
この記事のポイント
- 日経平均CFDは働いている人にとって投資しやすい商品
- レバレッジにより資金効率よく運用できるが損失が大きくなることもある
- 売却時の利益は株式と種類が異なり、原則確定申告が必要になる
- 証券会社による取扱商品や取引コストの違いは株よりも大きいので注意
「投資をしたいけど個別株に投資するのは難しそう」「普段は働いているので投資ができる時間は市場が空いてない…」と思っている方にもおすすめできるのが日経平均CFDです。
CFDは資金効率よく運用でき、原則いつでも取引できるのでビジネスパーソンにも投資しやすい金融商品ですが、株や投資信託とは仕組みが違う部分もあるので注意が必要です。この記事では日経平均CFDのメリットや、投資する際の注意点について解説します。
目次 ー Contents
日経平均CFDはどんな商品?
日経平均CFDは日経平均株価(日経225)の動きに連動したCFDの商品です。
CFD取引は証拠金を預けることで、その金額よりも大きい取引をすることができ、レバレッジ(てこの意味)取引と呼ばれます。
レバレッジを利用していても損益の基本的な考え方は株や投資信託と同じで、日経平均株価が上がれば利益が出ますが、日経平均が下がれば損失が発生します。
(日経平均CFDを購入した場合。スプレッドや手数料などは除く)
日経平均株価はプライム市場に上場している企業の中から選ばれた225社で算出しており、対象の225社は日本経済新聞社が市場流動性や業種(セクター)のバランスなどを考慮して選定しています。
また、毎年2回(4月と10月)に定期入れ替えが実施されます。
日経平均株価は選ばれた225社の単純な株価の平均というわけではなく、「換算係数」や「除数」といった数字を利用して特別な算出をしています。
簡単に言えば、単純に平均すれば株価が大きい銘柄の影響が大きくなるので、株価の差を小さくし、銘柄入れ替え等の影響がでないよう連続性が維持できるよう工夫されています。
日経平均はTOPIX(東証株価指数)と人気を二分する、国内株式指標として最も利用される指標のひとつです。日経平均はCFDだけでなく、投資信託やETFにも多く利用されています。
日経平均先物との違いは?
日経平均と連動した金融商品として、日経平均先物という商品もあります。
レバレッジを利用できる、売りから取引できるといった点でCFD取引と先物取引は似た点があります。
また、信用取引もレバレッジが利用でき、売りから入ることも可能です。
これらの違いを簡単に説明します。
※手数料や商品などは利用する証券会社や金融機関によって異なりますので注意してください。
CFD取引 | 先物取引 | 信用取引 | |
---|---|---|---|
取引する内容 | 現在の商品の差金決済 | 将来の商品の取引約束 | 現物の取引 |
売買起点 | 買い/売りどちらからも可能 | ||
レバレッジ | 10倍程度 | 10〜30倍程度 | 最大3.3倍 |
コスト | スプレッドなど | 手数料 | 手数料、金利、貸株料など |
取引期限 | なし | あり | あり |
取引時間 | 24時間可能な証券会社もあり | 日中立会 8:45~15:15 夜間立会 16:30~翌6:00 ※日経平均先物の場合 | 9:00~15:00 (現物と同様) |
取引可能銘柄 | 株式CFD、商品CFDなど | 株価指数、商品など | 証券取引所や証券会社が指定した銘柄 |
日経平均CFD(株価CFD)の場合、10倍程度のレバレッジ(証拠金が取引金額の10%)であることが多いです。
先物取引はCFDよりもさらに大きいレバレッジで取引することができることが多く、信用取引の場合はレバレッジは最大でも約3.3倍までという決まりがあります。
取引期限を比較すると、CFDは取引期限がなくずっと保有することができます。一方で先物や信用取引は保有期限があり、逆の決済をしなくてはいけないので取引の自由度はCFDが一番高いといえます。
また、取引可能な時間も違っており、CFDは比較的長い時間取引ができます(夜間も可能)。信用取引は現物と同様で、先物取引は商品によっても取引可能時間が異なります。
CFD取引の仕組みを再確認
CFD取引は実際に現物の取引をするわけではなく、対応する指数に連動した価格の差額を取引します。
実際に取引金額に対して一定の割合の担保(証拠金)を預けることでそれ以上の取引を可能にします。
資産の運用をしていると、日本以外の地域や他の資産へ分散投資したいと考えることが多くなります。
