
目次 ー Contents
- なぜ今、米国のAI関連銘柄の株価に注目が集まるのか
- 米国株でおすすめしたいAI関連銘柄の一覧
- マイクロソフト・コーポレーション(MSFT)
- アルファベット クラスーA (GOOGL)
- アマゾン・ドット・コム(AMZN)
- アップル(AAPL)
- メタ・プラットフォームズ(META)
- テスラ・インク(TSLA)
- エヌビディア・コーポレーション(NVDA)
- インテル・コーポレーション(INTC)
- アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)
- ブロードコム(AVGO)
- アーム(ARM)
- 台湾セミコンダクター(TSM)
- クアルコム(QCOM)
- アリスタ・ネットワークス(ANET)
- マーベル・テクノロジー(MRVL)
- シスコ・システムズ(CSCO)
- インターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)
- オラクル・コーポレーション(ORCL)
- パランティア・テクノロジーズ Cl A(PLTR)
- C3.Ai Inc Cl A(AI)
- ガードフォースAIカンパニー(GFAI)
- ビッグベアAIホールディングス(BBAI)
- スプランク(SPLK)
- EPAMシステムズ(EPAM)
- スプリンクラ クラスーA(CXM)
- トウィリオ(TWLO)
- アイアン・マウンテン(IRM)
- スノーフレーク・インクCl A(SNOW)
- ユーアイパス・インク クラス―A(PATH)
- スプラウト・ソーシャルクラスーA(SPT)
- アトラシアン(TEAM)
- サウンドハウンド Ai Inc クラスーA(SOUN)
- スーパーマイクロ・コンピュータ(SMCI)
- マイクロン・テクノロジー(MU)
- テスラ(TSLA)
- セールスフォース(CRM)
- アクセンチュア(ACN)
- アップスタート・ホールディングス(UPST)
- アドビ・システムズ(ADBE)
- シャッターストック(SSTK)
- データセンター不動産を保有しているETF
- AIがテーマのETF
- ロボットとAIがテーマのETF
なぜ今、米国のAI関連銘柄の株価に注目が集まるのか
昨年以降、株式投資の世界では、すでに5GやIOTはすでに終わった世界の話で、最も注目を浴びているのはAI関連に移っている。マグニフィセント7はAI関連として注目を浴びているが、2024年に入り、消費者向けビジネスを主戦場としているテスラはアンダーパフォームしている。
AIのなかでも自動運転に絡んだ銘柄は、アメリカでは金利高で自動車自体が売れておらず、今年になってからアンダーパフォームしている。また、中国の景気減速は世界の自動車産業にも影響を与えている。
さらに、中国では電気自動車が売れていないといわれている。世界的にもEVが想定していた以上に販売不振になっているようだ。アメリカの金利高とインフレは消費者セクター全体に見通しを悪化させている。しかし、多くのアメリカ企業は他の予算を削ってでもAIには投資を進めている。パランティア(PLTR)のAIブートキャンプには、参加者が列をなしているようだ。
経営者は自社のビジネスの効率化を常に考えている。すでに持っているデータの活用や業界のデータを分析して、いかに自社のビジネスやサービスを改善できるのかできないかは死活問題になりかねない状況となっている。機械が人間の能力を超えてくる時代(第4次産業革命)は今まさに始まろうとしている。
Chat-GPTのローンチ以降、マイクロソフト(MSFT)がそのOpenAIに出資したことで、業界はAIというもののインパクトの大きさを再認識させられたのだ。これまでのAIはビックデータの分析程度でした。ある意味スーパーコンピューターの延長の話であった。Chat-GPTがデータを活用して文章を生成することができるという点で画期的だった。
今では絵やイラストを描いたり、短い動画さえも作れるような時代になった。明らかに機械が人間の能力を超えるところまで来た感じがしつつある。
本当の意味でのAIは、ソフトウェアの開発だが、今はその土台となるインフラ作りのところに焦点が当てられている。生成AIは大量のデータを取り扱い。その下データの中から最適解を求める手法である。大量のデータを高速演算するには、最先端のシステムが必要となってくる。
そのシステムは今のところ最先端のデータセンターにしかない。AI計算には、これまで主流であったCPUではなく、画像処理に使われていたGPUがいまのところ最も適していると言われている。
生成AIの登場は、既存のコンピューティングの世界に革命を起こしている。エヌビディアのCEOジェンセン・フアン氏は24年5月22日の決算発表時に以下のようにコメントしている。
「次の産業革命が始まっています。企業や各国はエヌビディアと提携し、1兆ドル規模の従来のデータセンターをアクセラレーテッド・コンピューティングに移行させ、新しいタイプのデータセンター(AI工場)を建設して、新しい商品である人工知能を生産しようとしています。AIは、ほぼすべての産業に大幅な生産性向上をもたらし、企業が収益機会を拡大すると同時に、コスト効率とエネルギー効率を高めるのに役立つでしょう。」
AIを取り巻く米国株銘柄

米国株でおすすめしたいAI関連銘柄の一覧
マグニフィセント7
GAFAMにテスラとエヌヴィディアを加えたマグニフィセント7は昨年のAI投資ブームの中心であった。大規模クラウド・データセンターを運営しているアマゾンAWS、マイクロスフトAzure、グーグル・クラウドはハイパースケーラーとして、AI銘柄の最注目銘柄となっている。
AI計算を行ううえで最も重要とされているのが、GPU/TPUという並列処理に優れた半導体チップだ。エヌヴィディアはGPUの最大手だが、最近では、クラウド・サービスにも進出している。テスラやフェイスブックを運営するメタも直接的なAI銘柄ではないが、AIを利用した自動運転やサービスを提供することでAI関連銘柄として認識されている。
マイクロソフト・コーポレーション(MSFT)
注目度☆☆☆☆☆

マイクロソフト・コーポレーションは、世界最大級の広範なテクノロジー・プロバイダーである。同社は、オペレーティング・システムの市場シェアの80%以上を占め、PCソフトウェア市場を支配している。同社のMicrosoft 365アプリケーションは、世界的に最も人気のある生産性向上ソフトウェアのひとつである。また、マイクロソフトは現在、多種多様なIaaS(Infrastructure-as-a-Service)やPaaS(Platform-as-a-Service)ソリューションを大規模に提供できる2つのパブリッククラウドプロバイダーのうちの1つでもある。
マイクロソフトの製品には、オペレーティング・システム、クロスデバイス生産性アプリケーション、サーバーアプリケーション、ビジネスソリューションアプリケーション、デスクトップおよびサーバー管理ツール、ソフトウェア開発ツール、ビデオゲームなどがある。同社は、PC、タブレット、ゲーム機、エンターテイメント機、電話機、その他のインテリジェント機器、および関連アクセサリーを設計・販売している。Azureを通じて、ソフトウェア、サービス、プラットフォーム、コンテンツを顧客に提供するクラウドベースのソリューションを提供している。
Chat-GPTのOpenAI社に資本参加し、AI投資ブームの火付け役となった。コパイロットでAIを活用し、顧客の利便性にこたえようとしている。
CoPilotの拡販に注力している。自社製のPCにもAI機能を盛り込んでいくと想定されている。AI革命に全方位(エッジ、クラウド、データセンター)で取り込んでいる。
アルファベット クラスーA (GOOGL)
注目度 ☆☆☆☆☆

アルファベットは、検索エンジン(グーグル)・プロバイダーからクラウド・コンピューティング、広告ベースの動画・音楽ストリーミング、自律走行車、ヘルスケア・プロバイダーなどへと発展してきた。オンライン検索の分野では、グーグルはオンライン検索量と市場の94%以上を独占している。
同社は長年にわたり、主にモバイル端末におけるユーザーの普及と利用の継続的な増加、広告主の活動の継続的な増加、広告フォーマットの改善により、検索クエリの増加を目の当たりにしてきた。クラウド・コンピューティング分野では、Google Cloud PlatformとGoogle Workspaceが引き続き好調で、市場シェアを拡大している。AWSとマイクロソフトAzureとあわせて3大データセンター・ハイパースケーラーとされる。AI計算用に自社製チップの開発を行っている。
また、ウェイモへの弛まぬ努力により、アルファベットは自律走行車市場でも圧倒的な地位を確立している。また、ライフサイエンス部門であるベリリーによって、ヘルスケア業界における足跡を強化している。
AIソフト開発と最新データセンターの構築に注力している。検索のための膨大なデータベースはAI開発においても他社に対して優位な点である。アクセレーテッド・コンピューティングの世界においてハイパースケーラー同士の競争と提携でいかにシェアを拡大できるのかに注目。
アマゾン・ドット・コム(AMZN)
注目度☆☆☆☆

