
この記事のポイント
- SOXLは半導体関連のレバレッジ型ETF
- 2023年の半導体市場は減速すると予想されている
- リスクもリターンも大きいETF
- 長期投資に不向きなので、投資するなら短期が適している
「半導体」という言葉は聞いたことがあると思いますが、具体的にどのようなものかわからない方も多いのではないでしょうか。半導体は私たちが日常的に使用しているPC、スマホ、家電製品、自動車などになくてはならない存在です。現代社会において半導体は私たちの生活に欠かせないものとなっており、そのため株式市場でも半導体関連銘柄は人気を集めています。
この記事では、半導体関連の米国ETFである「SOXL(Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF)」に焦点を当てます。SOXLはレバレッジ型のETFなので、価格変動が大きくリスクも大きくなることがあるため、投資する際にはその特性を十分理解することが重要になってきます。この記事を読んで、SOXLに関する理解を深めてください。
目次 ー Contents
SOXLとは
ティッカー | SOXL |
基準価額(米ドル) | 24.61 (2023/06/12) |
純資産総額(百万米ドル) | 6,147 (2023/05/31) |
分配利回り | 0.49% |
経費率 | 0.77% |
運用会社 | Direxion |
SOXL(Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF)はNYSE Arcaに上場している米国ETFです。NYSE Arcaはニューヨーク証券取引所(NYSE)グループの証券取引所で、多くのETFが上場して取引されています。
SOXLはICEセミコンダクター指数というインデックスの日々の動きの3倍の値動きをするETFです。ICEセミコンダクター指数は半導体関連銘柄で構成されているため、このETFに投資することは半導体銘柄への分散投資効果があります。
【ワンポイント】レバレッジ型ETFとは
対象指数のx倍の動きをするようなETFはレバレッジ型のETFと呼ばれます。レバレッジ型の商品はハイリスク・ハイリターンの特性を持ち、経費率も比較的高くなる(つまり保有コストが大きい)ことも理解しておきましょう。
レバレッジ型の商品は最終的なリターンがx倍になるわけではなく、日々の値動きに対してx倍の動きをします。これは大きなリターンを得る可能性もありますが、損失が大きくなり長期投資にも不向きにもなります。
ICEセミコンダクター指数に連動するETF
SOXLはICEセミコンダクター指数に連動しています。この指数はICE(Intercontinental Exchange)が半導体セクターに分類している中で採用条件を満たした30銘柄で構成されています。
有名な半導体指数としてSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)というインデックスもあります。この2つのインデックスは計算方法や採用条件の違いで、銘柄の構成に若干の違いはありますが、どちらも半導体関連銘柄で構成されています。
もともとSOXLはSOX指数に連動しているETFでしたが、対象のインデックスがICEセミコンダクター指数に変更されました。どちらのインデックスにも重複して採用されている銘柄も多く、投資する際にそれほど気にする必要はありません。日本でも有名な企業でいうと、TSMC(TSM)はICEコンダクター指数には採用されていません。
SOXLの構成銘柄
SOXLの上位構成銘柄は以下のような企業で構成されています。
銘柄名(ティッカー) | 構成割合(%) | |
エヌビディア(NVDA) | Nvidia | 8.8 |
テキサス・インストゥルメンツ(TXN) | Texas Instruments | 7.99 |
ブロードコム(AVGO) | Broadcom | 7.95 |
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) | Advanced Micro Devices | 7.03 |
クアルコム(QCOM) | Qualcomm | 5.82 |
インテル(INTC) | Intel-T | 4.82 |
ラムリサーチ(LRCX) | Lam Research | 4.02 |
アナログ・デバイセズ(ADI) | Analog Devices | 3.96 |
オンセミコンダクター(ON) | On Semiconductor | 3.92 |
アプライドマテリアルズ(AMAT) | Applied Material | 3.89 |
「半導体関連銘柄」と一口に言ってもその種類は多岐にわたります。半導体製品もメモリ、CPU、GPU、イメージセンサーなど、さまざまなな種類があり、関連する企業の種類も設計から製造まで行う企業、設計を行う企業、製造を行う企業、装置を作る企業、テストを行う企業など多様です。
例えば、最も構成割合が高いエヌビディア(NVDA)は設計を手がける会社でGPU(画像処理半導体)が強い銘柄です。
近年ではChatGPTを中心とした生成系AIが注目を集めており、複雑なタスクに対応するために設計されたGPUの大手であるエヌビディアは将来有望な銘柄の最有力候補とされています。
2023年に入り、エヌビディアの株価は3倍近くに上昇しており、時価総額が1兆ドル(約140兆円)を超える状況になっています。
2023年エヌビディア(NVDA)の株価チャート

