
この記事のポイント
- FX初心者は損切りができなくて大きな損失を出すことが多い
- FX初心者は感情的な取引や感覚的な取引など根拠のない取引をしがち
- FX初心者を脱却するには最低1つの勝ちパターンを持つことと自分の取引データを把握すること
- SBI FXトレードとMATSUI FXなら100円でリアルトレードを経験できる
FXでいつも同じ失敗を繰り返してしまったり、損切りが上手くできない、というFXの初心者は多いと思います。そして今までの負け額を一気に取り返そうとして失敗、相場から退場してしまう人も少なくないでしょう。
本記事ではこのような人に向けてFX初心者が良くやる失敗を「知識・技術編」「メンタル編」「資金管理編」に分けて説明し、その対策方法について詳しく解説します。まずは「負けないこと」を目指して、失敗を減らす努力をしていきましょう!またFX初心者が上級者になるためのおすすめFX会社も紹介していますので参考にしてください。
目次 ー Contents
FX初心者がよくやる失敗【知識・技術編】
FX初心者がよくやる失敗「知識・技術編」から見ていきましょう。
- 【1】感覚でトレードする
- 【2】他のトレーダーのポジションをマネする
- 【3】取引ルールがない
- 【4】レバレッジが大きすぎる
- 【5】いろんな通貨に手を出す
- 【6】通貨ペアや市場の癖をしらない
- 【7】環境認識ができない・しない
- 【8】経済指標カレンダーを見ない・知らない
- 【9】無計画なナンピンや無限ナンピンをする
それぞれ詳しく解説します。
【失敗1】感覚でトレードする
ここで言う「感覚トレード」とは、相場の分析をしていない、売買のロジックもない、ただ「なんとなく」で行うトレードのこと。FXを始めたばかりのトレーダーがやりがちな取引です。
デモトレードで取引ツールに慣れるためや、注文方法をいろいろ試している途中の取引なら、感覚トレードでも問題はありません。
ただし、そのような超初心者の段階が終わり、いよいよ本格的に取引を始めてからは、「下がりそうだから売る」「上がりそうだから買う」といった感覚だけで売買判断をすると安定して勝てません。
FXで勝つためには再現性と優位性のある取引手法の確立が必要なので、感覚ではなく、客観的な根拠とルールに基づいて取引を行う必要があります。
【失敗2】他のトレーダーのポジションをマネする
なかなか勝てないトレーダーは自分の取引に自信がないため、SNSなどで情報発信している他のトレーダーの真似をしたくなります。
他のトレーダーの真似をして取引する際には以下の点に懸念があります。
- 情報発信しているトレーダーは本当に勝っているトレーダーなのかがわからない
- 相場の変化に合わせて、情報発信後に異なる行動をトレーダーがとる可能性がある
- 真似したトレーダーも状況の変化に対応できない
先輩トレーダーの取引を参考にすることは初心者にとって良い勉強になりますが、ただ真似をするだけでは勝ち続けることはできません。
そのトレーダーがなぜそういう取引をしているのか、その根拠は何か、相場環境はどうか、などを自分でも考え、真似たエントリー後の判断が適切にできるまで自分の中に落とし込むことが必要です。
【失敗3】取引ルールがない
ルールがない取引は成績にばらつきが出る可能性が非常に高いです。
色々なやり方で取引していると、どのトレードが問題なのか、1つの手法の優位性が見えてきません。
また取引に根拠がない場合、負けが込んできた際にそのトレードをどのように改善すべきかもわかりません。
まずは再現できる取引手法を見つけて、トレード日記をつけてみてください。
そうすることでその手法、ルールが使えるかどうかが見えてくるはずです。
【失敗4】大きなポジションを持ちすぎる
FXでは、取引数量(ロット)を大きくすればするだけ利益は大きくなります(その分損失も)。
しかし、無理に大きなポジションを取ったレバレッジの大きな(ハイレバレッジな)取引を行うと、ロスカットになってしまうリスクが高まるだけに止まらず、精神的にも大きな負荷がかかってしまうものです。