CFDで対象になる商品には、日本の株価指数以外にも米国やイギリス、ドイツといった主要な海外市場の指標に連動しているものもあります。
また、株価指数以外にも金や原油といった商品CFD商品を扱っていたり、株式取引をCFDで行うことができる証券会社もあります。
CFD取引は現物を保有するわけではないので、売りから取引を開始することもできます。
つまり、市場が下落する状況でも利益を出すことができるわけです。
それに加えて、様々な商品の種類があり、取引できる時間も長いCFD取引は様々な投資戦略に対応することができます。
実際にCFD取引で有名なIG証券では株式CFDを含めると10,000以上の銘柄に投資することが可能です。(以下はIG証券で取り扱っているCFD銘柄の一部)
種類 | 対象指数 | レバレッジ(※) |
---|---|---|
株価指数CFD | 日経平均 | 10倍 |
S&P500(米国) | ||
FTSE100(英国) | ||
DAX40(ドイツ) | ||
商品CFD | WTI原油先物 | 20倍 |
金 | ||
シカゴ小麦先物 | ||
株式CFD | 日本株 | 5倍 |
米国株 | ||
英国株 |
証券会社によっても異なりますが、多くの証券会社でCFDの種類によって倍率が異なります。日経平均CFDだけでなく、よく勉強して得意な商品や地域を作っておけば投資の機会を増やすことができるのがCFDの魅力といえます。
日経平均CFDを利用するメリットは?
日経平均CFDで取引する主なメリットは以下の3点です。
- レバレッジで運用の効率が上がる
- 売却から入ることができるので下落時にも対応可能
- 原則いつでも取引可能
この3点について詳しく見ていきます。
レバレッジを利用して効率よく運用できる可能性がある
レバレッジを利用して少ない資金で大きな取引ができるのはCFDの魅力の1つです。
先ほど紹介した通り、日経平均CFD(株式CFD)のレバレッジは10倍程度で取引できる証券会社が多いです。
仮に日経平均株価が29,000円で日経平均CFDも29,000円で取引できるとします。
(実際にはスプレッドや手数料などが影響しますがここでは無視します)
レバレッジを10倍とすれば、29,000円分の取引がしたい場合の最低証拠金は2,900円(29,000円×10%)となります。逆に29,000円の証拠金を預けていればレバレッジ1倍で取引している状態です。
ただし、証券会社によって取引可能な単位が異なる点に注意が必要です。
例えば取引単位がCFD価格の10倍である場合、29,000円×10倍×10%で29,000円の証拠金が必要になります。
この場合、どちらも証拠金は29,000円を預けていますが、後者は取引自体をレバレッジ10倍で行っているため、利益も損失も大きくなります。
売りから入ることができるので、下落相場にも対応できる
投資を始めた頃は基本的に買いから入ることが多いと思います。一般的な金融商品の場合、連動する指標の価格が上昇すれば利益がでるため、市場全体が下落相場になった時には対応しにくいというデメリットがあります。
CFDの場合、売り注文から取引を開始することができるため、下落相場でも利益を上げることができます。
日経平均CFDだけでなく、例えば米国の利下げが始まり今後リセッション(景気後退)により米国株式市場の下落が始まると予想するのであれば、NYダウやS&P500のCFD商品を売りから取引するといった投資戦略も考えられます。
株価指数CFD以外でも個別株に関して業績の予想が得意であれば、株式CFDを売りで利用することも検討してもよいかもしれません。利益をとるためだけでなく、売り取引を低コストで実現できるのはリスクヘッジとしてもメリットがあります。
24時間取引可能な証券会社も 忙しい人でも取引できる
CFD取引は東京証券取引所や米国株式市場で取引する株式やETFよりも長い時間取引することができます。
取引時間は証券会社や取引するCFD種類によって異なりますが、ほぼ24時間取引可能な場合もあります。例えば、GMOクリック証券では日経平均CFDは月曜〜金曜の8:30〜翌7:00まで取引できます。
取引時間が長いということは、取引で利益を得るチャンスも増えるということです。
また、ビジネスパーソンの方だと株価や指数の状況を見ながら取引したいとしても平日の日中帯では難しいことも多いと思います。CFDであればお仕事が終わった後でも自分で状況を確認しながら取引できます。
日経平均CFDのデメリットは?