SOXLと逆の動きをするSOXS
SOXLは対象インデックスと同じ方向に動くレバレッジ型の商品ですが、対象の指数と逆の動きをするETFも存在します。これらはインバース型の商品と呼ばれ、SOXLと逆の動きをするのはSOXS(Direxionデイリー半導体株ベア3倍ETF)です。
SOXSは対象インデックスと逆の動きをするため、半導体市場が低迷するときに大きく上昇することになります。
ティッカー | SOXS |
基準価額(米ドル) | 11.50 (2023/06/09) |
純資産総額(百万米ドル) | 1,361.14 (2023/05/31) |
分配利回り | 2.88% |
経費率 | 0.89% |
運用会社 | Direxion |
下のチャートは、SOXL(赤線)とSOXS(青線)の過去1年間の株価チャートです。2つの線が逆の動きをしていることがわかります。2つの線の下にあるチャートは相関係数を示しており、値が常にマイナス1に近い部分を動いていることが確認できます。
(相関係数がマイナス1というのは、完全に逆の動きをしていることを表します)
SOXSとSOXLの直近1年間の株価チャート

SOXLの今後の見通し・予想は?
それでは、SOXLの今後の展望と半導体市場の見通しについて予想してみます。
正確な予測はできませんが、長期的には上昇傾向が見込まれるものの、短期的には下落の可能性も考えられます。
SOXLの株価チャート
SOXLの過去5年間の株価チャート

上のチャートは直近5年間のSOXLの株価を示しています。2020年前半のコロナショックで大きく落ち込んだ後、2021年末ごろまで株価は急騰し、約15倍の上昇となりました。
しかし、2022年には米国のインフレ抑制のための利上げなどにより、株価は大きく下落し、上昇分がすべて打ち消される状態になりました。
このように、2020年からの3年間で株価が10倍以上に上昇し、その後株価は1/10程度まで下落しています。SOXLの値動きは非常に激しく、注意が必要だということがわかります。
SOXLとS&P500との関係
SOXLとS&P500の株価チャート比較