そのため、取引手法の優位性や再現性が確立していない段階で、このような取引をしてしまうと、一気に資金のほとんどを失いかねません。
「早く、たくさん稼ぎたい」という気持ちはわかりますが、ハイレバレッジな取引をしていいのは、安定して稼ぎ続けられる取引手法を確立できた人だけだと肝に銘じておきましょう。
初心者はお金を増やすという目的を一旦忘れましょう。
そして「安定して勝てるようになる」ことを第一目標に掲げ、できるだけ小資金とできるだけ小さなポジションで取引を繰り返し、勝てるようになることが大切です。
勝てるようになれば資金も増えて取引数量も増やせます。そこから二次曲線的に資金を増やすことはいつでもできるのです。
【失敗5】いろんな通貨に手を出す
FXの初心者がいろんな通貨ペアを取引し、自分に合った通貨ペアを見つけることは良いことです。
ただし、いつまでもいろんな通貨ペアにチャレンジしてばかりでは、なかなか勝てるようにはなれません。なぜなら、通貨ペアにはそれぞれ特徴や癖があるからです。
また、マイナーな通貨ペアは動きがランダムになることが多いため、取引が難しい通貨ペアでもあります。
FX初心者は米ドル/円やユーロ/米ドルなどのメジャーで十分な流動性のある通貨ペアに絞り、その通貨ペアの特性を理解して取引すると良いでしょう。
【失敗6】通貨ペアや市場の癖をしらない
通貨ペアにはそれぞれ特徴があるので、その特徴や動く癖を知らないで取引すると負けやすくなります。
例えば東京時間にユーロ/米ドルやポンド/米ドルを取引しても、欧米通貨ペアは東京時間には大きく動かないことが多いため非効率です。
ユーロやポンドを取引したいなら、東京時間は手を出さず、欧州時間の序盤から取引を始めるとその日のトレンドに乗れることが多く、短時間で利益を出しやすくなります。
また午後8時から9時くらい(冬時間)は欧州時間とNY時間の狭間の時間帯のため、取引が閑散となり、ここで新しいポジションを持っても不安定な動きに翻弄されやすくなります。
特にデイトレードでは各市場の時間帯と通貨ペアの組み合わせをよく考えて取引すると効率よく利益を出せるようになるでしょう。
【失敗7】環境認識ができない・しない
環境認識とは、相場がどういう状態なのかを把握することです。一般的には取引する時間足よりも長い時間足のチャートで相場の環境認識を行います。
環境認識をしないで取引すると、相場が上がっているのに売りで取引したり、下がっているのに買いで取引したりと、損失を出しやすい方向に平気でエントリーする可能性が高まります。
例えば米ドル/円の4時間足で強い上昇トレンドが出ていることがわかっていれば、5分足の取引でも買いから入ることができます。そして多少エントリーが下手でも相場環境に合った方向で取引していれば、短期的に含み損を抱えても利益になる可能性があります(もちろんそのまま逆行してしまうことも)。
上位足がどういう状態なのかを常に認識して取引に反映させることで、トレード成績が好転する可能性があります。チャート分析メインで行っている方は、一度取り入れてみてはいかがでしょうか。
【失敗8】経済指標カレンダーを見ない・知らない
経済指標カレンダーを見ないで取引するのは、信号を見ないで横断歩道を渡るようなものです。特に主要国の重要経済指標の発表時には相場が大きく動く可能性があるため、それを知らないでポジションを持っていると、「あっという間に大損失」を出すこともあります。
アメリカの雇用統計、政策金利など世界中が注目するイベントは特に注意が必要です。
毎日チャートを開いたら、その日の経済指標のスケジュールをチェックし、何時にどのような指標が発表されるのかを確認して取引を始めましょう。
取引に夢中になっていて経済指標発表時間を忘れてしまう人は、アラームを設定するなど対策を講じておくことです。
【失敗9】無計画なナンピンや無限ナンピンをする
ナンピンとは、含み損があるときにそのポジションと同じ方向にさらにポジションを追加することを言います。ナンピンすればポジションの平均コストは良くなるメリットがありますが、含み損が倍増するリスクもあります。
【ワンポイント】コツコツドカンとは?