アマゾン・ドット・コムは、世界中に広大な事業を展開する最大級のeコマース・プロバイダーである。同社のオンライン小売事業は、巨大な流通ネットワークに支えられたプライム・プログラムを中心に展開されている。
さらに、ホールフーズ・マーケットの買収により、アマゾンは食料品スーパーマーケットの実店舗を構えた。アマゾンはまた、AWSでクラウド・コンピューティング市場、特にInfrastructure as a Service(サービスとしてのインフラストラクチャー)分野でも圧倒的な地位を占めている。
アマゾンはまた、アレクサを搭載したエコー・デバイスで有名になった。人工知能に支えられたアレクサは、同社の製品やサービスの販売に役立っている。アマゾンは、北米、海外、AWSの3つの部門に分けて収益を報告している。アマゾンは、消費者、販売者、ウェブサイト開発者という3つのカテゴリーの顧客をターゲットにしている。
エヌビディアによれば、最新のAIデータセンターはこれまでのデータセンターとは一線と画しているとのこと。AWSは、旧式のデータセンターで大きくシェアを取ってきたので、新しいアクセレーテッド・コンピューティングにどれだけ早く転換できるかが今後の注目である。AI材料としてのデータはたくさん保存されているので、AI工場というよりは、巨大なデータの倉庫である。ネットワーク関連で最新のAIデータセンターといかにつなげていけるのか?自ら、最新設備(AI計算工場)への投資を続けられるのかが勝敗を分けるだろう。
アップル(AAPL)
注目度☆☆☆☆

アップルのビジネスは主に主力製品であるiPhoneを中心に展開されている。しかし、クラウドサービス、App Store、アップルミュージック、アップルケア、アップルペイ&ライセンスなどのサービスポートフォリオが収益の源泉となっている。
さらに、アップルウォッチやAirPodのようなiPhone以外のデバイスも大きな支持を得ている。実際、アップルはアップルウォッチとAirPodsの普及により、ウェアラブルとヒアラブル市場を支配している。アップルウォッチの堅調な普及は、アップルがパーソナル・ヘルス・モニタリングの分野で存在感を強めるのにも役立っている。
新しく発表したProVisionの売り上げ動向に注意が集まる。アップルはiPad、MacBook、HomePodの設計、製造、販売も行っている。これらのデバイスは、iOS、macOS、watchOS、tvOSオペレーティングシステムを含むソフトウェア・アプリケーションによって駆動される。アップルのその他のサービスには、定額制のApple News、Apple Card、Apple Arcade、新しいApple TVアプリ、Apple TVチャンネル、新しい定額制サービスのApple TVなどがある。
アップルの時期iフォンで、AI機能を投資すると言われている。消費者にどれだけ受け入れられるのかには注目。ちなみにチップはクアルコムのSnapdragonシリーズとのこと。
メタ・プラットフォームズ(META)
注目度☆☆☆☆

メタ・プラットフォームズは世界最大のソーシャルメディア・プラットフォームである。同社のポートフォリオは、単一のFacebookアプリから、買収により写真・動画共有アプリInstagramやメッセージングアプリWhatsAppのような複数のアプリへと進化した。
自社開発のMessengerとともに、これらのアプリは現在、毎月数十億人が利用するメタの製品ファミリーを形成している。メタ社は、フェイスブックのユーザー数を測定するために、日次アクティブユーザー数(DAU)や月間アクティブユーザー数(MAU)といった指標を使用している。マーケティング担当者は、メタ、インスタグラム、メッセンジャー、サードパーティのアプリケーションやウェブサイトを含む複数のプラットフォームに表示できる広告を購入する。
メタは、その膨大なユーザーベースのおかげで、グーグル、ツイッター、アマゾン、スナップチャットの親会社であるスナップなどが形成するデジタル広告分野において大きな市場シェアを獲得している。メタはまた、アップル(メッセージング)、ユーチューブ(広告と動画)、バイトダンス(ソーシャルメディア)、テンセント(メッセージングとソーシャルメディア)などとの大きな競争にも直面している。
テスラ・インク(TSLA)
注目度☆☆☆☆

テスラは米国におけるバッテリー駆動の電気自動車販売のマーケットリーダーであり、市場シェアは約70%である。同社のフラッグシップモデルであるモデル3は、米国で最も売れているEVモデルだ。長年にわたり金字塔の評判を集めることに成功したテスラは、2010年の株式公開以来、当初とは比べものにならないほど大きな存在となり、2021年10月には時価総額が初めて1兆ドルを突破した。
EV王の時価総額は、トヨタ、フォルクスワーゲン、ダイムラー、ゼネラルモーターズ、フォードといったレガシー自動車メーカーの合計額を上回る。テスラは長年にわたり、富裕層向けのニッチ製品の開発から、大衆向けの手頃な価格のEV製造へとシフトしてきた。
直販、サービス、EV充電という3本柱のビジネスモデルで、他の自動車メーカーとは一線を画している。クリーンエネルギー革命の自動車メーカーと謳われるテスラは、単なる自動車メーカーではない。
エヌビディア・コーポレーション(NVDA)
注目度☆☆☆☆☆

エヌビディア・コーポレーションはビジュアル・コンピューティング技術の世界的リーダーであり、グラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU)の発明者でもある。
長年にわたり、同社の焦点は PC グラフィックスから人工知能 (AI) ベースのソリューションへと進化し、現在ではハイパフォーマンス コンピューティング (HPC)、ゲーム、仮想現実 (VR) プラットフォームをサポートしている。NVIDIAのGPUの成功は、ディープラーニング・アルゴリズムの実行に必要な、何千もの演算コアによる並列処理能力に起因する。
同社のGPUプラットフォームは、ロボット工学や自動運転車のような数十億ドル規模の最終市場の開拓に大きな役割を果たしている。エヌビディアは、インテルやアドバンスト・マイクロ・デバイセズがキャッチアップの役割を果たしているデータセンター、プロフェッショナル・ビジュアライゼーション、ゲーム市場で圧倒的な知名度を誇っている。
ほぼすべての主要なクラウド・サービス・プロバイダー (CSP) およびサーバー ベンダーとの同社の提携が重要な推進力となっている。
既存のコンピューティングの概念を変えてしまったAI用GPUの快進撃は止まらない。2024年Q1までの収益は、H100シリーズであった。2024年には、H200と新しく発表されたBlackwellによるデータセンター構築が進み、NVDAの収益に貢献するだろう。データセンターサーバー大手のDELLと組みInfiniBandでネットワークに世界にも本格参入している。ネットワークでの収益がNVDAの収益をさらに引き上げる可能性もある。
AI半導体チップメーカー
GPUを製造しているのは、エヌヴィディアだけではなく、他の半導体チップメーカーもGPUやTPUとしてAI計算用の反動チップを製造、提供している。
インテル・コーポレーション(INTC)
注目度☆☆☆

