的なスペックが業界のなかで高いことで知られています。
特に高金利通貨の受け取りスワップポイントが高いため、こうしたポジションを長期間保有するスワップ投資をしたい人には欠かせない口座といえます。
「みんなのシストレ」という自動売買サービスも提供しているので、裁量トレードから自動売買にもチャレンジしてみたい人にもおすすめ。
松井証券(MATSUI FX)

| 取引手数料 | 無料 |
| 最小取引単位 | 1通貨 |
| 通貨ペア数 | 20種類 |
| 豪ドル/円スプレッド | 通常:0.7銭 縮小スプレッド※:0.4銭 どちらも原則固定(例外あり) |
| 豪ドル/円スワップポイント(買い) | 118円 ※2024年2月13日 |
| 口座開設 | 約5分で申込完了 |
| 公式サイト | ![]() 公式サイトへ |
MATSUI FXの特徴
- 1通貨単位から裁量取引&自動売買が可能
- 主要な通貨ペアのスプレッドが業界最狭水準
- ロスカット手数料も含めてすべての手数料が無料
- メッセージアプリ「LINE」との連携機能がユニーク
こんな人におすすめ!
- 超少額トレードでFXの経験を積みたい人
- 自動売買の運用に興味がある人
- 外出中も重要な情報をいち早くキャッチしたい人
- レバレッジの上限を調節してリスクの上限を抑えたい人
松井証券の「MATSUI FX」は最小売買単位が1通貨なので、リスクを抑えつつ実践トレードを体験したいFX初心者の入門口座として最適です。
それと同時に、「MATSUI FX」には自動売買サービスがあります。
FXの相場は長期的なレンジ相場を形成していることが多いため、リピート系の自動売買の有効性が高いといわれています。
リピート系自動売買は他社にもありますが、1通貨単位で自動売買を始められるのは「MATSUI FX」の大きな特徴です。
豪ドル/円に関するよくある質問
豪ドル/円に関するFAQを見ていきましょう。
豪ドル/円の長期見通しは?
豪ドル/円の月足チャートでは、1992年から現在まで続いているレンジ相場の中を推移していて、2023年8月時点では月足レンジの上限に近づいており、だんだん上値が重くなってくると考えられます。

オーストラリア準備銀行(RBA)の利上げ終了も重なって、ここからは調整のレンジ相場に移行すると考えられます。
豪ドル/円のスプレッドは?
- GMO外貨(外貨ex):0.5銭原則固定(午前8時〜翌午前3時)
- GMOクリック証券(FXネオ):0.5銭(午前9時〜翌午前3時 原則固定・例外あり)
- 外為どっとコム(外貨ネクストネオ):0.5銭(午前9時〜翌午前3時)
- トレイダーズ証券(みんなのFX):0.6銭(午前8時〜翌午前5時)
- インヴァスト証券(トライオートFX):0.6銭(取引ページで確認)
- 松井証券(MATSUI FX):0.7銭(原則固定・例外あり)(1万通貨以下の成行注文時は0.4銭)
※2024年11月1日時点 スプレッドは固定化されたものではありません。
業界最狭水準は0.5銭といえそうです。
なお、1万通貨以下の取引で0.4銭のスプレッドになるMATSUI FXという取引数量に応じて変化するところがあれば、スプレッド縮小キャンペーンを実施して業界最狭水準を提示するFX会社もあります。
現時点での最狭水準のスプレッドは「FX口座(20社)のスプレッド徹底比較【手数料が安い取引口座はココ!!】」でご覧ください。
豪ドル/円のスワップは?
スワップポイントに定評のあるFX会社で、豪ドル/円の買いスワップポイントを比べてみました。
2024年2月13日時点ではGMOクリック証券とみんなのFXが業界最高水準のスワップを提供していました。
NZドル/円のスワップポイント比較
豪ドル/円の取引のリスクは?
豪ドル/円の取引リスクは中国の経済とエネルギー価格の変動です。中国経済は依然として緩やかに上昇していますが、エネルギー価格はウクライナ危機などの要因次第で大きく変動することが予想されます。
豪ドル/円を取引する場合は、長期ポジションであっても定期的にチャートで相場に異変がないかを確認しましょう。
【まとめ】豪ドル/円の見通し
この記事のポイント
- オーストラリアの経済は資源の輸出に依存している
- 豪ドル/円は対中貿易と資源価格に大きな影響を受ける
- 豪ドル/円には高値警戒感が出ていているが大きく下げる要素は少ない
- 豪ドル/円を取引するならGMOクリック証券とみんなのFXがおすすめ
豪ドル/円は日本人に人気のある通貨ペアで、ボラティリティも高めで多くのトレーダーが取引しています。
FX会社も豪ドル/円のスプレッド縮小キャンペーンに力を入れたり、少額資金でできる自動売買といった新しいサービスを展開しています。この記事で取り上げたFX会社を基準に、どこで豪ドル/円を取引するか、比較、検討してみてください。