SOXLは半導体に関連する指数であり、その動きは米国株式市場を代表するインデックスであるS&P500と類似しています。
上の画像はSOXL(赤線:右ラベル)とS&P500(青線:左ラベル)の5年間の株価チャートを示しています。2つのチャートの下は相関係数で、ほとんどの期間で相関係数が1(相関係数=1は2つのチャートが同じ方向に動くことを表します)に近い値を示しています。
※ 値動きの比率が違う点には注意してください。(左右のラベルはスケールが異なります)
このことから、SOXLの今後の見通しを予想する上で、S&P500の動きも重要なヒントとなることがわかります。米国株式市場は日本株よりも長期的な成長性が高いとされており、2023年以降S&P500は上昇基調が続いています。
ただし、2023年中旬から利上げ停止、その後利下げが開始されるタイミングではリセッション(景気後退)が起きる可能性もあり、楽観的な予測には注意が必要です。
2023年の半導体市場は調整局面か
WSTS(世界半導体市場統計)の発表によると、2023年は前年比−10.3%と2019年以来4年ぶりのマイナス成長を予測しており、2022年途中からの需要の失速が続く見込みです。
ただし、すべての半導体製品が悪い見込みというわけではありません。
足元ではスマホやパソコンに利用する半導体は下落が続いていますが、自動車用の半導体や先述した生成系AI向けの半導体は需要が急増しているようです。
半導体市場は10年後が予測しにくい
半導体産業の景気循環は「シリコンサイクル」と呼ばれており、およそ4年周期で好況と不況を繰り返すといわれています。
2023年は半導体にとって不況の年になりそうですが、生成系AIの半導体のように技術革新によって急激に需要拡大も起こりえます。
半導体市場の動きを正確に予測するのは困難ですが、将来的な成長の可能性は非常に高いと考えられます。
SOXLが長期保有には適さない理由を解説
半導体市場は将来的に成長しそうだと考えられますが、SOXLを長期で保有するのはあまりおすすめできません。SOXLのようなレバレッジ型ETFが長期投資に適さない理由も理解しておきましょう。
レバレッジ銘柄の特徴 長期で保有するほど下落していく
レバレッジ型のETFは最終的なリターンがx倍になるわけではありません。日々の値動きに対してx倍の動きをするため、株価が上げ下げを繰り返す場合、日を跨いで保有するほど対象インデックスから乖離していきます。
2倍のレバレッジ型ETFの動きをシミュレーションしてみます。
指数 | 基準日 | 1日目(騰落率) | 2日目(騰落率) |
---|---|---|---|
対象インデックス | 100 | 125(+25%) | 100(−20%) |
レバレッジ型 | 100 | 150(+50%) | 90(−40%) |
対象のインデックスが1日目に+25%、2日目に−20%の動きをしたと仮定します。すると、株価は100に戻りますが、レバレッジ型の株価は90まで下がってしまいます。これがレバレッジ型の商品が長期投資に不向きな理由の1つです。
レバレッジ型やインバース型の商品はどちらか一方に動く場合にはリターンも大きくなりますが、逆方向に動く場合だけでなく、ボックス圏内を動く場合にも弱いことがわかります。
高い経費率
レバレッジ型のETFは経費率も比較的高くなっています。
SOXLの経費率は0.77%なので、下表のように人気がある米国ETFと比較しても保有コストは高めです。この経費率は長期で保有するほど株価の上昇に制限がかかる要因になります。
ETF | 経費率 | 備考 |
SOXL | 0.77% | 半導体関連のレバレッジETF |
VOO | 0.03% | S&P500に連動するETF |
QQQ | 0.20% | NASDAQ100に連動するETF |
経費率はETF運用会社が運用費用として受け取る費用で、ETFの資産から差し引かれます。つまり、経費率が高いETFは純資産が減少し株価の下落につながるため、長期保有を考える場合は経費率が低いETFを選ぶのが基本的な考え方とされています。
SOXLに投資する際のポイント
SOXLに投資するポイント
- ハイリスク・ハイリターンな商品であることを理解しておく
- 長期投資は不向きなので短期投資のほうがよい
- 売買のタイミングはテクニカルを見てもよい
ここまで説明した通り、SOXLはハイリスク・ハイリターンの典型的な商品で、レバレッジの特性を活かした高いリターンを期待することができる商品ですが、その一方で損失が大きくなる可能性があります。
レバレッジ商品の性質上、長期投資は適しておらず、どちらかに動くタイミングを見極めて短期で投資するほうが良い銘柄です。(短期と言ってもデイトレードやスキャルピングをするべきというわけではありません。)
基本的な投資判断はファンダメンタルズが重要となりますが、売買タイミングを決めるのにはテクニカル指標も利用してよい銘柄といえます。
SOXLに投資する方法
SOXLに投資するには大きく分けると「現物取引」と「CFD取引」の2種類の方法があります。それぞれの方法を簡単に説明します。
現物取引
いわゆる一般的な米国株式(米国ETF)の取引で、大手ネット証券などであれば簡単に取引できます。
通常の口座開設のほかに、外国株式取引口座も必要になります。外国株式取引が可能な証券会社であれば、一般的に外国株取引のページなどで口座開設の案内が用意されています。
米国株式は1株単位で購入できるため、購入に必要な概算価格は「株価×ドル円為替相場」となります。
例:株価25ドル、1ドル=130円なら、25×130=3250円
上記の購入価格とは別に取引手数料と、為替手数料(1ドルあたり25銭程度が一般的)が必要になります。
CFD取引
CFD取引とは、差金決済(Contract for Difference)のことで、現物の取引を行わず、購入時の価格と売却時の価格の差額だけで取引する方法です。
CFD取引ではレバレッジをかけて取引できるため、少額でも効率よく資金運用することが可能です。(最大倍率は会社や商品によって異なります)
また、CFD取引の場合、売りから入ることができます。相場が下落基調でも利益を狙うことができるのはメリットの1つといえます。
CFDは米国株(ETF)だけでなく、S&P500などの株価指数、金や原油などの商品も取引できる証券会社もあります。大手ネット証券でもCFD取引はできますが、IG証券やGMOクリック証券、DMM.com証券といったCFD取引に特化した証券会社を利用する投資家も多く見られます。
SOXLに投資するのにおすすめの証券会社
SOXLに投資するのにおすすめの証券会社を4社ご紹介します。
現物取引を希望しているならSBI証券と楽天証券が、SOXLをCFDで取引するならIG証券とGMOクリック証券がおすすめです。
IG証券