インテルは、世界最大級の半導体企業であり、マイクロプロセッサーとチップセットの主要サプライヤーであるインテルは、AIや自律走行などのデータセンター・ビジネスに徐々に進出している。インテルは、コンシューマー市場とエンタープライズ市場の両方において、マイクロプロセッサーで圧倒的な存在感を示している。データセンター・グループ、モノのインターネット・グループ、モービルアイ、不揮発性メモリ・ソリューション・グループ、プログラマブル・ソリューション・グループ、その他すべての事業部門が、インテルのデータ中心ビジネスモデルの核心を形成している。
DCG部門は、クラウド、エンタープライズ、通信インフラ市場向けのサーバー、ワークステーション、その他の製品を取り扱っている。IOTGは、高性能コンピュート・ソリューションと組み込みアプリケーションを提供する。PSGセグメントは、主にFPGAやストラクチャードASICなどのプログラマブル半導体を提供している。モービルアイは、ADASや自律走行向けのコンピュータビジョンや機械学習をベースとしたセンシング、データ解析、ローカライゼーション、マッピング、運転ポリシー技術の開発に取り組んでいる。これまでは、自社製品のみを製造してきたが、他社のチップを製造するファンドリービジネスに進出した。ARMと業務提携を行い、米国内でファンドリービジネスを事業の核とする戦略を持っている。
AIデータセンターでの採用がNVDAほど進んでいないようである。新しいチップの開発、発表が待たれる。
アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)
注目度☆☆☆☆

アドバンスド・マイクロ・デバイセズは、CPU、GPU、FPGA、アダプティブSoC、そして深いソフトウェア専門知識を組み合わせることで、クラウド、エッジ、エンドデバイス向けのリーダーシップ・コンピューティング・プラットフォームを実現する、業界をリードする高性能およびアダプティブ・プロセッサー・テクノロジーの幅広いポートフォリオを提供している。
世界的な半導体企業であり、データセンター、クライアント、ゲーミング、エンベデッドの4つのセグメントで事業を展開している。同社は、x86マイクロプロセッサーと加速処理ユニットとしてのグラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU)、チップセット、データセンター、プロフェッショナルGPU、組み込みプロセッサー、セミカスタム・システム・オン・チップ(SoC)製品、マイクロプロセッサーとSoCの開発サービスと技術、データ処理ユニット、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、適応型SoC製品を提供している。
AIデータセンターでの採用がNVDAほど進んでいないようである。新しいチップの開発、発表が待たれる。
ブロードコム(AVGO)
注目度☆☆☆☆☆

ブロードコムは、複雑なデジタルおよびミックスドシグナルの相補型金属酸化膜半導体をベースとしたデバイスと、III-V族アナログベースの製品を中心に、さまざまな半導体デバイスを設計、開発、世界中に供給している。半導体ソリューションとインフラストラクチャー・ソフトウェアの2つのセグメントで事業を展開している。
同社は、セットトップボックス・システム・オン・チップ(SoC)、ケーブル、デジタル加入者線、パッシブ光ネットワーキング・セントラル・オフィス/コンシューマー・プレミス・イクイップメント・SoC、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク・アクセス・ポイントSoC、イーサネット・スイッチングおよびルーティング・カスタム・シリコン・ソリューション、シリアライザー/デシリアライザー・アプリケーション特定集積回路、光および銅、物理層デバイス、光ファイバー・コンポーネントおよびRF半導体デバイスを提供している。
また、RFフロントエンドモジュールとフィルター、Wi-Fi、Bluetooth、全地球測位システム/全地球航法衛星システムSoC、カスタムタッチコントローラー、誘導充電、付属小型コンピュータシステムインターフェース、冗長アレイ独立ディスクコントローラーとアダプターも提供している。
ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト・エクスプレス、ファイバー・チャネル・ホスト・バス・アダプター、リード・チャネル・ベースSoC、カスタム・フラッシュ・コントローラー、プリアンプ、オプトカプラー、産業用光ファイバー、モーション・コントロール・エンコーダーおよびサブシステム、発光ダイオード、イーサネットPHY、スイッチIC、カメラ・マイクロコントローラーなどがある。同社の製品は、企業やデータセンターのネットワーキング、家庭用接続機器、セットトップボックス、ブロードバンドアクセス、電気通信機器、スマートフォンや基地局、データセンターのサーバーやストレージシステム、ファクトリーオートメーション、発電や代替エネルギーシステム、電子ディスプレイなど、さまざまな用途で使用されている。
大手ハイパースケーラーの自社製チップを提携して製造しているとの話がある。最近、アップルと通信用チップの供給で提携した。
アーム(ARM)
注目度☆☆☆☆

アーム・ホールディングスは、半導体企業や相手先商標製品メーカーが製品を開発する際に利用する中央演算処理装置製品および関連技術の設計、開発、ライセンスを行っている。
世界のスーパーコンピューターにはARM製のプロセッサーが使われている。マイクロプロセッサ、システム知的財産(IP)、グラフィックス・プロセッシング・ユニット、フィジカルIP、関連システムIP、ソフトウェア、ツール、その他関連サービスを提供している。
同社の製品は、自動車、コンピューティング・インフラ、コンシューマー・テクノロジー、モノのインターネットなど様々な市場で使用されている。同社は日本のソフトバンク傘下であったが、昨年IPOした。
台湾セミコンダクター(TSM)
注目度☆☆☆☆☆

台湾セミコンダクターは、半導体製造ファンドリーの世界最大手で、台湾、中国、欧州、中東、アフリカ、日本、米国、および国際的に集積回路やその他の半導体デバイスの製造、パッケージング、テスト、販売を行っている。同社は、ロジック、ミックスドシグナル、無線周波数、組み込みメモリ半導体を製造するための相補型金属酸化膜シリコンウエハ製造プロセスを提供している。
また、カスタマーサポートやエンジニアリングサービス、マスクの製造も行っている。同社の製品は、ハイパフォーマンス・コンピューティング、スマートフォン、モノのインターネット、自動車、デジタル家電で使用されている。世界最先端の半導体チップは台湾セミコンダクターしか製造できず、多くのAI用半導体チップは、同社が製造を行っている。
現在は、2ナノ規格の最先端チップの量産化に取り組んでいる。チップの多層化のパッケージングも対応している。これまでは、台湾で半導体製造を行ってきたが、米国や日本、欧州でも半導体製造拠点を建設中である。
AI用チップ(GPU、TPU)は4~5ナノの製造ラインを使っているとされている。AI投資が継続し、微細化がさらに進むと期待されている。
データセンター向け半導体チップ・サービス企業と半導体設計企業
AI計算用のGPUやTPUチップだけで、AI計算はできない。AI計算を行うデータセンターを運営するには、ストレージ、ストレージをつなぐ通信用半導体やその他周辺半導体も必要になってくる。
クアルコム(QCOM)
注目度☆☆☆☆☆

クアルコムは、世界中のワイヤレス産業向けの基盤技術の開発と商業化に従事している。同社は3つのセグメントを通じて事業を展開している
: Qualcomm CDMA Technologies(QCT)、Qualcomm Technology Licensing(QTL)、Qualcomm Strategic Initiatives(QSI)である。
QCT部門では、ワイヤレス音声通信、データ通信、ネットワーク、コンピューティング、マルチメディア、位置情報製品に使用される、3G/4G/5Gおよびその他の技術に基づく集積回路とシステムソフトウェアの開発および供給を行っている。
QTL部門は、CDMA2000、WCDMA、LTEおよび/またはOFDMAベースの5G規格とその派生規格を実装した製品の製造・販売に有用な様々な特許権を含む知的財産ポートフォリオの一部をライセンス供与または使用する権利を提供している。
QSI部門は、5G、人工知能、自動車、コンシューマー、エンタープライズ、クラウド、IoT、拡張現実など、様々な業界のアーリーステージ企業に投資し、市場性のない株式や、それほどではないが市場性のある株式、転換社債などの投資を行っている。
また、米国政府機関とその請負業者に開発、その他のサービスと関連製品を提供している。今後はオンデバイスAI向けチップに商機を見出している。
QCOMの端末用チップであるSnapdragonの採用が本格化し始めようとしている。AI機能を組み込んだ末端端末の売れ行き次第である。
アリスタ・ネットワークス(ANET)
注目度☆☆☆☆☆