CFD取引にはメリットもありますが、デメリットもあることを理解してから投資するようにしてください。
特にレバレッジについてはよく理解してから取引しないと大きな損失を被る可能性があります。
- ハイレバレッジだとリスクが大きくなる
- 原則確定申告が必要
レバレッジは損失を大きくする可能性もある
レバレッジをかけて取引するのは少額で効率よく資産運用できる反面、自分が予想した逆の動きをした場合は損失が大きくなります。
レバレッジ10倍で取引するということは、損失も10倍大きくなるということです。
必要証拠金を下回る場合、証拠金の不足を入金する「追証」が発生したり、追証が解消しない場合は強制決済されてしまう危険もあります。
また、相場が急激に動いた場合、元本以上の損失が発生する可能性もあることも理解しておかないといけません。
源泉徴収されないので原則確定申告が必要
株式や投資信託の場合、証券会社の口座に関して「特定口座で源泉徴収あり」を選択しておけば、証券会社で源泉徴収の対応をしてくれるため源泉徴収不要ですが、CFD取引は源泉徴収されないので、原則確定申告が必要になります。
所得金額が20万円以下の場合は申告不要ですが、運用成績の詳細は各証券会社で作成される年間損益報告書(名称は証券会社により異なります)を確認するようにしてください。
CFD取引の損益に関する税務対応は次に説明します。
CFDで利益が出たらどうなるの?
CFD取引をして20万円以上の雑所得が発生したら確定申告が必要になります。
また、損失が発生した場合も確定申告したほうが今後有利になることがあります。以下のポイントは覚えておきましょう。
- CFDの利益は雑所得で株式の利益(譲渡所得)とは違う
- 株式の利益や損失とは損益通算できない
- 損失が発生した時には翌年以降に繰り越し可能
CFDの利益は雑所得
CFD取引で発生した利益は雑所得という種類の所得となります。株式や投資信託などの利益は譲渡所得となるので所得の種類が違います。同じく雑所得となるのはFXや先物取引で生じた利益です。
株式の利益とは損益通算できないので注意
CFD取引の利益は雑所得なので、損失(利益)が発生しても譲渡所得である株式の利益(損失)とは損益通算できません。ただし、同じく雑所得であるFXや先物取引の損益とは内部通算することができます。
損失が出たときは翌年以降に繰り越し可能
CFD取引で損失が発生した場合には最大3年間の繰り越し控除を受けることができます。損失を繰り越すことで翌年以降に発生した利益と繰越した損失を相殺することが可能です。
繰越控除は損失が出た場合に必ず実施しなければならないものではありませんが、損失を繰越すには翌年取引がなくても確定申告を行う必要があります。
参考:No.1523 先物取引の差金等決済に係る損失の繰越控除
日経平均CFDの取引を始めるときの注意点
CFD取引は証券会社によって取引可能な商品やコストが大きく異なるので、どの証券会社を選ぶかは重要なポイントです。
利用する証券会社を選ぶポイント
CFD取引は株の取引よりも証券会社によって違いがあります。利用する証券会社を選ぶ時には以下の3点をチェックするのがよいでしょう。
- 取引可能な商品の種類
- 手数料やスプレッド幅
- 取引ツール(ブラウザやアプリ)の使いやすさ
取引可能な商品は多いほうが投資の選択肢が広がるので、多くの種類を投資できる証券会社のほうが有利です。ただし、取引したい商品が決まっている場合は優先度はさがるので、コストの安さを優先したほうがよいかもしれません。
スプレッドなどの運用コストは証券会社によって異なります。CFD取引では多くの証券会社で手数料は無料で、その代わりにスプレッドが取引コストとなります。
【ワンポイント】スプレッドとは
資産を売買するときの金額の差のことで購入する値段は売却する値段よりも高くなっています。スプレッドは以下のようにBID(売値)とASK(買値)の差を指します。スプレッドの幅が小さいほど取引のコストが小さくなります。また、取引時間などによってもスプレッドが変わる場合があります。
銘柄 | BID(売値) | ASK(買値) | スプレッド |
日経平均CFD | 29727 | 29729 | 2 |
取引ツールは各社によってかなり違いがあります。PCで利用するならブラウザの取引ツール、スマホの場合はアプリを利用することが多くなります。証券会社によってはかなり細かい機能まで準備してくれていますが、機能が多いほど利用方法が複雑になることもあります。
CFD取引は取引ツールで使いやすさがかなり変わります。デモ画面で取引できる機能などを準備している証券会社も多いので、一度デモを利用したほうが証券会社を決めやすくなります。
今後の日経平均CFDの見通しはどうなる?