取引可能商品 | 【17,000以上のCFD銘柄】 株価指数CFD 商品CFD 株式CFD ETF CFD 債券先物CFD ノックアウトオプション バイナリーオプション FX |
日経平均CFDのスプレッド | 7-30(取引時間によって異なる) |
取引可能時間 | 8:00〜翌7:00 |
レバレッジ | 株式CFD:5倍 株価指数CFD:10倍 商品CFD:20倍 |
取引ツール | ウェブブラウザ:〇 スマホアプリ:〇 高機能ツール:〇 |
SOXLをCFDで取引したい場合、IG証券がおすすめです。
SOXLのCFD取引では最大5倍のレバレッジをかけることができるため、より効率的な資金運用が可能になります。
さらに、株式指数CFDや商品CFDなど一風変わった商品の取り扱いも多くあります。最近人気のあるノックアウトオプションやバイナリーオプションなどのオプション取引も可能です。
CFD、オプション、FXなどを含めると取引可能な銘柄は17,000種類を超えており、上級者の方にも満足していただける証券会社です。大手ネット証券では取引しにくい銘柄でも、IG証券を利用すれば取引することができるかもしれません。
SBI証券

投資信託 | 2,649本 |
つみたてNISA | 195本 |
外国株 | 米国株(5,500銘柄超)、中国株含め9か国 |
米国株取引手数料 | 約定代金の0.45%(税込0.495%) 最低手数料:0ドル 上限手数料:20ドル(税込22ドル) |
IPO実績(2022年) | 89社 |
ポイント | Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALポイント |
その他のサービス | 住信SBIネット銀行との連携が便利 |
「どこの証券会社で口座開設すればよいかわからない…」このように迷っている人に最初におすすめしたいのがSBI証券です。
取り扱い銘柄数が多く、投資信託数、米国株銘柄数、IPO実績などほとんどの商品が証券会社の中で最大規模の取り扱い数を誇っています。
さらに、SBI証券では債券や先物、FXなど、取引できない金融商品はほとんどありません。米国ETFを取引したいけど、国内株やNISA口座にも関心があるといった要望があるなら、SBI証券はそれらの要望に応えてくれます。
また、SBI証券を利用するなら、住信SBIネット銀行と連携(SBIハイブリット預金)すると資金移動がスムーズになるので便利。さらに、住信SBIネット銀行で外貨積立をして自分自身で米ドルを調達し、外貨決済で米国ETFの取引をすれば為替コストを抑えることも可能です。
GMOクリック証券