アリスタ・ネットワークスは、データセンターやクラウド・コンピューティング環境向けのクラウド・ネットワーキング・ソリューションを提供している。
次世代データセンター・ネットワーク向けに最適化された10/25/40/50/100ギガビット・イーサネット・スイッチとルーターを提供している。アリスタは製品全体にわたって複数のシリコン アーキテクチャを使用している。同社のクラウド・ネットワーキング ソリューションの中核となるのは、完全にプログラム可能で高度にモジュール化できるように設計された Linux ベースの拡張オペレーティング システム (EOS) です。EOS は、Microsoft System Center、OpenStack、その他のクラウド管理を含む、主要なクラウドおよび仮想化ソリューションをサポートしている。
同社は VMware と仮想拡張 LAN (VXLAN) プロトコル仕様を共同作成し、VXLAN 統合を初めて実証した。さらに現在では、VXLANのルーティングと統合を拡大している。
アクセレーテッド・コンピューティングの波は、ANETにも影響を与え始めている。ANETがシスコから奪いつつあるネットワーキングの世界にNVDAが殴り込みをかけている。NVDAとの競争に注目したい。
マーベル・テクノロジー(MRVL)
注目度☆☆☆☆

マーベル・テクノロジーは、その子会社とともに、データセンターコアからネットワークエッジに至るデータインフラ半導体ソリューションを提供している。アナログ、ミックスドシグナル、デジタル信号処理機能を統合した複雑なSoCアーキテクチャを開発、拡張している。コントローラー、ネットワーク・アダプター、物理トランシーバー、スイッチなどのイーサネット・ソリューション、シングルまたはマルチコアのプロセッサー、カスタム特定用途向け集積回路、システムオンチップ・ソリューションなどのポートフォリオを提供している。
また、パルス振幅変調、コヒーレント・デジタル・シグナル・プロセッサー、レーザードライバー、トランスインピーダンス・アンプ、シリコンフォトニクス、データセンター・インターコネクト・ソリューションなどの電気光学製品、ホスト・バス・アダプターとコントローラーからなるファイバーチャネル製品、シングルまたはマルチコア・プロセッサー、ハードディスク・ドライブとソリッド・ステート・ドライブ用のストレージ・コントローラー、シリアル・アタッチドSCSI、シリアル・アドバンスド・テクノロジー・アタッチメント、ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト・エクスプレス、不揮発性メモリー・エクスプレス(NVMe)、NVMe over fabricsなどのホスト・システム・インターフェースも提供している。米国、アルゼンチン、中国、インド、イスラエル、日本、シンガポール、韓国、台湾、ベトナムで事業を展開している。
シスコ・システムズ(CSCO)
注目度☆☆

シスコ・システムズは、インターネット・プロトコルをベースとしたネットワーキングやその他の通信・情報技術産業関連製品の設計、製造、販売を行っている。
スイッチング・ポートフォリオにはキャンパス・スイッチングとデータセンター・スイッチングが含まれ、エンタープライズ・ルーティング・ポートフォリオには公衆・私設の有線ネットワークとモバイル・ネットワークを相互接続し、キャンパス、データセンター、支店ネットワークに高い安全性と信頼性を備えた接続性を提供し、ワイヤレス製品にはワイヤレス・アクセス・ポイントとコントローラーが含まれ、コンピュート・ポートフォリオにはシスコ・ユニファイド・コンピューティング・システム、ハイパーフレックス、ソフトウェア管理機能などが含まれる。
さらに、ルーティング光ネットワーキング、5G、シリコン、オプティクス・ソリューションで構成される「Internet for the Future」製品、ミーティング、コラボレーション・デバイス、通話、コンタクトセンター、サービスとしてのコミュニケーション・プラットフォームなどのコラボレーション製品、ネットワーク・セキュリティ、クラウド・セキュリティ、セキュリティ・エンドポイント、統合脅威管理、ゼロトラストで構成されるエンドツーエンドのセキュリティ製品、フルスタック観測可能性やネットワーク保証を含む最適化されたアプリケーション体験製品も提供している。
さらに同社は、技術サポートや高度なサービス、アドバイザリーサービスなど、幅広いサービスとサポートオプションを顧客に提供している。様々な規模の企業、公共機関、政府機関、サービス・プロバイダーにサービスを提供している。同社は製品やサービスを直接販売するほか、システム・インテグレーター、サービス・プロバイダー、その他の再販業者、販売代理店と戦略的提携を結び販売している。
ネットワーキング市場での、ANET、NVDAとの競争に注目したい。
総合コンピュータ・サービス企業
インターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)
注目度☆☆☆

IBMは情報技術(IT)企業である。IBMはIBMとキンドリル2つの部分に分かれている。IBMはハイブリッド・クラウドとAIの機会に、テクノロジーとビジネス専門知識という2つの主要な顧客価値の源泉を提供することに焦点を当てたプラットフォーム中心のアプローチで取り組んでいる。
IBMは、データ、情報技術、業界やビジネス・プロセスに関する深い専門知識、信頼とセキュリティ、パートナーやアライアンスの幅広いエコシステムを活用した統合ソリューションと製品を提供している。そのハイブリッド・クラウド・プラットフォームとAIテクノロジーおよびサービス機能は、顧客のデジタルトランスフォーメーションをサポートし、同社が新しい方法で顧客や従業員と関わることを支援する。
IBMは、ソフトウェア、コンサルティング、インフラストラクチャー、ファイナンス、その他の5つのセグメントで事業を展開している。IBMはレッドハットの発行済み株式すべてを購入した。レッドハットはソフトウェア部門のハイブリッド・プラットフォーム&ソリューションに計上されている。
オラクル・コーポレーション(ORCL)
注目度☆☆☆

オラクルは、世界中の企業の情報技術環境に対応する製品とサービスを提供している。
同社が提供するクラウド・サービスには、Oracle Fusion cloud enterprise resource planning (ERP)、Oracle Fusion cloud enterprise performance management、Oracle Fusion cloud supply chain and manufacturing management、Oracle Fusion cloud human capital management、Oracle Cerner healthcare、Oracle Advertising、NetSuite applications suite、Oracle Fusion Sales, Service, and Marketingなど、さまざまなクラウド・ソフトウェア・アプリケーションが含まれる。
また、さまざまな業種向けのクラウドベースの業種別ソリューション、オラクル・アプリケーション・ライセンス、オラクル・ライセンス・サポート・サービスも提供している。
さらに、オラクル・データベースやMySQLデータベース、ソフトウェア開発言語であるJava、開発ツールなどのミドルウェアなど、クラウドおよびライセンス事業のインフラ技術も提供している。また、クラウド・ライセンス事業のインフラ技術には、クラウドベースのコンピュート、ストレージ、ネットワーク機能、オラクルAutonomousデータベース、MySQL HeatWave、Internet-of-Things、デジタルアシスタント、ブロックチェーンなどがある。
さらに、オラクルのエンジニアド・システム、エンタープライズ・サーバー、ストレージ・ソリューション、業界特化型ハードウェア、仮想化ソフトウェア、オペレーティング・システム、管理ソフトウェア、関連ハードウェア・サービスなどのハードウェア製品やその他のハードウェア関連ソフトウェア、コンサルティングや顧客サービスも提供している。オラクルは、クラウド、ライセンス、ハードウェア、サポート、およびサービスを、さまざまな業界、政府機関、教育機関の企業向けに直接販売するほか、間接的なチャネルを通じて販売している。
同社はAmdocs Limitedと協業し、クラウドとデジタルの導入に向けた顧客の支援を行っている。
コンピューティング・ソフトウェア・サービス企業
パランティア・テクノロジーズ Cl A(PLTR)
注目度☆☆☆☆☆