実際に利用する証券会社を決めたとして、今後日経平均CFDでの取引をしてもよいのかを考えてみましょう。
まず、ここまで説明した通り、CFD取引は売り買いどちらからでも取引開始できるので、相場がどちらに動いても利益を得るチャンスはあります。
ただし、どちらに動くかを正確に予想することは非常に難しいです。
日経平均株価は日本の経済だけでなく米国市場の影響も大きく受けます。一度投資した後にほったらかしにするのではなく、日米の経済や政治の動向にも注意しておくようにしましょう。
日経平均CFDひとつに絞って投資するのではなく、金(GOLD)のように株式とは別の動きをする資産を組み入れて分散投資しておくのもよいでしょう。CFD取引は分散投資先が探しやすい金融商品です。
日経平均CFDで取引できるオススメ証券会社3選
最後に日経平均CFDの取引をするのにおすすめできる証券会社を紹介します。
証券会社 | 取扱銘柄数 | 取扱銘柄種類 | 取引手数料(片道) |
---|---|---|---|
![]() 公式サイトヘ | 17,000 以上 | 株価指数 株式(個別株) 商品 債券 | 無料 株式CFDのみ手数料有り *日本株0.055%、 *米国株1株当たり2.20セント |
![]() 公式サイトヘ | 147 | 株価指数 株式(個別株) 商品 バラエティ | 無料 |
![]() 公式サイトへ | 20 | 株価指数 商品 バラエティ | 無料 |
H3:DMM CFD

取引可能商品 | 株価指数CFD 商品CFD |
日経平均CFDのスプレッド | 7.0 ※取引時間によって異なる |
取引可能時間 | 月曜〜金曜 9:00〜翌6:15 ※銘柄によって異なる |
レバレッジ | 株価指数CFD:10倍 商品CFD:20倍 |
取引ツール | ウェブブラウザ:〇 スマホアプリ:〇 高機能ツール:〇 |
ポイント | 取引応援ポイントサービスあり。 サポート体制が充実。 初心者の方にはおすすめ。 |
公式サイト | ![]() DMM CFD 公式サイトへ |
DMM CFDは、創業27年目を迎え、27社のグループ企業を擁するDMMグループのDMM.com証券が提供するCFDサービスです。(2024年10月時点)
取り扱っている銘柄は株価指数CFDが8銘柄と商品CFDが6銘柄、あわせて14銘柄となっています。他社と比べると少なめですが、多くの投資家が注目している主要銘柄を厳選しており、これからCFDを始めたい方も安心して利用できるでしょう。
出金手数料、入金手数料、ロスカット手数料などあらゆる手数料が無料。取引手数料も無料で、FXと同じように取引時のスプレッドだけが取引コストになっています。
取引するほどポイントが貯まる「取引応援ポイントサービス(1ポイント=1円で現金化可能)」があるので、取引コストをつねに圧縮できます。
また、24時間対応の電話&メールサポートや、CFD業界初となるLINEアプリでの問い合わせ対応など、CFD初心者に嬉しいサポート体制を完備。これからCFDや投資を始めたい方も安心して始められる環境となっています。
IG証券

取引可能商品 | 【17,000以上のCFD銘柄】 株価指数CFD 商品CFD 株式CFD ETF CFD 債券先物CFD ノックアウトオプション バイナリーオプション FX |
日経平均CFDのスプレッド | 7〜(取引時間によって異なる) |
取引可能時間 | 8:00〜翌7:00 |
レバレッジ | 株式CFD:5倍 株価指数CFD:10倍 商品CFD:20倍 |
取引ツール | ウェブブラウザ:〇 スマホアプリ:〇 高機能ツール:〇 |
ポイント | 豊富な取引銘柄。 ノックアウトオプションやバイナリーオプションなどのオプション取引も可能。 |
公式サイト | ![]() IG証券 公式サイトへ |
IG証券の一番のおすすめポイントはCFD取引できる銘柄数が豊富なことです。また、オプションを利用した取引も可能で、日経平均株価もCFD取引だけでなくノックアウトオプションやバイナリーオプションでも取引できます。オプション取引は人気がでてきており、他にも取引できる証券会社は出てきていますが、種類の豊富さはIG証券が上回っています。
IG証券は取引コストもおさえられるためおすすめできる証券会社ですが、初心者向けというよりも自分で考えて投資ができる人向けの証券会社でもあります。口座管理方法や取引ツールなども通常の証券会社のそれとは異なるので、ある程度の慣れが必要です。