FXの勉強をしていて一度は耳にしたことがあるかと思いますが「コツコツドカン」という、今までの利益をたった一度の取引で帳消しにしてしまう失敗トレード。これは一か八かのハイレバトレード、ナンピントレード、塩漬け(ずっと損切りしない)などで起こりえます。
分割エントリーの計画的なナンピンは問題ありませんが、含み損のあるポジションを助けたい一心で行うナンピンは非常に危険です。
含み損があるポジションは取引する方向が間違っている可能性を示唆しているので、それと同じポジションを追加することは、さらに間違いを重ねることに繋がります。
また、そのときのトレーダーは相場を分析しているわけではなく、ただ自分の損を小さくしたいと思っているだけの場合が多く、非常に危険な状態と考えましょう。
FX初心者がよくやる失敗【メンタル編】
続いてFX初心者がよくやる失敗「メンタル編」です。
- 【10】ポジポジ病
- 【11】タジタジ病
- 【12】損切りができない・しない
- 【13】ポジションを放置する(現実逃避)
- 【14】リベンジトレード癖がある
- 【15】感情がコントロールできない・しない
- 【16】取引ルールが守れない
順番に見ていきましょう。
【失敗10】ポジポジ病
俗に言う「ポジポジ病」とは、ポジションを持っていないと落ち着かない、もしくは根拠のないポジションをいくつも乱発する状態を指します。
ポジポジ病は「損をしたくない」「チャンスを逃したくない」「FXでドキドキ、ハラハラしたい」といった欲望そのままに取った行動でもあります。そして、欲望に基づいた結果含み損が発生した場合は、その衝動はさらに高まっていきます。
つまり、ポジションの根拠が自分の感情なので、相場がどうなっているのかが目に入らず、プラスになるまでポジポジし続けることになります。
そしてポジションがプラスにならなければ大損を出すか、強制ロスカットになって退場することになります。
【失敗11】タジタジ病
俗に言う「タジタジ病」とは、エントリーチャンスなのに気持ちが定まらずエントリーができない、躊躇してしまう状態のことです。
タジタジ病の原因は自分の取引手法に自信が持てないこと。これに尽きるでしょう。エントリーしようかどうしようか、あれこれ迷っているうちにチャンスを逃がして、「やっぱりエントリーしておけばよかった…」と思った経験は誰にでもあるはず。
FX初心者が自分の取引手法に自信を持てないのは経験が足りないからですが、過去検証によってその経験不足はカバーできます。
過去チャートでその取引手法を検証し、勝率や利益率を計算します。その結果、その取引手法でトレードして利益がでることがわかれば、自信を持ってエントリーできるようになります。
【失敗12】損切りができない・しない
損切りができない、もしくは損切りをしないで取引を続ければ、いつかどこかで大きな損失を出し、その1回の損失で強制ロスカットになる可能性があります。
損切りができないのは人間の本能的な心理にあります。行動経済学ではプロスペクト理論で解説されていますが、人間は損失を避けるためには大きなリスクを平気で負う性質があるのです。
例えば、1万円の含み損があるポジションを損切りすれば1万円の損失が確定するため、もう少し待ってみよう、もしかすると含み損がもっと小さくなるかもしれない、と判断したとします。
この判断の裏側には、含み損が5万円になる可能性や強制ロスカットの可能性というリスクを負ったとしても、目の前の1万円の損失は確定させたくない、という心理が働いています。
【失敗13】ポジションを放置する(現実逃避)
含み益の出ているポジションを放置して、さらに含み益が大きくなるなら良いのですが、この場合は含み損のあるポジションを放置するケースです。
損切りしたくないため、現実逃避してその場から離れる、という判断によってその含み損はさらに大きくなる可能性があります。
こういう行動をするのもプロスペクト理論の損失を回避するために大きなリスクを負うという心理で説明ができます。
またプロスペクト理論によると、人間は利益は放置できず早々に確定させる傾向が強いため、感情に従って取引すると利益は小さく、損失は大きくなってしまいます。
【失敗14】リベンジトレード癖がある
FXの取引をしたことがある方なら誰もが一度は経験しているであろうリベンジトレード。
これは直近の取引で大きな損失を出したあと、一秒でも早く損失を取り返したいという気持ちで心がいっぱいになり、すぐさま次の取引を行ってしまう行為を指します。