パランティア・テクノロジーズは主に米国で情報機関向けのソフトウェア・プラットフォームを構築、展開している。米国の諜報機関向けに、テロ対策の調査や作戦を支援するソフトウェア・プラットフォームの構築と配備を行っている。
同社はPalantir Gothamを提供しており、シグナル情報源から内密の情報提供者からの報告まで、データセットの奥深くに隠されたパターンを特定することを可能にするソフトウェアプラットフォームである。また、Palantir Foundryも提供していおり、データの中央オペレーティングシステムを構築することで、組織の運用方法を変革するプラットフォームであり、各ユーザーが必要なデータを一箇所で統合・分析できるようにする。さらに、顧客が独自のソフトウェアをあらゆる環境で仮想的に展開できるソフトウェア、Palantir Apolloも提供している。
これまでの、政府を相手とする事業から、企業向けにビジネスモデルを転換しようとしている。企業向けでいかに収益を上げられるのかに注目したい。通年での黒字化も見えてきたので、S&P500への組み入れ動向にも注目。
C3.Ai Inc Cl A(AI)
注目度☆☆☆☆

C3.ai Inc.は、デジタルトランスフォーメーションを加速させるエンタープライズAIソフトウェアのプロバイダーである。C3.aiは、大規模AI、予測分析、IoTアプリケーションの開発、導入、運用のためのC3 AI Suiteを提供している。C3.aiの中核は、データサイエンスとアプリケーション開発を強化する独自のモデル駆動型AIアーキテクチャである。
エンタープライズAIアプリケーションの設計、開発、導入を可能にするアプリケーション開発およびランタイム環境であるC3 AIプラットフォーム、分析可能なデータのためのC3 AI Ex Machina、業界に特化した顧客関係管理ソリューションであるC3 AI CRM、情報の検索、取得、提示を可能にするC3 Generative AI Product Suiteを提供している。
また、原材料、仕掛品、完成品の在庫レベルを最適化するソリューション「C3 AI Inventory Optimization」、ネットワーク全体の新たなインバウンド/アウトバウンド・リスクを特定する「C3 AI Supply Network Risk」、温室効果ガス排出量の削減を支援する「C3 AI Sustainability Suite」、生産スケジュールの最適化ソリューション「C3 AI Production Schedule Optimization」、コンプライアンス・リスクの最小化を支援する「C3 AI Financial Services Suite」、「C3 AI Energy Management solution」などのC3 AIアプリケーションも提供している。
さらに、石油・ガス、化学、公益事業、製造、金融サービス、防衛、情報、航空宇宙、ヘルスケア、通信市場向けに、統合ターンキー・エンタープライズAIアプリケーションを提供している。石油・ガス市場分野ではベーカー・ヒューズ、政府・防衛・情報機関分野ではブーズ・アレン、レイセオン、AWS、グーグル、マイクロソフトと戦略的パートナーシップを結んでいる。同社は以前はC3 IoT, Inc.として知られていたが、2019年6月にC3.ai, Inc.に社名を変更した。
ガードフォースAIカンパニー(GFAI)
注目度 ☆☆☆

ガードフォースAIは、公共および民間組織の資産の保護と輸送に信頼されている統合セキュリティソリューションプロバイダーである。
同社は、タイでキャッシュソリューションとキャッシュハンドリングサービスを提供している。同社は、セキュアード・ロジスティクス事業、総合セキュリティ・ソリューション事業、ロボティクス・ソリューション事業、情報セキュリティ事業の4つのセグメントで事業を展開している。同社のサービスには、現金輸送、銀行向け車両、ATM管理、キャッシュセンター運営、現金処理、硬貨処理、キャッシュセンター統合、小切手センターサービス、現金預け入れ管理、エクスプレスキャッシュサービスなどの現金預け入れ機ソリューションなどがある。
また、ロボットの販売とレンタル、Rapid7ソフトウェアの販売と設置、統合アラームセキュリティシステムの設置、PCI ASVスキャン、侵入テストサービスの提供も行っている。同社の顧客には、地元の商業銀行、チェーン小売店、硬貨製造造幣局、政府当局などがある。
ビッグベアAIホールディングス(BBAI)
注目度☆☆☆

ビッグベアAIは人工知能、機械学習、クラウドベースのビッグデータ分析、サイバーエンジニアリング・ソリューションのプロバイダーである。
同社は、意思決定支援のための人工知能と機械学習を提供している。同社はサイバー&エンジニアリングとアナリティクスの2つのセグメントで事業を展開しており、サイバー・エンジニアリング事業では、ハイエンドのテクノロジーと経営コンサルティングサービスを提供している。
クラウドエンジニアリングとエンタープライズIT、サイバーセキュリティ、コンピュータネットワーク運用とワイヤレス、システムエンジニアリング、戦略とプログラムプランニングの分野に注力している。
アナリティクス部門は、ハイエンドのテクノロジーとコンサルティング・サービスを提供している。同セグメントは、ビッグデータ・コンピューティングと、予測的・処方的アナリティクス・ソリューションを含む分析ソリューションの分野に注力している。
同社のソリューションは、リアルタイムの意思決定を可能にするため、データの集約、解釈、統合において顧客を支援する。同社の顧客には、連邦政府の防衛・情報機関、メーカー、サードパーティー・ロジスティクス・プロバイダー、小売業者、ヘルスケア、ライフサイエンス機関などが含まれる。前身はGigCapital4 Inc.だった。
スプランク(SPLK)
注目度☆☆☆☆
Splunk Inc.は、企業がデータの価値を活用することでリアルタイムの業務インテリジェンスを得ることを可能にするソフトウェア・ソリューションを提供している。
同社の製品は、フォーマットやソースに関係なく、マシンデータやビッグデータの調査、監視、分析、アクションを可能にし、業務上の意思決定を支援する。同社の主力製品である Splunk Enterprise は、主にマシンデータプラットフォームである。
日常的にペタバイト級のマシンデータを収集し、インデックスを作成することができる。Splunk Cloud は、Splunk Enterprise の利点をサービスとして提供し、確実かつスケーラブルに展開・管理する。Splunk Light は、小規模な IT 環境向けに設計、価格、パッケージ化されたログ検索と分析を提供する。同社のプレミアムソリューションには、Splunk Enterprise Security、Splunk IT Service Intelligence、Splunk User Behavior Analyticsなどがある。
EPAMシステムズ(EPAM)
注目度 ☆☆☆☆

EPAMシステムズはソフトウェアエンジニアリングとITコンサルティング・サービスを提供している。
同社のソフトウェア製品開発サービスには、製品調査、設計、プロトタイピング、製品開発、コンポーネント設計、統合が含まれる。カスタム・アプリケーション開発サービス部門には、ビジネスおよび技術要件分析、ソリューション・アーキテクチャの作成と検証、開発、コンポーネント設計、統合が含まれる。アプリケーション・テスト・サービス部門では、ソフトウェア・アプリケーション・テスト、エンタープライズIT向けテスト、コンサルティング・サービスを提供している。
EPAMのインフラ管理サービス部門には、アプリケーション、データベース、ネットワーク、サーバー、ストレージ、システム運用管理、およびインシデントの通知と解決が含まれる。金融サービス、旅行・コンシューマー、ソフトウェア・ハイテク、ビジネス情報・メディア、ライフサイエンス・ヘルスケア、エマージング・バーティカルの6つの業種を展開している。同社の顧客ベースには、世界中で事業を展開するフォーブス・グローバル2000企業の大半が含まれている。
スプリンクラ クラスーA(CXM)
注目度☆☆☆☆

Sprinklr Inc.は企業向けクラウドソフトウェア製品を世界中に提供している。
同社は、非構造化カスタマーエクスペリエンスデータを分析する目的で構築され、将来的かつ最新のチャネルで拡張可能で、カスタマージャーニーの全ステージを統合するユニファイド・カスタマー・エクスペリエンス・マネジメント・プラットフォームを提供している。
SprinklrInsightsは、顧客が最新のチャネルから得られたインサイトに耳を傾け、そこから学び、行動することを可能にする。Sprinklr Serviceは、包括的な、クラウドベースの、AIを搭載したサービスプラットフォームとしてのコンタクトセンターであり、カスタマーサービスエージェントがデジタル、ソーシャル、音声チャネル全体で顧客にサービスを提供することを可能にする。
また、プロフェッショナル、マネージド、トレーニング、コンサルティング・サービスも提供している。
トウィリオ(TWLO)
注目度☆☆☆☆