IG証券にはIGアカデミーという学習サイトがあるので、CFD取引をするときには一度内容を確認することをおすすめします。IGアカデミーは口座を保有していなくても利用できます。
ノックアウトオプション:ノックアウト価格(自動決済される価格)を超えると自動的にポジションが解消されます。オプション料はノックアウトされる可能性が高いほど低くなるという特徴があり、リスク許容度に応じて取引コストをコントロールできます。
バイナリーオプション:一定時間後に投資商品が設定したレートよりも高いか低いかの二者択一で予測する商品です。考え方が簡単なので人気のオプション取引です。
GMOクリック証券

取引可能商品 | 株価指数CFD 商品CFD バラエティCFD 株式CFD |
日経平均CFDのスプレッド | 1~(常に変動) |
取引可能時間 | 月曜~金曜 8:30〜翌7:00 |
レバレッジ | 株式CFD:5倍 バラエティCFD:5倍 株価指数CFD:10倍 商品CFD:20倍 |
取引ツール | ウェブブラウザ:〇 スマホアプリ:〇 高機能ツール:〇 |
ポイント | 国内店頭CFD取引高10年連続No1。 初心者の方にはおすすめ。 |
公式サイト | ![]() GMOクリック証券 公式サイトへ |
GMOクリック証券は、国内店頭CFD取引高10年連続No1の実績があります。特に初心者の方にとっては、多くの人が選んでいるというのは安心感があるのではないでしょうか。
これからCFD取引を始めてみたいけど、どこの証券会社を選べばいいかわからないという時にはとりあえずGMOクリック証券を選んでみるというのも悪くありません。
初心者向けと言いましたが、取扱商品も日経平均CFDを始め、米国株式指数、金、原油など主要な商品はほとんどそろっています。スプレッドの幅も小さく、コスト面も優れていますので初心者から上級者まで利用しやすい証券会社です。
ブラウザ版だけでなく、デスクトップアプリやスマホアプリもデモ取引を無料で何度でも利用することもできるので、一度さわってみることをおすすめします。国内証券会社らしく、口座開設がスピーディーなのもうれしい点です。
GMO外貨(外貨ex CFD)

取引可能商品 | 株価指数CFD 商品CFD バラエティCFD |
日経平均CFDのスプレッド | 1~(常に変動) |
取引可能時間 | 月曜~金曜 8:30〜翌7:00 |
レバレッジ | 株価指数CFD:10倍 商品CFD:20倍 バラエティCFD:5倍 |
取引ツール | ウェブブラウザ:〇 スマホアプリ:〇 高機能ツール:〇 |
ポイント | TradingViewチャートを利用可能。 初心者の方にはおすすめ。 |
公式サイト | ![]() GMO外貨 公式サイトへ |
東証プライム市場に上場、国内有数の大手ITグループである「GMOインターネットグループ」。そんな上場企業の一員であるGMO外貨では、FX(外貨ex)に加えCFD(外貨ex CFD)とバイナリーオプション(オプトレ!)を提供しており、すべてのサービスにおいて高水準のサービスとなっています。
2023年の開始当初は9銘柄のスタートでしたが、1年後には株価指数、商品、バラエティの全20銘柄に増えており、着々とサービスが充実していることがわかります。
取引手数料はすべての銘柄で無料。最低必要証拠金は株価指数(日本225)なら約4,000円、商品(金スポット)なら約1,800円ほどとなっており、FXの1,000通貨取引と同じ程度の資金からCFD取引を始められます。
【まとめ】先物取引や信用取引との違いを理解して日経平均CFDを利用しよう
この記事のポイント
- 日経平均CFDは働いている人にとって投資しやすい商品
- レバレッジにより資金効率よく運用できるが損失が大きくなることもある
- 売却時の利益は株式と種類が異なり、原則確定申告が必要になる
- 証券会社による取扱商品や取引コストの違いは株よりも大きいので注意
CFD取引は豊富な種類の商品、少額から取引可能であること、ほぼ24時間取引可能といった特性から投資初心者の方や、日中帯には取引できないビジネスパーソンにうってつけの金融商品です。
レバレッジのリスクや確定申告の必要性など理解必須なポイントもあるので十分注意してください。株や投資信託などのメジャーな金融商品とは異なる面もあるので、CFD取引の仕組みを把握してうまく利用していきたいですね。