このような取引は大抵適当な根拠で取引しているため、傷口をさらに広げてしまうケースが多く、相場から退場してしまうリスクをはらんでいます。
次の【失敗15】につながりますが、リベンジトレードをしてしまう原因は自身の感情をコントロールできないことにあります。
【失敗15】感情がコントロールできない・しない
誰でも損切りはしたくありませんし、含み損は大きなストレスですが、FXは勝ったり負けたりしながら資金を増やしていく投資方法です。どんなFXの達人でも少なからず損切りをしているものです。
含み損を抱えているときのストレスや損切りをした後の感情をコントロールできるかどうかによって、FXの成績は大きく変わってきます。
感情をコントロールすることが難しい場合でも、なぜそう感じるのかを知っていれば(プロスペクト理論)対応できないことはありません。強い衝動が沸き上がってきたときは、一旦相場から離れるなどの対策を取ってみましょう。
【失敗16】取引ルールが守れない
取引ルールとは、以下のようなルールのことです。
- 2連敗したらしばらく休む
- 損切りの逆指値注文は絶対に損失が大きくなる方向には動かさない
- エントリーと同時に損切り注文を入れる
- 利益確定は利益確定予定位置の80%になるまではしない
- 環境認識が終わるまでは取引しない
このような取引ルールは、損失を小さくするためのルールなので、これが守れないということは損失を大きくしようとしているようなものです。そしてそういう行動をしてしまうのはプロスペクト理論にある「損失を確定させたくない」という強い感情が起因しています。
ここまで説明してきたように、人間は損失を回避するためには大きなリスクを平気で負い、目先の利益は手早く確保しようとする生き物です。
このことを良く覚えておきましょう。
FX初心者がよくやる失敗【資金管理編】
FX初心者がよくやる失敗「資金管理編」は以下の通りです。
- 【17】資金管理がわからない
- 【18】資金管理のルールがない
- 【19】資金管理のルールが守れない
- 【20】運用計画がない
詳しく解説します。
【失敗17】資金管理がわからない
資金管理という言葉は知っているけど、具体的に何をどうするのかがわからない、というまま毎日取引をしている人は意外に多いのかも知れません。
資金管理とは、損失(リスク)をできる限り制限しながら利益の最大化を目指すための運用方法です。
資金をどのように管理すればいいかルールを作っておくことで、相場から退場しない(破産しない)確率は高まります。
“なんとなく”で取引数量を決めている方は、今すぐ資金管理の方法を学びましょう。
【失敗18】資金管理のルールがない
資金管理のルールがない人は最低限以下の2つのルールを決めてそれを守ることをおすすめします。
- 1回の取引の最大損失額は口座資金に対して2%
- 1日の取引の合計最大損失額は口座資金に対して5%
(パーセンテージは各個人で調整)
これらの条件を守れる取引数量(ロット)で取引を続けることによって、負けトレードがある程度続いても資金を守ることができます。
また、このルールを守っていると(今までの無謀な取引よりも)少ない取引数量でのトレードになるので、ポジション保有中に一喜一憂しなくなりメンタルが安定するという副産物も生まれます。
メンタルに起因する失敗トレードを繰り返してしまう方は、一度この資金管理のルールで取引してみてはいかがでしょうか。
【失敗19】資金管理のルールが守れない
せっかくルールを決めたのに、それを守れないことは誰にでもあります。「子供じゃないんだから…」と思われるかもしれませんが、実際に自分の大切なお金を使って取引することに慣れていないと、簡単に信念がぶれてしまいます。
資金管理のルールが守れない原因は、以下の2つです。
- 損失を確定させたくない
- 早く損失を取り返したい
この感情の原因はもうおわかりの通り、プロスペクト理論にある損失を回避したい心理が働いています。
この感情に突き動かされるような取引をしている限り、損失を小さく抑える目的で作ったルールは守られることなく、損失が膨らんでいってしまうでしょう。
【失敗20】運用計画がない
一時的な感情をコントロールするための1つの有効な方法が長期的視野を持つことです。つまり、半年先には今の資金がいくらになっているか、1年後にはどうか、という計画があれば、一時的な感情で無謀な取引をすることは防げます。