トウィリオはCloud Communications Platform-as-a-Serviceを提供している。
開発者がソフトウェア・アプリケーション内でリアルタイム通信を構築、拡張、運用できるようにする。同社のプラットフォームは、Engagement Cloud、Programmable Communications Cloud、Super Networkの3つのレイヤーで構成されている。
TwilioのProgrammable Communications Cloudソフトウェアにより、開発者は音声、メッセージング、ビデオ、認証機能を組み込むことができる。同社はクラウドベースのAPI(Application Programming Interfaces)を運営しており、ソフトウェア開発者はプログラムによって電話、テキストメッセージ、ビデオチャットの送受信を行うことができる。
この利点は、小規模なアプリ開発者が非常に低コストでリッチな通信機能をアプリに追加できることだ。Twilioのソフトウェアを使用することで、企業はこのような組み込み通信アプリケーションやウェブサイトを開発することができる。
アイアン・マウンテン(IRM)
注目度 ☆☆☆☆

アイアン・マウンテンは、ストレージと情報管理ソリューションのグローバルリーダーである。記録やデータのバックアップ・メディアを保管し、情報管理サービスを提供することで、グローバル企業が情報を保護し、ストレージのレンタル・コストを削減し、規制を遵守し、企業の災害復旧を可能にし、フォーマットや場所、ライフサイクル・ステージに関係なく、ビジネス上の利点のために情報をより良く活用できるよう支援している。
包括的な記録・情報管理、データ管理サービスを提供しており、ストレージレンタル料の高騰、訴訟や規制遵守、災害復旧要件の増加など、複雑なストレージや情報管理の課題に対処するための専門知識と経験を有している。
3つのセグメントがあり、記録管理、データ管理、グローバル・デジタル・ソリューション、セキュア・シュレッダー、セキュアなIT資産処分、コンシューマー・ストレージで構成されるグローバル記録・情報管理(RIM)事業、グローバル・データセンター事業、法人・その他事業で運営されている。
スノーフレーク・インクCl A(SNOW)
注目度☆☆☆☆

スノーフレークはソフトウェア・ソリューションを提供している。
同社のプラットフォームはデータ・クラウドを提供しており、顧客はデータを単一の真実のソースに統合することで、有意義なビジネス洞察の推進、データ駆動型アプリケーションの構築、データやデータ製品の共有を行うことができる。同社は以前Snowflake Computing, Inc.として知られていたが、2019年4月に社名をSnowflake Inc.に変更した。
ユーアイパス・インク クラス―A(PATH)
注目度☆☆☆☆

ユーアイパスは、エンド・ツー・エンドの自動化プラットフォームを提供し、主に米国、ルーマニア、日本で様々なロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューションを提供している。
同社は、組織内の自動化を構築、管理、実行、関与、測定、管理するための、相互に関連するソフトウェア・スイートを提供している。同社のプラットフォームは、人工知能とデスクトップレコーディング、人の行動とシステムログのバックエンドマイニング、直感的な可視化ツールを組み合わせたもので、ユーザーは一元化されたポータルで自動化すべきプロセスを発見、分析、特定することができる。また、一般的に使用されている業務アプリケーション用に構築されたネイティブ・コネクタを活用することができる。
さらに、企業全体で自動化とMLモデルを管理、テスト、展開するために設計された集中型ツールを提供する。
さらに、同社はソフトウェアのメンテナンスとサポートを提供するほか、プラットフォームの導入を促進するためのトレーニングや導入サービスなどのプロフェッショナル・サービスも提供している。同社は銀行、医療、金融サービス、政府機関にサービスを提供している。
スプラウト・ソーシャルクラスーA(SPT)
注目度 ☆☆☆

スプラウト・ソーシャルは、ソーシャルメディア・リスニングとアナリティクス、ソーシャル・マネジメント、カスタマーケア、アドボカシー・ソリューションをブランドやエージェンシーに提供している。
アメリカ、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジア太平洋地域でウェブベースのソーシャルメディア管理プラットフォームを設計、開発、運営している。Twitter、Facebook、Pinterest、Instagram、LinkedInなどのソーシャルメディア・ネットワークをサポートしている。同社は、ソーシャルメッセージング、データ、ワークフローを記録、インテリジェンス、アクションの統合システムにまとめるクラウドソフトウェアを提供している。
ソーシャル・エンゲージメント/レスポンス、パブリッシング、レポーティングと分析、ソーシャル・リスニングとビジネス・インテリジェンス、レピュテーション・マネジメント、ソーシャル・コマース、従業員アドボカシー、自動化とワークフローなど、さまざまな機能を統合したツールを提供している。同社のツールは、ソーシャル・コミュニティ管理、広報、マーケティング、カスタマーサービスとケア、商取引、販売、顧客獲得、リクルーティングと採用、製品開発、ビジネス戦略など、顧客の組織内のさまざまなユースケースに対応している。
また、コンサルティングとトレーニング・サービスを中心としたプロフェッショナル・サービスも提供している。同社は中小企業、中堅企業、企業、マーケティング会社、政府、非営利団体、教育機関にサービスを提供している。
アトラシアン(TEAM)
注目度☆☆☆

アトラシアンは、エンタープライズ・コラボレーションとワークフロー・ソフトウェアの分野におけるグローバルリーダーであり、イノベーターである。
同社はクラウドベースのソフトウェア・ソリューション・スイートを提供しており、組織のコラボレーションとワークフォース管理を支援し、チームワークを向上させている。
当初、アトラシアンの製品は、ソフトウェア開発者チームのコミュニケーション、コラボレーション、ソフトウェアの設計と納品サイクルの管理を支援するために設計されていた。
しかし、長年にわたり、アトラシアンのソリューションの用途は、多様な業界のチームに広まった。新しいコラボレーションツールの開発に継続的に注力することで、同社は現在、財務、法務、人事、ITサポートなど、さまざまな企業のニーズに応えている。
サウンドハウンド Ai Inc クラスーA(SOUN)
注目度 ☆☆☆

サウンドハウンドは会話型インテリジェンスのイノベーターで、独立した音声人工知能(AI)プラットフォームを開発し、業界を超えた企業が顧客に高品質の会話体験を提供できるようにしている。サウンドハウンドは、以前はアルキメデス・テックSPACパートナーズ株式会社として知られている。
同社の製品には、自動音声認識、自然言語理解、ウェイクワード、カスタムドメイン、テキスト音声合成、組み込み音声ソリューションなど、ブランドが会話型音声アシスタントを構築するのに役立つHoundifyツール群を提供するHoundifyプラットフォームが含まれる。
ストレージ、サーバーおよびメモリー半導体製造企業
スーパーマイクロ・コンピュータ(SMCI)
注目度☆☆☆☆

スーパーマイクロは、モジュール式でオープンなアーキテクチャに基づく高性能サーバーおよびストレージ・ソリューションを、国際的に開発・製造している。
同社のソリューションは、サーバー、ストレージシステム、モジュラーブレードサーバー、ブレード、ワークステーション、フルラック、ネットワーク機器、サーバーサブシステム、サーバー管理ソフトウェア、セキュリティソフトウェアなど多岐にわたる。
同社は、アプリケーションに最適化されたサーバソリューション、ラックマウントおよびブレードサーバ、ストレージ、サブシステム、アクセサリー、およびSupermicro Server Manager、Supermicro Power Managementソフトウェア、Supermicro Update Manager、SuperCloud Composer、SuperDoctor 5を含むServer Management Suiteなどのサーバソフトウェア管理ソリューションを提供している。さらに、サーバーボード、シャーシ、電源、その他のアクセサリーからなるサーバーサブシステムとアクセサリーも提供している。同社のサーバー水冷システムは、電力消費削減に効果があるとされる。
さらに、サーバーとストレージシステムの統合、構成、ソフトウェアのアップグレードとアップデートサービス、技術文書作成サービスを提供し、サービス要件の特定、プロジェクト計画の作成と実行、検証テストと技術文書作成、トレーニング・サービスを実施している。さらに、サーバーとストレージシステムのヘルプデスクとオンサイト製品サポートサービス、製品の継続的なメンテナンスと技術サポートを含むカスタマーサポートサービスも提供している。
同社は、エンタープライズ・データセンター、クラウド・コンピューティング、人工知能、5Gおよびエッジ・コンピューティング市場に製品を提供している。直接・間接販売、代理店、付加価値再販業者、システム・インテグレーター、相手先ブランド製造業者を通じて製品を販売している。
NVDAの次世代AIチップを利用するサーバーメーカーであるSMCIとDELLはAIデータセンター構築における中核企業となりそうである。SMCIの液冷製品の伸びが想定されていた以上に低いことは、払拭されつつある。次世代AIデータセンターが本格的に立ち上がる2024年後半に向けて期待したい。
マイクロン・テクノロジー(MU)
注目度 ☆☆