取引可能商品 | 株価指数CFD 商品CFD バラエティCFD 株式CFD |
日経平均CFDのスプレッド | 1~(常に変動) |
取引可能時間 | 月曜~金曜 8:30〜翌7:00 |
レバレッジ | 株式CFD:5倍 バラエティCFD:5倍 株価指数CFD:10倍 商品CFD:20倍 |
取引ツール | ウェブブラウザ:〇 スマホアプリ:〇 高機能ツール:〇 |
ポイント | 国内店頭CFD取引高10年連続No1。 初心者の方にはおすすめ。 |
公式サイト | ![]() GMOクリック証券 公式サイトへ |
GMOクリック証券は、国内店頭CFD取引高10年連続No1の実績があります。特に初心者の方にとっては「多くの人が選んでいる」というのは安心感があるのではないでしょうか。
取扱商品も日経平均CFDを始め、米国株式指数、金、原油など主要な商品はほとんどそろっています。スプレッドの幅も小さく、コスト面も優れていますので初心者から上級者まで利用しやすい証券会社です。
SOXL(米国半導体ブル3倍ETF)の口座区分はバラエティCFDで、最大レバレッジ5倍で取引できます。
ブラウザ版だけでなく、デスクトップアプリやスマホアプリもデモ取引を無料で何度でも利用することもできるので、一度さわってみることをおすすめします。国内証券会社らしく、口座開設がスピーディーなのもうれしい点です。
GMO外貨

名称 | GMO外貨 |
取引手数料 | 無料 |
取扱銘柄 | 株価指数CFD:10種類 商品CFD:12種類 バラエティCFD:1種類 |
レバレッジ | 株価指数CFD:10倍 商品CFD:20倍 バラエティCFD:5倍 |
取引ツール | 外貨ex CFD |
公式サイト | ![]() 公式サイトはこちら |
東証プライム市場に上場、国内有数の大手ITグループである「GMOインターネットグループ」。そんな上場企業の一員であるGMO外貨では、FX(外貨ex)に加えCFD(外貨ex CFD)とバイナリーオプション(オプトレ!)を提供しており、すべてのサービスにおいて高水準のサービスとなっています。
2023年の開始当初は9銘柄のスタートでしたが、1年後には株価指数、商品、バラエティの全23銘柄に増えており、着々とサービスが充実していることがわかります。(2024年10月時点でSOXLはまだありません)
取引手数料はすべての銘柄で無料。最低必要証拠金は株価指数(日本225)なら約4,000円、商品(金スポット)なら約1,800円ほどとなっており、FXの1,000通貨取引と同じ程度の資金からCFD取引を始められます。
楽天証券

投資信託 | 2,627本 |
つみたてNISA | 192本 |
外国株 | 米国株(4,900銘柄超)、中国株含め6か国 |
米国株取引手数料 | 約定代金の0.495%(税込) 最低手数料:0ドル 上限手数料:22ドル(税込) |
IPO実績(2022年) | 65社 |
ポイント | 楽天ポイント |
その他のサービス | 楽天銀行や楽天カードなど楽天グループサービスを利用するのがお得 |
楽天証券の大きな特徴は、楽天グループサービスを利用することでメリットが大きくなること。そのため、楽天経済圏を利用している人には特におすすめと言える証券会社です。
楽天銀行と連携(マネーブリッジ)、楽天カードのクレカ積立と楽天キャッシュでの買付など楽天グループ内でのサービスが充実しています。これらを利用するとSPU(スーパーポイントアップ)によるポイント付与率の向上が期待できます。
楽天証券の取引だけでなく、楽天市場のお買い物でもポイントが効率的に獲得できるというメリットまでついてきます。
また、楽天証券は2023年4月17日から単元未満株(かぶミニ)の取引が可能になりました。
これまでは単元未満株の取引ができなかったため、少額しか投資資金がない人にとっては利用しにくい証券会社でしたが、この変更により、少額投資家でも利用しやすい証券会社となりました。
【まとめ】SOXLに投資するなら短期で
この記事のポイント
- SOXLは半導体関連のレバレッジ型ETF
- 2023年の半導体市場は減速すると予想されている
- リスクもリターンも大きいETF
- 長期投資に不向きなので、投資するなら短期が適している
SOXLは半導体に関連するETFです。ChatGPTなど生成系AIによる需要増など今後も半導体市場は成長していくと考えられます。ただし、2023年の半導体市場や米国株式市場は下落リスクもありそうということには注意が必要です。
また、SOXLはレバレッジ型のETFであり、長期的な投資には不向きな銘柄でもあるので、少額で短期の投資から始めてみるのがいいかもしれません。