コツコツドカンという言葉がありますが、コツコツ積み重ねてきた利益をたった1回の取引で失ってしまうことを言い、FXトレーダーならほとんどの人が経験があるでしょう。
コツコツドカンを防ぐためにも運用計画は非常に有効です。
運用計画を作るためには、自分の取引履歴から、勝率、プロフィットファクター(総利益:総損失)、リスクリワードレシオ(平均利益:平均損失)などを把握しておく必要があります。
そしてそのまま取引を続けていけば、1年後にはいくらになるかを知ることは取引中の一時的な感情をコントロールするために大いに役立ちます。
▼参考:FX初心者の勉強法〜お役立ち動画と書籍4選!FXが上達する3つのアイデア
FX初心者が上級者になるためのポイント【3選】
FX初心者が上級者になるために意識してほしいポイントとして次の3つが挙げられます。
- たった1つの勝ちパターンがすべてを変える
- 小資金トレードで根拠のある安定したトレードができる
- トレードデータを把握する
詳しく解説します。
たった1つの勝ちパターンがすべてを変える
勝ちパターンとは、勝率も利益率も高い得意な取引手法のことです。過去の取引履歴から、一番良いものを1つ選びましょう。
「米ドル/円の東京時間のレンジブレイクは高確率で勝てる」や「ポンド/米ドルの戻り売りの勝率が高い」など、手法の内容はなんでも構いません。人それぞれ勝ちパターンは違います。
自分の勝ちパターンを見つけたら、その取引「だけ」をするようにします。それ以外の取引は一切切り捨て、その勝ちパターンだけを繰り返してみてください。
またその勝ちパターンの取引機会がない場合は、大変かもしれませんが、チャンスが来るまで何時間でも何日でも待ってください。
そうすれば損切りトレードを減らせますし、成功体験を得られることによって今まで以上に心の余裕を持ってFXに望めるはずです。
少ないロットなら安定したトレードができる
FX初心者は特に目先の利益にこだわりがちです。しかし、5,000円稼げたとか、1万円利確した、などいくら儲かったのかということよりも大切なことがあります。
それは「勝てるトレーダーになる」ということです。ラッキーで1万円勝てても、同じことが二度とできないなら、道で1万円拾ったのと同じことです。
「勝てるトレーダー」になれば、あとからいくらでも大きく稼ぐことはできますから、そうなるまでは、少ない取引数量(ロット)で少額取引を行い、安定して利益が出せるトレーダーになることに集中しましょう。
FXトレーダーの一番の財産は「いくら儲かったか」ではなく「勝てる方法を知っている」ことなのです。
トレードデータを把握する
自分の取引をデータ化していない初心者は多いかもしれませんが、取引のデータ化をするだけで以下のことがわかります。
- どの取引手法が成績が良いか
- どの取引手法が成績が悪いか
- 売りと買い、どちらの成績が良いか
- 何時ころの成績が良く、何時ころの成績が悪いか
- どの通貨ペアの成績が良く、どの通貨ペアが悪いか
このようなデータから、損切りしやすい取引を封印し、勝ちやすい取引「だけ」に集中すれば、FXで成功する確率が高まるはずです。
FX初心者が上級者になるためにおすすめなFX会社3選
FX初心者が上級者になるためにおすすめなFX会社として、次の3社を紹介します。
- MATSUI FX
- GMOクリック証券
- IG証券
これから口座開設を検討しているのであれば参考にしてみてください。
GMOクリック証券|100万以上の利用者がいる人気のFX会社

最小取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア数 | 20 |
スプレッド(米ドル/円) | 0.2銭原則固定 |
デモトレード | あり |
おすすめポイント
- 100万口座達成と、利用者が多い!
- 業界最狭水準のスプレッド
- 3,000円程度から取引できる
- MINKABU「スマホアプリ部門」2年連続年間No.1(※)
人気通貨ペアの狭いスプレッド、人気高金利通貨ペアの高いスワップポイント、操作性、機能性に優れた取引ツールなどなど。業界屈指のFX口座数を誇るだけの理由が、GMOクリック証券にはあります。
※株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド調べ
MATSUI FX|裁量も自動売買も100円から取引可能!