マイクロンは、Micron、Crucial、Ballistix というグローバルブランドを通じて、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ、NAND フラッシュ メモリ、NOR フラッシュ、3D XPoint メモリ、その他のテクノロジーを含む高性能メモリおよびストレージ・テクノロジーを製造および販売しています。
そのソリューションは、最先端のコンピューティング、コンシューマー、ネットワーキング、モバイル製品に使用されています。マイクロンは日立とNECが設立したエルピーダメモリーを買収し日本国内でもメモリーチップを製造している。
AIの計算には、さらなるメモリー製品の機能向上が期待されている。積層実装チップの需要拡大に期待したい。
AI機能を盛り込んだサービスを提供する企業
テスラ(TSLA)
注目度☆☆☆☆

テスラは、電気自動車、エネルギー生成・貯蔵システムの設計、開発、製造、リース、販売を行っている。
自動車部門とエネルギー生成・貯蔵部門の2部門で事業を展開している。自動車部門は、電気自動車を提供するほか、自動車規制クレジットの販売、非保証のアフターセールス、中古車、小売商品、自動車保険サービスを提供している。また、直販・中古車販売、テスラ・スーパーチャージャー・ネットワーク、アプリ内アップグレードを通じたセダンやスポーツ用多目的車、購入資金調達やリースサービス、直営サービス拠点やテスラ移動サービス技術者を通じた電気自動車向けサービス、車両限定保証や延長サービスプランも提供している。エネルギー生成・貯蔵部門は、太陽光発電およびエネルギー貯蔵製品の設計、製造、設置、販売、リース、および関連サービスを、ウェブサイト、店舗、ギャラリー、チャネルパートナーのネットワークを通じて、住宅用、商業用、産業用の顧客や公益事業者に提供している。
以前はテスラ・モーターズ社として知られていたが、2017年2月にテスラ社に社名を変更した。
セールスフォース(CRM)
注目度☆☆☆☆

セールスフォース・ドットコムは、セールスフォース&マーケティングオートメーション、カスタマーサービス&サポート、文書管理、分析、カスタム・アプリケーション開発といった重要な業務において、オンデマンドの顧客関係管理(CRM)ソフトウェアを提供するリーディングカンパニーである。セールスフォースは、顧客と開発者がビジネス・アプリケーションを構築・実行するためのテクノロジー・プラットフォームを提供している。
セールスフォースは、クラウド、モバイル、ソーシャル、IoT、人工知能(AI)を通じて、あらゆる規模・業種の企業が顧客とつながることを支援している。主な収益源は「サブスクリプション&サポート」と「プロフェッショナル・サービス&その他」の2つある。
サブスクリプション収入は、企業向けクラウド・コンピューティング・サービス(クラウド・サービス)にアクセスするための顧客からのサブスクリプション料、ソフトウェア・ライセンス、および同社が貸与する標準サポート以外の追加サポートに対して顧客から認識されるサブスクリプション料で構成される。プロフェッショナル・サービスおよびその他の収入は、コンサルティング、導入サービス、トレーニングから得られる料金から構成される。
アクセンチュア(ACN)
注目度☆☆☆

アクセンチュアは、グローバル・プロフェッショナル・サービスのリーディング・カンパニーであり、クライアント企業のデジタル・コアの構築、オペレーションの変革、収益成長の加速を支援する。
アクセンチュアは、長年にわたるデジタル、クラウド、セキュリティ戦略への投資により、信頼され実行可能なコンサルティング・サービス・プロバイダーとして進化してきた。アクセンチュアのクライアントは、フォーチュン・グローバル100およびフォーチュン・グローバル500に名を連ねている。アクセンチュアの成功の鍵は、変革をもたらす大規模な技術トレンドを予測する能力と、M&Aによる資本増強にある。アクセンチュアは5つのセグメントで報告している。
通信、メディア&テクノロジー、金融サービス、医療&公共サービス、プロダクツ、リソースである。アクセンチュアの統合サービス・チームは、イノベーション・ハブのネットワーク、アクセンチュアのテクノロジーに関する専門知識とエコシステムとの関係、アクセンチュアのグローバル・デリバリー能力を活用し、クライアントのニーズに迅速かつ大規模に対応している。
アップスタート・ホールディングス(UPST)
注目度☆☆☆

アップスタートは、銀行と提携し、手頃なクレジットへのアクセスを拡大するAI融資プラットフォームを運営している。
同社のプラットフォームは、クラウドベースの人工知能(AI)を活用している。同社のプラットフォームは消費者のローン需要を集約し、それを同社のAI対応銀行や信用組合のパートナーネットワークに接続することができる。
アドビ・システムズ(ADBE)
注目度☆☆☆☆

アドビは世界最大級のソフトウェア会社である。アドビは顧客からライセンス料を徴収しており、これが収益の大部分を占めている。
アドビはまた、技術サポートと教育も提供しており、これが残りを占めている。アドビは3つのセグメントで事業を展開している。デジタルメディア・ソリューション部門は、中小企業や大企業が非常に魅力的なコンテンツを作成し、スマートフォン、タブレット、電子書籍リーダーなどを通じて多様なメディアに配信し、体系的なターゲティングと測定を通じて最適化することを可能にする。
デジタル・メディアの中で、収益の2大要素はクリエイティブ製品ファミリーとドキュメントサービス製品である。対象となる顧客は、従来のコンテンツ制作者、ウェブアプリケーション開発者、デジタル・メディア専門家、ユーザーインターフェイスデザイナー/開発者、ライター、ビデオグラファー、写真家などである。
シャッターストック(SSTK)
注目度☆☆☆

シャッターストック社はデジタル画像の世界的マーケットプレイスである。
世界中の企業、マーケティング会社、報道機関にライセンスされた写真、ベクター、イラスト、ビデオを提供している。同社のオンライン・マーケットプレイスは、自由に検索可能な商用デジタル画像のライブラリを提供し、ユーザーはお金を払ってライセンスを取得し、ダウンロードして作品に取り入れることができる。
データセンター不動産を保有しているETF
データセンターが立地する不動産の多くは、REITによって保有されている。
リース形態にもよるが、注目されているポイントは、ハイパースケーラーに不動産、建屋をリースしている点である。実際のデータセンター運営にはハイパースケーラーを中心として、独自のシステム設計を行っているケースが多いが、自社でエンタープライズ向けに貸し出していることもある。
しかし、米国上場の個別REITは、日本国内では投資信託としての扱いになり、有価証券登録が行われていないため、日本国内の証券会社では取り扱いを行っていない。データセンターに特化したETF(VPN)が存在している。
グローバルX データセンターリート&デジタルインフラ ETF(VPN)
VPN(英語名称:Global X Data Center Reits And Digital Infrastructure ETF)は、データセンター・リートおよび関連するデジタル・インフラストラクチャー企業に関連するグローバル株式の時価総額加重型インデックスを追跡する。
VPNは、データセンター・リートおよびデジタル・インフラストラクチャーで収益の大部分を得ている先進国および新興国の企業に投資する。
これらの企業は、データセンターや携帯電話タワーの所有、運営、開発に携わっている。また、データセンターや携帯電話タワーのサーバーやその他ハードウェアの製造、設計、組立を行うデジタル・インフラ・ハードウェア企業も含まれる。
基礎インデックスは、特定のキーワードの頻度に従ってこれらの企業をランク付けするアルゴリズムを使用しており、主に不動産会社が含まれる。時価総額加重型インデックスでは、時価総額の大きい企業への集中を制限するため、データセンター/セルラー・タワー企業の最大ウェイトは12.0%、サーバー/ハードウェア企業は2%、企業の最小ウェイトは0.3%、4.5%以上の企業の合計ウェイトは45%が上限、残りは4.5%が上限という制約が課せられている。インデックスは半年ごとにリバランスされ、再構成される。
設定日 2020/10/27 経費率 0.50% 総資産 $62.16M |
VPNの構成上位銘柄(TOP15)
VPN | 26銘柄保有 | 2024/3/27 |
---|---|---|
EQIX | Equinix, Inc. | 11.1% |
AMT | American Tower Corporation | 10.7% |
CCI | Crown Castle Inc. | 10.5% |
DLR | Digital Realty Trust, Inc. | 8.6% |
SMCI | Super Micro Computer, Inc. | 5.9% |
NXT | Nextdc Limited | 5.4% |
香港:788 | China Tower Corp. Ltd. Class H | 4.9% |
DBRG | DigitalBridge Group, Inc. Class A | 4.4% |
SBAC | SBA Communications Corp. Class A | 3.9% |
AJBU | Keppel DC REIT | 3.9% |
GDS | GDS Holdings Ltd. Sponsored ADR Class A | 3.7% |
UNIT | Uniti Group Inc. | 3.7% |
NVDA | NVIDIA Corporation | 3.3% |
TOWR | PT Sarana Menara Nusantara Tbk | 2.8% |
MU | Micron Technology, Inc. | 2.7% |
Top15 | 小計 | 85.3% |
Top10 | 小計 | 69.2% |
VPNのパフォーマンス
3月26日 | 1M | 3M | YTD | 1YR | 5YR | 10YR |
---|---|---|---|---|---|---|
VPN | 1.72% | 5.32% | 4.71% | 22.16% | — | — |
VPN (NAV) | 1.32% | 7.05% | 5.34% | 24.91% | — | — |
日本では、個別REIT銘柄の取り扱いがないため、データセンターREIT、電波通信タワーREITに投資したい投資家には非常に貴重なETFです。アメリカだけでなくアジア・太平洋州のデータセンターREITも組み込まれています。
また、GPUやメモリー・チップ、データセンター向けのサーバー企業なども組み入れられています。主に不動産への投資が中心となりますが、データセンター向け機材企業も組み込むことで過度な集中を避けているようです。
AIがテーマのETF
グローバルX AI&ビッグデータ ETF(AIQ)
AIQ(英語名称:Global X Ai And Technology ETF)は、人工知能・ビッグデータ関連先進国株式の時価総額加重インデックスに連動する。AIQは、自社事業、他社へのサービス、関連ハードウェアの製造のいずれにおいても、ビッグデータを分析するための人工知能の利用に関与する先進市場企業に投資するパッシブ運用を行う。
当ファンドは、公開書類、製品・サービス、企業の公式声明、および人工知能とビッグデータのカテゴリーへの直接関与に関するその他の情報の複合分析に基づいて、この分類を決定する。AIQsの構成銘柄は時価総額加重平均で、半年ごとに再加重が行われ、毎年再構成される。
設定日 2005/11/18 経費率 0.68% 総資産 $1.63B |
AIQの上位構成銘柄(TOP15)
AIQ | 86銘柄保有 | 2024/3/27 |
---|---|---|
NVDA | NVIDIA Corporation | 4.5% |
META | Meta Platforms Inc Class A | 3.7% |
NFLX | Netflix, Inc. | 3.6% |
AMZN | Amazon.com, Inc. | 3.2% |
ORCL | Oracle Corporation | 3.2% |
CRM | Salesforce, Inc. | 3.1% |
AVGO | Broadcom Inc. | 3.1% |
QCOM | QUALCOMM Incorporated | 3.1% |
IBM | International Business Machines Corporation | 3.1% |
700 | Tencent Holdings Ltd. | 3.0% |
MSFT | Microsoft Corporation | 3.0% |
韓国:5930 | Samsung Electronics Co., Ltd. | 2.9% |
NOW | ServiceNow, Inc. | 2.9% |
GOOGL | Alphabet Inc. Class A | 2.9% |
BABA | Alibaba Group Holding Limited Sponsored ADR | 2.7% |
Top15 | 小計 | 47.8% |
Top10 | 小計 | 33.4% |
AIQのパフォーマンス
3月26日 | 1M | 3M | YTD | 1YR | 5YR | 10YR |
---|---|---|---|---|---|---|
AIQ | 2.38% | 8.77% | 8.95% | 45.18% | 17.24% | — |
AIQ (NAV) | 2.94% | 10.03% | 9.12% | 47.78% | 17.27% | — |
昨年来、AI関連投資は一大ブームとなっています。
2023年年初から株式市場において、AI関連を除いたパフォーマンスはほぼフラットです。FRBは金融引き締めを行っていることから株式市場は全体的には、盛り上がっていません。
しかしながら、AI関連のパフォーマンスがあまりにも高く、株式市場全体を引き上げています。特に、マグニフィセント7と称される大手メガハイテク企業のパフォーマンスは非常に高くなっています。
手っ取り早く、AI関連へのエクスポージャーを得たい投資家には、AIをテーマにしたETFは最良の選択肢かもしれません。ただし、あまりの過熱感から市場には極度の集中を嫌気する風潮も出始めています。
ロボットとAIがテーマのETF
グローバルX ロボット&AI・ETF(BOTZ)
BOTZ(英語名称:)Global X Robotics And Artificial ETFは、ロボットや人工知能の開発・生産に携わる企業に対し、時価総額で選別・加重された指数を追跡する。
BOTZは、時価総額で選択され加重されたインデックスを通じて、ロボットや人工知能の開発・生産に携わる企業へのセクターを超えたエクスポージャーを提供する。対象となる企業は先進国に上場しており、収益の大部分をロボットや人工知能の分野から得ているか、または事業目的を明示している必要がある。
この分野には、ドローンの開発からヘルスケア・ロボット、予測分析ソフトウェアまで様々な用途が含まれる。伝統的なセクター分類システムで見ると、BOTZは産業とテクノロジーに大きく傾いている。インデックスは毎年再構成され、リバランスされる。
BOTZの上位構成銘柄(Top15)
BOTZ | 44銘柄保有 | 2024/3/27 |
---|---|---|
NVDA | NVIDIA Corporation | 9.4% |
ISRG | Intuitive Surgical, Inc. | 8.0% |
ABBN | ABB Ltd. | 7.9% |
日本:6861 | キーエンス | 7.8% |
日本:6273 | SMC Corporation | 7.4% |
日本:6506 | 安川電機 | 4.6% |
PATH | UiPath, Inc. Class A | 4.3% |
日本:6954 | ファナック | 4.3% |
DT | Dynatrace, Inc. | 4.1% |
日本:6383 | ダイフク | 4.1% |
日本:6645 | オムロン | 3.4% |
CGNX | Cognex Corporation | 3.2% |
AUTO | AutoStore Holdings Ltd. | 2.7% |
PEGA | Pegasystems Inc. | 2.5% |
TECN | Tecan Group AG | 2.4% |
Top15 | 小計 | 75.8% |
Top10 | 小計 | 61.7% |
BOTZのパフォーマンス
1M | 3M | YTD | 1YR | 5YR | 10YR | |
---|---|---|---|---|---|---|
BOTZ | 2.93% | 11.59% | 12.00% | 31.30% | 10.18% | — |
BOTZ (NAV) | 4.93% | 13.42% | 12.65% | 33.01% | 10.28% | — |
ファクトリー・オートメンションを主体とするロボット企業とAI企業が混在しています。ある意味、IOT関連の先端と言ってもいいかもしれません。日本企業が多く含まれています。