最小取引単位 | 1通貨 |
通貨ペア数 | 20 |
スプレッド(米ドル/円) | 0.2銭 |
デモトレード | なし |
おすすめポイント
- 100円から取引ができる
- サポート体制が充実している
- FX以外の商品が充実(株、投資信託、先物・オプションなど)
- 100円から自動売買取引ができる
松井証券のFXサービス「MATSUI FX」も1通貨単位(100円程度)から取引ができます。なにかと失敗の多い初心者でも、少ない取引数量(ロット)で取引できれば損失を抑えられますから、相場から退場せずに“稼げるトレーダー”を目指せる環境と言えるでしょう。
またMATSUI FXでは、自動売買サービスも提供。レンジ相場に強いと言われる「リピート系自動売買」を1通貨取引できるのはここだけです。
IG証券|通貨ペアの取扱数は業界最多レベル!

最小取引単位 | 1万通貨 |
通貨ペア数 | 約100 |
スプレッド(米ドル/円) | 0.2銭 |
デモトレード | あり |
おすすめポイント
- 業界屈指の圧倒的な通貨ペア数
- FX以外のCFD銘柄が豊富(株式、株価指数、商品、ETF)
- 100%指定レートで約定するノースリッページ注文がある
- ノックアウトオプションを提供
金融の本場、英国のロンドンに本拠地のある金融サービスプロバイダーの「IGグループ」。その日本拠点となるのがIG証券です。
FXのほかにノックアウトオプション、CFDなどのサービスを提供。CFDでは国内国外の株式、株価指数、商品など1万以上の銘柄を扱っており、FXと並行して他の商品にも投資したい人に向いています。
FXサービスで目を引くのは100以上ある通貨ペア。国内のFX会社が取り扱っている通貨ペア数は30前後が平均なので、群を抜いていることが一目瞭然です。マニアックな通貨ペアを探しているなら一度チェックしてみるとよいでしょう。
FX初心者の失敗に関するFAQ
FX初心者の失敗に関するよくある質問を見ていきましょう。
上手く損切りできるようになるためにはどうしたらいいですか?
エントリーと同時に損切りオーダーを入れ、それを動かさないことです。損切りオーダーを入れれば最大損失額が決定されるので、そのリスクを受け入れた後は相場の値動きを見守るだけですから誰でもできます。
損切りばかりで自信がなくなってきました。どうしたら勝てるようになりますか?
一旦リアルトレードを休んで、デモトレードで練習する。もしくは1〜100通貨程度の極めて小さな取引量(ロット)にして取引してみてはいかがでしょうか。
またその取引手法に対して信用できなくなってきてるかもしれません。そんなときは、過去検証を行い、取引手法の優位性を確認することも大切です。
取引中ドキドキして冷静さが保てない場合はどうしたらいいですか?
ポジションサイズが大きすぎる可能性と、取引手法の優位性が確認できていない可能性があります。対策は以下の通りです。
- ポジションサイズを小さくする
- 過去検証を行い、トレード手法の優位性を確認する
いつになったら勝てるようになりますか?
何度も繰り返す負けパターンを止めたときです。
まずは負けを減らすことを意識してみてはいかがでしょうか。
【まとめ】FX初心者は失敗を糧に成長していく
この記事のポイント
- FX初心者は損切りができなくて大きな損失を出すことが多い
- FX初心者は感情的な取引や感覚的な取引など根拠のない取引をしがち
- FX初心者を脱却するには最低1つの勝ちパターンを持つことと自分の取引データを把握すること
- SBI FXトレードとMATSUI FXなら100円でリアルトレードを経験できる
FXの初心者はみな同じ失敗をし、そのあと同じ反省をするものの再び失敗を繰り返します。その失敗のループから抜け出せるかどうかが、FXで成功するポイントと言えるでしょう。
自分の負けパターンを克服するヒントとして、ここで紹介した失敗パターンの対策方法をぜひ参考にしてみてください。